音楽

輝け!主婦バンド

仕事のため週末からきょうまで東京滞在。

昨日の夜は、銀座にて「輝け!主婦バンド」を観劇。
場所はル・テアトル銀座。

今朝、スポーツ新聞でも取り上げられていて(スポニチ報知
「見た芝居が記事になる」ことに驚く
(まあ、盛岡でもあり得ることではあるが)。

数日前にチケットを予約したが、
ほかのお芝居では完売しているものも多い中、
チケットを確保できた作品である。
(当日もちらほらと空席があった)

主婦4名によるバンド結成~初ライブまでを描いている。

主演はエド・はるみ
同級生の幼なじみに杏子(元バービーボーイズ)。
ふとしたきっかけでメンバー入りする若い主婦に中澤裕子
そして「プロ経験者」としてリーダーシップを取る謎めいた女に秋野暢子。(*)

*ネタバレ
 秋野演じる女はプロ経験者ということで威張り散らすが、
 ステージ直前になって誰よりも弱音を吐き出し、
 結局プロでもなんでもないことを暴露。年齢もごまかしていて、
 最後にはカツラも取ってしまうお楽しみシーンがある。

ここまで来てピンと来た人は多いと思うが、
ハウスの「カレー鍋」のCMそのままのキャスティングである。
というかこの作品のスポンサーもハウス食品で、
そこからCM化したようである。
(劇中でも、鍋を食べるシーンがしらじらしく挿入されている)

エド、杏子、中沢はそれぞれ素のタレントであることを生かした
セリフやシーンが用意されている。
(ただ、杏子は原作の通り「オンチ」という設定になっているが)

ほか、エドの夫役にモト冬樹。
「このシャンプー使わないとハゲるんだ」などアドリブを炸裂させていた。

エドが勤めるコンビニのオーナーに酒井敏也
(バンドメンバー募集のイラストを描くシーンがあるが、
美術に造詣の深い酒井本人が描いたものと思われる)。

このほか高校生・予備校生役の若い俳優(エンディングで演奏も披露)含めるとキャストは10名。

主婦たちのバンド活動を、主にエドの家庭環境を通して
滋味深く描き出している。
クライマックスがちょっとクサい感じもあったが、
後述の生演奏が、客席をうまく巻き込んで、よい芝居に仕上がっていたと思う。

主婦バンドがディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」の
ライブを行うところが物語のキモとなっているのだが、
これが生演奏となっており、
エドら主要キャスト4名が本当にステージ上で演奏するのが見ものとなっている。

主婦4人がステージを終えると、
夫のモト冬樹が「元バンドメンバー」だったという設定で、
他のキャストともに「ハイウェイスター」をライブで演奏、
超絶ギタープレイを披露。

これら生演奏では客席のボルテージも上がり、手拍子の嵐。
劇の終了後のカーテンコール(緞帳は下りなかったが)では拍手が鳴りやまず、
キャストは都合4回くらいステージに上がったり下がったりを繰り返していた。

正直、初日と言うことでセリフ間違いが目立っていたが、
演奏については、逆にアマチュアらしさが出ていてよかったと思う。
「初日が出る」までがんばるのだろうが
できればこれ以上うまくならないでほしい気も。

とくに、「スモーク・オン・ザ・ウォーター」の
例のリフについては、エドの演奏は終始スタッカート気味で
堅い感じが出ていたが、これがアマっぽくてよかったのだ。

題材はハードだが、中身はほんわかとした芝居であった。

こういう演劇がいつでも見れる…東京っていいなぁ。

※「わたしの鍋は カレー鍋~♪」のCMソングのインストが
 テーマ曲風に使われていたが、これを演奏してほしかったな。

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ここでもマイナーなイワテケン

新潟在住の「ヒルクライム」が、紅白歌合戦出場を目指しているという記事(デイリー)。
地方在住では「GReeeeN」が福島の歯医者さんによるグループであることが
知られているが、IT時代では地方でも成功できる確率が高まっているといえるだろう。

記事では「J-POPで紅白出場歌手を輩出していない県は新潟を含め3県だけ」
と書かれている。

で、悪い予感は的中。
J-POPで出場者を輩出していない県は
「新潟と、岩手、石川」と記事にあった。

雪かきばっかりしとるから、歌う暇もないねんな、ハハハ…。
神戸の夜景を見ながら、
デイリースポーツの記者があざけ笑う姿が目に浮かぶようだ。

我が岩手からの紅白歌手といえば、
演歌では千昌夫、新沼謙治、
それと「私の人生暗かった」の藤圭子(宇多田ヒカルのママ)が思いつくけれど、
そういえばJ-POPでは岩手出身者はいないなぁ…。

