携帯・デジカメ

携帯の画面より脆い電子マネー

某所で携帯電話をコンクリの上に落っことし、画面だけを破損してしまった。
本体は動くが、画面に何も映らないので操作のしようがない。

結局ショップにて修理をお願いすることに。
「安心なんちゃら」に入っていた(正確には、解除し忘れていた)おかげで、
おそらく無料で直せるのではないか、とのこと。
このところいろいろ入り用だったのでこれは助かる。

…なんて言っている場合ではなかった。
壊れた携帯を速攻で持って行って、ハイお願いね…では済まなかった。

何が面倒だったかって、「おサイフケータイ」の処理だ。

携帯の修理前に、ショップでは「Felicaデータを消去」することになっており、
「電子マネーをいったん業者側に貯めておく」手続きを、
ユーザーでやれ、というご指示をいただいた。

それが出来ないうちは修理は受け付けられない、
受け付けてもいいけど電子マネーは消えますよ、ということらしい。

ショップでなにかボタンを押せば、
自動で電子マネーを保存してくれるような仕組みではないのだ。

電子マネーは携帯電話の中に入っているものであり、
携帯を修理すると言うことは、その「現ナマ」も預けてしまうことになり、
業者が使ってしまったりするリスクがあるので危ない、という考え方のようである。

それにしても…「Edy」「nanaco」「WAON」それぞれに電話で連絡しなければならなくて、
これに骨が折れた。なんたってこの3社、やり方がいちいち違うのである。

共通しているのは、修理されて戻ってきた携帯電話で、
もう一度それぞれのアプリをインストールし直さねばならないことだが
その先がいろいろ違うようである。

「WAON」は、「残高とポイントのデータはすべてこちらで管理しておりますので」…とのことで
修理から戻ってきたら電話と携帯だけで手続きできるとのこと。
「nanaco」は、引き継ぎ番号とやらを教えられ、それを入力しなければならない。
書類を郵送手続きする必要がある。
「Edy」は書類を郵送する上に、手数料も105円いただきます、という。殿様商売か?
しかもサポート電話は19時で店じまい。おかげで携帯の修理依頼が1日延期してしまった。
nanacoのサービスセンターは24時間OKだったぞ。

いずれも電話の先のお姉さん?に手続き方法をいろいろと教えてもらったが、
当然覚えきれるものではない。各社のサイトにやり方は書いてあるけどね。

ちなみに壊れた携帯を修理する間、
代替機を貸与されたが、これに電子マネーを入れることは難しい。

理論上は可能であるが、上記のように郵便で手続きを踏んでいる間に、
直った携帯が修理から戻ってきてしまうので、
二度手間、三度手間になるためである。
(なおWAONは郵送手続きがないので、代替機でも使えそうである)

なんかもっと簡便な仕組みが作れませんか、ソニーさん。
(Felicaを発明したのはソニー)

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IBCチャネル

IBC岩手放送が、NTTドコモ「iモード」向けのサービス「iチャネル」内に
「IBCチャネル」を2月8日に設置すると発表した。(ニュースリリースITPRO

全国初!24時間配信と謳う。
(まあ機械任せだから24時間は当たり前なんだけども)
絵を見ただけでは、公式ケータイサイトと何が違うのかよくわからないが、
「iチャネル」初、というのが売りになっているらしい。

公開されている告知CMによれば、
IBCが取材したニュースが、自動で携帯電話の画面に
ティッカー表示されるようになるという。
要は、自分で見に行く操作をしなくても、岩手県のニュースが見られるようになる、
というもののようだ。

「iチャネル」は、昔マイクロソフトが流行らそうとした「プッシュ型サービス」
のようなもので、情報を取りに行くのがおっくうなユーザ向けに、
適宜、情報を送りつけてくるサービスのようである。
これにIBCが全国で初めて乗っかった、ということのようだ。

au、ソフトバンクにも同様のサービスがあるが、
iチャネルは現状150円を毎月徴収する。
なおIBCチャネルは個別の利用料金を取らないという。

今般、この新サービスを始めるIBCは、
これまでも、ツールバーや動画サイトなど、
インターネットやパソコンを使ったいろいろな取り組みを始めているのだが、
どれもこれも長続きせず、失敗の繰り返しのように感じていた。

まあそれでも、(これも全国初と称していた)ポッドキャスティングは地道に続けているし、
種々の取り組みによって、本業に役立つメリットを創出、享受しているのだろう。

今回のニュースリリースには、
盛岡市内の企業「プラスプラス」と共同開発、とあり、
このシステムを他の放送局へ売り込みすることを前提としているようにも見える。

個人的には、IBC岩手放送は古いものを大事にする、
逆に言えば新しいものを取り入れたがらない体質があると思う。

まさに、「鈍牛放送局」の名がふさわしいと思うのだが、
IT分野に精通した社員が(成功続きとは言えなくとも)次々と矢を放つ様子は
「鈍牛」とはほど遠く、見ていてすがすがしく見えるところもある。

なにしろ「IBCソフトアルファ」という子会社もあるIBC。
今後も、新機軸を打ち出していってほしいものである。

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おサイフケータイ

iPod、デジカメ、携帯電話…
これらが全部いっしょならなぁ、と思うことがよくある。

いや、実際にはあるんですけどね。
カメラ付きで、音楽再生機能のある携帯電話は。
まあカメラも音楽プレーヤー機能も中途半端な感じがして、
結局別々に持ち歩くことになるのだけれども。

そんな中、いまもっとも注目されるケータイの機能が
「おサイフケータイ」であろう。
電子マネー機能を持つ携帯電話だ。
コンパクトくらいの端末に電話をかざすと
音がして、決済できるのだ。

岩手では電子マネーを使っている人はほとんどいないが、
都内ではコンビニで使っている人をよく見かける
(携帯以外にも、SuicaとかEdyを使っている人もいるが)。

現金を持たなくてもいいおサイフケータイ、
とても便利なのだが、
個人的にはどうも尻込みしてしまう。

「落っことすと怖い」のだ。
悪用されてしまいそうで。

じゃあ落っことさなきゃいいではないか、と言う人もいるかも知れない。
「あなたはそんなに頻繁に財布を落とすのですか」と。
そんなことはないけれど、万が一ということもある。

おまけに、おサイフのみならず、個人情報(電話帳とかメールとか)ぎっしりだし、
カメラも音楽も、ゲームまでもついているとなれば、
落として誰かに持って行かれると非常に痛いのだ。
おまけに悪用なんかされたりしたら目も当てられない。

携帯電話が次から次へと機能を搭載し、
PDA相当の機能なんかは常識になり、カメラ、音楽、そして電子マネーと
いろいろなものを吸収した総合デジタルガジェットへと変貌しつつあるが、
紛失という「所有する人間の過失」まではカバーしきれないのではと思ってしまうのだ。

まあ、携帯電話アレルギーを抱いていた人が
みなケータイをやり出したのと同じで、慣れてしまうのかもしれない。
一度手にしたら、その便利さにとりこになって、
「なくしてもなんとかなるだろう」みたいに思うのかも。
(それ以前に、指紋認証とかで紛失時も安心、みたいになるのかな)

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