岩手でも、ポップスシーンのアーティストが生まれていないわけではない。
ただ、ブレイクという段階にはいまひとつたどりつけていなかったりする。

STGM(紫波出身)はいまいちメジャーになりきれていない。
しかも片方引退してるし。

松本哲也(奥州市出身)はイナカで稼いでばかりだし。
まあ、自伝映画「しあわせカモン」をきっかけに、
全国で注目を集めそうではあるのだが…。

ポップス界では「福生の仙人」大滝詠一が奥州市出身だったりするが、
山下の達っつぁんと同じでテレビをいやがるし、
万が一NHKホールのステージに立ったとしても、
お客がみんなウド鈴木と間違うに決まってるし(笑)

やっぱり若い芽に期待するよりないか。
なんだかんだ言っても、紅白にはまだまだステイタスはある。
岩手のシンガーよ、石川県よりも先に立ち上がれ!

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地平を駈ける獅子を見た ~松崎しげる名曲撰

きょう行われたドラフト会議で、西武ライオンズが
あの菊池雄星投手(花巻東)との交渉権を獲得した。(朝日

本人も前向きなコメントをしており(読売)、
問題がなければこのまま西武ライオンズ入りすると思われる。

それを記念して?以前書きためておいたこの記事をアップし
菊池君の活躍を(ひねくれた形で)お祈りするものです。

***

西武ライオンズを巡る環境は激変しているが、
いまもこの曲は、西武ライオンズの球団歌として健在である。

この曲が西武デパートや西友でエンドレスで流れるのが
秋の風物詩、という方も多い。
まさに「埼玉ソウルメロディ」。

「愛のメモリー」と並ぶ、松崎しげるの代表曲と言われたりもするが、
常日頃「愛」を歌うことが多いマツにあって、
「白球を追いかける戦士たち」を歌っているこの曲は、異色ともいえる。

作詞は阿久悠、作曲は小林亜星、編曲は高田弘。豪華な布陣である。
すでに故人となった阿久の歌詞はケレン味がある。
なんたってタイトルからして「地平を駈ける獅子を見た」だもの。

そして決め手のフレーズが「ミラクル元年」。
昭和が終わることを誰も予期していなかった時代に、
「元年」を歌詞に据えた阿久悠の発想の凄さ。

さらに、なんといっても小林亜星のキャッチーなメロディ作り。
「奇跡を呼んで~」の「♪で~」が白眉。

西城ヒデキを投げ飛ばす寺内貫太郎のように、
聴衆の期待する予定調和を豪快に床にたたきつける亜星の技が炸裂する。

「ライオーンズ、ウォウウォウウォウラーイオンズ」の繰り返し、
最後に「ラーイオーーーーンズ」の雄叫び。

伸びやかにも程がある、松崎しげるの魅力を生かし切った曲を編んだ
阿久・小林の「北の宿から」コンビに負けじと、
匠・高田弘は女声コーラスを効果的に使い、
ダイナミックなアレンジを仕上げている。

この曲一発で、明太子風味の球団は一気に十万石饅頭風味に変わり、
そして清原の「だんじりエキス」がこの曲に深みを持たせた。
堤義明の計算深さなどはみじんも感じさせない。

空青く、風白く、地は緑。
そんな片田舎を疾走する黄色い電車とともに、しげるの歌声が響き渡り、
埼玉に西武ライオンズあり、を印象づけた。

灼熱の太陽がしげるの肌を茶色く焦がす中でも、
埼玉には爽やかな風が吹き抜けていく。

巨人がなんぼのもんじゃい、阪神なんか田舎じゃボケーィ。
埼玉こそが日本の理想郷さ、としげるは熱く暑く歌い続け、
そして西武ライオンズは日本一を勝ち取るのだ。

***

菊池雄星投手が新天地・埼玉で活躍されんことを。

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真夜中のエレベーター~松崎しげる名曲撰

1976年リリース。「私の歌」C/W。

イングリッシュホルン(コールアングル、コーラングレ)の
悲しげな音色が叙情を誘う。

マツ第2のふるさと・埼玉県(*)では、この曲のイントロが、
某民芸品店CMのBGMとして非常に有名である。
 * 理由が分からない人にヒント…「ミラクル元年」。

別れの歌である。
エレベーターで女の部屋を去る、男の切ない心情が描かれる。

エレベーターがあるくらいだからマンションであろうか、
いやもしかしたらホテルかなぁ?、と余計なことを考えつつ、
複雑なメロディラインのサビをさらっと歌いこなすあたりに、
松崎しげるの力量を感じずにはいられない。

1番のあと、イントロと同じ旋律の間奏をコーラングレが奏でる。
セリフを入れたくなるような感覚に襲われるが、
『演歌は嫌い』と公言するマツ、そんなマネはしない。

2番を歌い終わると転調して、もう1回サビを歌うのだが、
その直前に、悲嘆に暮れるかのような『ため息』が入る。
この表現力があってなぜ、一発屋呼ばわりされるのか不思議でならない。

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16ビート・センセーション~松崎しげる名曲撰

「愛のメモリー」でしか松崎しげるを語れないなんて、
クリープを入れないコーヒーみたいだ。

いや、俺はしげるのように真っ黒いコーヒーが好みなんだが。

というわけで(?)松崎しげるの知られざる名曲をご紹介する不定期コーナー。
第1回は「16ビート・センセーション」である。
「トミーとマツ」でおなじみ、「ワンダフル・モーメント」のC/W。

作曲は「レディーボーデン」「きのこの山・たけのこの里」
「ニュースセンター9時」「大激闘マッドポリス80」「俺はご先祖さま」の大野雄二御大
(あ、そうそう「ルパン三世」もね)。

ミズノ(美津濃)のスキーブランド「ブルーインパルス」のCMソングだそうである。

コマソンの2大巨頭・大野雄二と松崎しげるが手を組んだこの曲。
方やジャズ畑の大野御大、方やバラードの化身・しげる。

その化学反応、今風に言えばケミストリーの結果、
こんなロックナンバーに仕上がってしまうのダ。

作詞は、泉谷しげるを世に送り出した門谷憲二(布施明「君は薔薇より美しい」でも有名)。
歌う歌をすべからく濃い茶色に染め上げるしげるも、
この曲では珍しく「雪は白い方がいい」と、真っ白い冬を強調している。
しかし曲自体は真夏のように暑苦しい。

いやぁ、スキーほどロックなスポーツもあるまいて。
クソ寒い中、重装備で出かけていって、
板きれに乗っかって、一歩間違えりゃ命がけのプレイに興じる。
(事実毎年、誰かが木にぶつかって死んでいる)
これが16ビートじゃなくてなんなんだ。

時速100キロで進むスキーヤーを、
しげるは「俺を好きなら、この愛に遅れるな」と急がす。

さらに、「ありふれた優しさだけの愛なら、
掃いて捨てるほどあるさ」と、しげるは言い切る。
夜の帝王、松崎しげるは、ノロノロな愛などいらない、
16ビートを刻みながら本気でついてこい、とアドバイスする。

お気楽な夏の4ビートなんか本気の恋じゃねぇ、
16ビートの鼓動で攻めてこい。俺も本気で答えるぜ。

その本気に大野御大も見事に答えきり、
氷点下の雪景色でも暑苦しい、しげるの「ハイテンション愛」が見事に具現化している。
ナイスな70年代末期の香り満載の佳曲である。

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西部警察サウンドトラック

テレビ朝日系・石原プロモーション制作の伝説の刑事ドラマのサントラ盤、
テイチクの3枚組「MUSIC CLIPS OF 西部警察」。10年前発売されたもの。
今回は申し訳ないがレンタルで借りた。

実は「西部警察」はほとんど見たことがない。
本放送を見た記憶はなく(岩手では放送されていなかったと思う)、
10年前に全国で再放送されたときも、
リアルタイムの視聴経験がなかったため、食指は動かなかった。
見ときゃよかったな。後悔。ま、それはおいといて。

PART1のザ・ホーネッツ、PART2の高橋達也と東京ユニオンの
それぞれのサントラがテーマ曲や挿入歌とともに収録されている。
この3枚組でもフォローしきれず、後年、高島幹雄が
コンプリートCD「西部警察ミュージックファイル」を編んでいる。

PART1の劇伴は、テーマ曲やブリッジなどを書いた宇都宮安重のほか、
アップテンポな曲を中心に石田勝範の2名が作曲している。

PART2・3は、テーマ曲「ワンダフル・ガイズ」をはじめとして、
ご存じハネケンこと羽田健太郎が書いている
(「題名のない音楽会」や「マクロス」などで有名。
東北の人は「メガネの相沢」のCMも記憶にあるのでは)。

この2期それぞれの楽曲は、みごとに作風も異なっている。

PART1の場合、シンセサイザーを縦横無尽に取り入れ、
アドリブ奏法による演奏に重点を置いた結果、
ドラマのBGMとしての役割を果たしている一方で、
曲単体で聴いた時には、あまり強い印象を残さないものが多い。
(石田勝範の曲はテンションが高く、それなりに聴かせてくれるが)

ハネケン作のPART2・3の楽曲は、シンセは前面に出さず、
生楽器や、エレキギターが中心で、自己主張が現れている。

ジャズそのまんまのような曲も多く、
ビッグバンド・東京ユニオンの魅力を最大限に生かしている。

アニメの仕事も多かった羽田だけに、戦隊モノと間違うような曲もある。
あまりハネケンサウンドに詳しくないので威張れたことは言えないが、
ハネケンは意表を突くメロディラインが得意なのかな、と感じた。
クラシック=旧来の音楽をさんざん学んだ結果、
「ツボ」が分かってしまったのかも。

サントラの合間には、名前も聞いたことのない女性歌手による歌が数曲。
ポップス調の歌謡曲路線で、挿入歌として使用。
歌唱者顔だしのタイアップが定番だったそうだ(特捜最前線もそういうのあったっけ)。

圧巻なのは「ワンダフル・ガイズ」をポップスにアレンジした
「風の招待状」(井上美恵子)。
曲の感じと声質から、大橋純子が歌っているのかと思ってしまった。

まあ、原曲に慣れきっていると、このメロディをポップス調にされても
違和感バリバリなのだが、曲単体では普通のポップスに仕上がっているのが不思議。

そしてなんといっても我らが石原裕次郎の歌。
エンディングや挿入歌として使用された模様。

裕次郎は激烈に歌が上手いわけではないのだが、声質が圧倒的に素晴らしい。
見事に演歌っぽい曲もあるのだが、
あの歌声ではすべてが「裕次郎ムード」になってしまう。

爆破だ戦車だ銃撃戦だ、と勇ましいイメージばかりが残る「西部警察」だが、
ウェットな雰囲気の曲のほうがむしろ多く、
そんなメリハリのきいた音楽も、番組の人気を押し上げた一因だったのではないか。
そしてその白眉が、エンディングの裕次郎の歌曲だったはず。

いいドラマにはいい音楽。西部警察はアクションだけじゃなかったのだ。

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艶っぽすぎる増位山

お相撲さんの歌謡番組って今もあるんですかね?

力士が歌が上手い、というのは定説であるが、
ナンバーワン格といえば「増位山太志郎」(現・三保ヶ関親方)であろう。
(「増井山」「大志郎」と間違いやすいので注意。なお大志郎は太志郎の父のこと

なにしろ現役時代にレコードが売れすぎて、
その後お相撲さんの副業禁止令が出てしまったくらいである。

その歌声は「艶っぽい」。関根勤をして「小スケベ声」と言わしめる程である。
精緻に効かせたコブシと、絶妙に裏返る声。

増位山自体、端正な顔でそこそこに強く、
そして「力士が歌う夜の女」というギャップの妙。
売れる条件はそろいすぎている。

増位山のヒットソングはある程度パターン化されていて、
・夜の女が題材
・4番まである
・札幌(すすきの)、東京、大阪、博多の順に歌う
といった感じ。一部でもあてはまるのが
「そんな女のひとりごと」「そんなナイト・パブ」
「そんな夕子にほれました」「お店ばなし」
「夜の恋の物語(長沢薫とデュエット)」。

『そんな』で始まる曲名も多いが狙いだろうか。
「お店ばなし」なんてタイトルからしてうるさくていい。
4番まであるのは土俵のやぐらを意識しているのか(それはないか)。

「そんな夕子にほれました」は、海老名家総裁であり
お騒がせ女王・泰葉の母、海老名香葉子が作詞してヒットした。
夜の女の生活感と哀しみをのぞき見る男のほのかな恋心に、
増位山の艶っぽい声がはまりすぎている佳曲である。

一昨年にはあの内舘牧子作詞で曲をリリースしているのだが、
今も続く角界の騒動がその頃始まっており、
「伝説の美声力士、華麗なる復活」を遂げるはずが、
残念ながら土をつけた格好になっている。

とまれ、「歴史上もっとも歌が上手くてヒットも出した力士」は増位山なのは確か。
三保ヶ関親方にはまた一曲歌ってもらって、
イメージ悪化にあえぐ相撲界を救ってほしい。

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THE BEST OF幻の名盤解放歌集 王道「でも、やるんだよ!」


ブルース・インターアクションズ(P-VINEレーベル)。

ついに買ってしまいました。
あまり好きな方はいないでしょうが…。
レビューはこちらに書いております。

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ラスト・コマ・ナイト ~年忘れにっぽんの歌~

昨年とはやや文体が違います(ちょっとセンチにしてみました)

ステージは5時からであるが、
今回は「新宿コマ劇場ラストナイト」を記念し、番組は4時からスタート。

名場面集を送る。
「バタヤン」田端義夫、菅原都々子、岡本敦郎、二葉あき子といった、
爺さん婆さん往年の名歌手たちの震え声「魅惑のステージ」
(リズムを取っているというよりバンドに合わせてもらっているといった方が正しそうな、
晩年の村田英雄先生の映像が圧巻)を交えつつ、
新宿コマの歴史を振り返る。

17時、まずはホール脇のホワイエからサブ司会登場。
明日の「ラジかるッ特番」で頭がいっぱい、と顔に書いてある中山秀征と、森口博子。

幕開けはまたもサブちゃん・北島三郎御大の「まつり」でスタート。
(残念ながら、長年コマ劇で揺れ続けたサブ漁船は渋谷でスタンバイしている)

小金沢&北山らファミリーが大漁旗を振り回し、ステージ上には出番を待つ歌手達を従える。
サブちゃんは今年も「これがテレ東祭りだよ」とキメてくれた。
万感の思いで熱唱、目には涙が浮かんでいた気も。

CM明け、総合司会の徳光和夫と竹下景子が登場。
サブちゃん同様、渋谷行きの面々が先に新宿を後にするため一挙登場。
最初で最後のコマ劇となるジェロは佳山明生の「氷雨」でご機嫌を伺う。

客席にはゆらゆら揺れる多数のペンライト。
例年通り満員だが、やはり今年は重みが違う。
きょうのお客は52年の歴史に、お別れを告げに来ているわけであるから。

17時半、「ピンキーとキラーズ」を皮切りに懐メロゾーン突入。
そんな中、森進一が「新宿みなと町」でコマに別れを告げて渋谷へ。

続いて遠藤実記念コーナー。
ダブル厚化粧で健在、こまどり姉妹「ソーラン渡り鳥」ほか。
牧村三枝子は目に涙を浮かべ、渥美二郎は頭に黒いお盆を浮かべる。
小林幸子は歌う前からすでに瞳が潤む。
「渋谷組コーナー」第2部は、五木ひろしでビシッとシメる。

18時38分、日吉ミミ「男と女のお話」。さあ、新宿の夜はこれからだ。
本家、木村友衛「浪花節だよ人生は」。細川たかしが黙ったいま、友衛のチャンスである。

続いてはスペシャルコーナー。意外な?コミックソング特集。
まずは笑福亭鶴光「うぐいすだにミュージックホール」が登場だ。
なまめかしく踊る花柳社中に笑みも浮かぶ。
客席に降りてもなお、アドリブなしで原詩に忠実に歌う意外なステージング。
歌うセクハラここにあり。

さいたまんぞう「埼玉の夜」、やや「夜霧のハウスマヌカン」
(ややといえば「ランバダ」も懐かしいね)
松鶴家千とせ「わかんねェだろうナ」と、
物好きの好奇心を刺激するラインナップが憎い。
千とせはニューオーリンズ・ジャズに通じるものがあるのだな、と感動。

続いての特集はフォーク。
田山雅充「春うらら」ほか。
演歌・歌謡曲天国のこの番組にはふさわしくない気もするが、
この混沌が「にっぽんの歌」。

高山厳が演歌に進出してヒットした「心凍らせて」を歌っているとき、
時刻は19時20分。厳かに渋谷で国民的歌謡祭がスタート。
さっきまでコマで歌っていたサブちゃんや石川さゆりがしっかりとNHKの画面に映っている。

浜崎あゆみが手のケガをおして歌っている頃、
新宿ではフランク永井特集が始まった。
そこから吉田正特集で橋幸夫「メキシカンロック」につながる。

CM明け、天から「淡谷のり子」大先生が召還される。…そんなわけなく、
もちろん演じるはコロッケ。ひとしきり森口とコントをした後、歌わずに帰る。
さらっと冠二郎が「旅の終りに」で登場。
冠兄ィにはロック演歌や伝記演歌を歌って欲しいのになぁ…

スケベタンス大川栄策、山川豊と琴線に触れるキャスティングで引き込まれていると、
今度は堀内孝雄を喜ばせようと、またもコロッケがチンペイのコスプレで登場。
「恋唄綴り」で予想通りサンキューしてしまう孝雄、
みんな頑張ろうぜぃ、と不景気ニッポンを熱くねぎらう。

渋谷でブルーマングループが限られた時間に追われながらパフォーマンスを繰り広げる中、
コマも負けじと多岐川舞子「湯島の白梅」に乗せて、
「津川のボイン」朝丘雪路&「潔癖」林与一がお芝居で客席を魅せつつ、時計の針はいつしか8時。
コマの創設者、小林一三の思い出を語る雪路。
客席に目立つ空白は、やはり皆様「近い」のか。

あちらでAqua Timezが歌い終わって頭を下げているとき、
金田たつえは貫禄たっぷりに「花街の母」。
私はもうウバザクラ…と画面を見ながら納得しているうちに、
またも雪路&与一が「深川マンボ」(Inst.)で登場、
ダンサブルなステージで魅せる。
終了後、さすがに肩を上下させる雪路73歳。
高齢化社会がなんだ、ニッポンまだまだ大丈夫!

「歌手が着る綺麗な衣装が楽しみ」なお年寄りの夢をぶち壊すように、
短パン、裸足の男二人組(キマグレン)が熱唱する間、
新宿では、ハイビジョン対応メイクでシワを完璧に隠した松村和子が
相変わらず「帰ってこいよ」を熱唱。

続いて渋谷は「いきものがかり」がキュートに歌い、
新宿は「はとぽっぽがかり」新沼謙治が「嫁に来ないか」といきものがかりに求婚。
「俺の嫁さんは元祖オグシオ」と妙なアピール。(注:嘘です)

またまた熱い対決、さっきまで新宿にいた前川清&クールファイブが「東京砂漠」で攻めるなら、
新宿では二葉百合子大先生が、エヴァーグリーン「岸壁の母」でドラゴンボール7個分の熱唱。
神龍がコマに舞い降りた。

美空ひばり特集で和みつつ、名の通った歌手がいくら雁首揃えても
やはりお嬢以上に上手く歌える人はそうそういないのかなぁ…とさみしさも募ったり。

花柳社中の華麗なダンスに続いては山本リンダが「どうにもとまらない」と
激しく熱く生シャクブク。
続いて城之内早苗が事故っちゃった悲しみか、演歌ではなく「サン・トワ・マミー」でしっとりと。
マルシアは「ふりむけば義丹」とばかりに「ふりむけばヨコハマ」を歌う。

渋谷でポルノグラフィティが軽快に歌う間、
対する新宿はまたもや朝丘雪路登場、「雨がやんだら」。
「からだでいえぃ」「こうとおぅおぅ」といつもながらのオッパイ同様に分厚い歌唱法で圧倒。
こっちのほうがよっぽどポルノなグラフィティだ。

さあ、9時を回ってお待ちかね(?)いよいよ日本歌手協会役員コーナー。
水前寺清子「365歩のマーチ」、チータもいよいよ役員か…。

畠山みどり「恋は神代の昔から」で既視感を覚えたらもう最後。
続くはやっぱり、我らがカキノキング・青木光一「早く帰ってコ」。
82歳でここまで正確に歌えるんだから凄い。(サブちゃんだって…おっと口が滑った)

そして大津美子は昨年同様「ここに幸あり」。
来年こそ幸多き年になるよう願いつつ…。
(なお会長・ペギー葉山は舞台準備で忙しいらしく今回は欠席)

そしていよいよコマ劇場最後の瞬間が迫る。
扇ひろ子は「新宿ブルース」、
そして新宿コマで座長を数多く務めた大月みやこは「女の港」を涙をこらえて歌いきる。

さあ、ラストナンバー。八代亜紀「舟歌」。
あちらのチャンネルではエンヤが歌っているけれど、
それよか日本のエンヤトットだぜ。ダンチョネダンチョネ。

最後は全員総登場で「青春時代」。
とうの昔に過ぎた青春時代がくるくる回るコマのように駆けめぐる…ここは新宿、大晦日。

Nu08


「新宿コマ劇場 52年間夢を ありがとう」…
金銀のテープが舞い散り、お別れの時が来た。
2008年激動ニッポンとともに、新宿コマもサヨナラである。

徳さんが言ったように、今回はコマ劇の機能を最大限に使ったステージで魅せた。
3つの同心円状のせり上がりが回転・上下し、側面が七色に光る。
舞台を三方から囲むような2000人超収容の客席。
こんな派手な劇場はもう作れないかもしれない。

再開発で新宿コマ劇場は影も形もなくなるというが、
思い出は永遠に刻まれる。

「にっぽんの歌」はどこが会場になるのかなぁ。
2000人クラスで都市部にある劇場といえば…
厚生年金か、帝国劇場か、同じ阪急系の東京宝塚か。
どこが会場であろうとも、「にっぽんの歌」魂は不滅だ!

(追記)なお、「新宿コマ劇場・最後の生中継」は
「NHK紅白歌合戦」での綾小路きみまろが持って行ってしまった…。

※なお、コマ地下の「シアターアプル」では「コンドルズ」なる舞踊劇団が
 カウントダウン公演を行っていた模様。
 レポを読むと(123)お約束まみれで「一見禁止」的の
ディープな団体のようであるが(カンコンキンシアターも似たようなものか)、
 飲食OK、カーテンコール撮影OKの楽しいラスト公演が行われたようだ。

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柳沢慎吾のクライマックス甲子園!!


「小田原のやかまし出っ歯」こと柳沢慎吾がまたまたやかましいCDをリリースした。「柳沢慎吾のクライマックス甲子園!!」(ポニーキャニオン)である。キャッチフレーズは「いつでもどこでも一年中高校野球」。収録や打ち合わせの様子を収めたDVDが同梱されている。

甲子園初出場の「柳沢商業高校」が、試合を勝ち進み、とうとう常連「PC学園」をくだし、初出場初優勝を成し遂げるというプロセスを、甲子園名物のブラバン演奏を交えながら、柳沢慎吾が演じきる。

慎吾ちゃんはアナウンサー、解説者、ウグイス嬢、インタビューに答えるミュージシャン志望の若者、サイレン、セミ、ヘリコプターなど、声援を除くすべての声・SEを担当。

場内放送の声を演じる際は、しつこいほどに「セルフエコー」をかますあたり、芸の細かさが光る。生まれついての芸人、柳沢慎吾の真骨頂である。

小堺一機との舞台を収めたDVD「ライブマン・コミック君テレビくん登場の巻」での至高の芸(横浜高校VS智辨和歌山)を見ているのでやや物足りない部分はあったが(天理高式「ワッショイ」や、お題目を唱える婆さんは入れて欲しかった)、ところどころ挟まれる小ネタなど、慎吾ちゃんらしさにあふれるCDである。

教育テレビでの放送のはずなのに、1時45分のニュースが入る矛盾もそのままであった。(意味が分からない人はCD買ってね)

プロデュースは「サントラの鬼」高島幹雄。慎吾ちゃんとは「刑事ベスト24時!!」以来のつきあいである。
アレンジとオリジナル曲担当の林有三は収録時にもユニフォームを着てくる念の入れよう。
ブラバン演奏はジャズユニット、HIBI★Chazz-K。DVDではふざけたツナギ姿を披露しているが、それがこのバンドの正装らしい。
声援は慎吾ちゃん指揮のもと、バンドやスタッフの面々が総動員して声を出す。

74分間まるごと慎吾ちゃんのコントを期待していたが、幹雄は「サントラ」をやりたかったのだろう。CDの中盤は「狙いうち」「タッチ」など、ブラバン演奏の声無しバージョンが続く。架空の「柳沢高校校歌」は要るかなぁ。

後半は「柳沢慎吾の野球ボイス・コレクション63」と銘打ち、延々99トラック目まで慎吾ちゃんの一言集となっている(前作「あばよ!!」を踏襲したらしい)。「一番ショート佐藤君」から九番までのナイン紹介、「的を絞って打ってけ腰から下は打つな」「甲子園には魔物が棲んでいるんですよ」などの名ゼリフや、「打ち上げた~!」「セーフ!」「退場!」などアナウンサーや審判の声が収録されている。でもこれ、何に使うんだろう…。着メロとか、パソコンのエラー音とかかなぁ。

DVDでは、用意されたユニフォームを着込んで臨んだ収録での、慎吾ちゃんの子供のようなはしゃぎっぷりや、打ち合わせなのにひとしきり甲子園コントを演じてみせる慎吾ちゃんの「孤軍奮闘」「一人相撲」のようすが楽しい。客(=スタッフ)が5人しかいないのにあれだけ演じきれるとは…。まさに、生粋のエンターテイナーである。

なぜか前作「あばよ!!」のプロモーションビデオまで収録されていたし、正直、DVDのほうが楽しめたなぁ~。それが狙いだとしたら、素敵すぎるよ幹雄ちゃん。

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ドリフ永遠なれ

高木ブーが大腸炎でハワイアンライブを降板。(サンケイスポーツ
「75歳」という年齢もあり、大事をとったのだという。
ステージは中止されず、元ドリフ仲間の小野ヤスシが代役を務めた。
しかし、高木ブーも「後期高齢者」なのかと思うと…。

元来、優秀なバンドマンであった高木友之助は、
碇矢長一(のちのいかりや長介)によって、
小野や坂本九らも在籍した「ザ・ドリフターズ」にヘッドハンティングされる。
コメディ指向を強めていたドリフの「即戦力」としての起用である。

高木はその“メタボ”な体型から、ハナ肇より「高木ブー」と命名され、
打ち合わせ中にうっかり居眠りをしてしまうことから、
ボケ役ならぬ「トボケ役」を仰せつかる。

「ドリフ大爆笑」「8時だョ!全員集合」などでも、
ボンヤリした役所を演じることが多く、
その集大成が「ドリフ大爆笑」の「雷様」であった。
いかりや、仲本工事を引き連れて?のばかばかしいやりとり。
まさに高木の「当たり役」となった。

そんな高木は、ドリフメンバーの加藤茶や志村けんから
「高木さんはすぐ寝るから」などと言われ、
バラエティ番組でも単独で「天然ボケおじさん」的出方をすることもある。

むろん彼もプロであるから、「ボケ」は演じてのものであるが、
本人はそのポジションを意外と愉しんでいる様子がうかがえる。

彼が得意とするハワイアンミュージック同様、
楽天的な性格なのだろう。それが、生き馬の目を抜く芸能界で
生き残ってきた「秘訣」なのかもしれない。

そんな高木ブーも、75歳。
一番の若手だった志村すらもうすぐ還暦。
ドリフがどんどんおじいちゃんになっていくのは仕方ないわけだが、
元気なうちに一本でもコントを作って欲しいし、
ドリフメンバー本人達もやりたいはず、と思うのだ。

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復活!コブラ

寺沢武一原作「コブラ」が30周年記念で、新作を製作。(サンスポ
DVDやテレビ(どの局?)で発表していくという。
記者会見が開かれ、原作者・寺沢武一が松崎しげるとケンドーコバヤシを従え登場した。

最近もパチンコ台になるなど、少しずつ「復活」の兆しを見せていたコブラ、
21世紀に突然の復活の報に、大喜びの向きも多いのでは。

ブラックマスター、松崎しげるはエンディングテーマを担当。
なんといっても初代コブラは我らがマツだ。1982年の映画版でコブラ役を演じ、
メインテーマ「Daydream Romance」も歌っている。
会見では寺沢先生を意識したか、グラサン姿で登場。
しかし、グラサンよりも顔のほうが黒い。

最近「隠れサブカルキング」化しつつあるケンドーコバヤシも、
応援団長として登場している。おそらく何らかの役で作品にも登場しそう。
たしか「アメトーーク」でもコブラを押してたような気が…。(→証拠

寺沢先生は記者会見で車いす姿。脳腫瘍で10年にわたり闘病中とのこと。
同郷(北海道)のモンキー・パンチ大先生とはアメコミ系作家として交流が深く、
またコンピュータを作画に導入した先駆け同士としても有名である。

テーマ曲はやっぱり、我らが御大・大野雄二の「コブラ」だといいなぁ…。

(追加)毎日新聞も記事を掲載。
コブラ役は「スペースコブラ」に引き続き、野沢那智が26年ぶりにコブラ役を再演。
会見にも出席しており「(コブラ役は)ずっこけたようなジーパンで来るような
最近の声優にはやらせたくない」と
負けん気を見せ、ダメージジーンズもこきおろしてみせた。
(でも姪っ子の野沢直子は、ずっこけたようなジーパン履いてそうだけど…。)
監督も、「天才」出崎統が「スペースコブラ」と同じく担当する。

マツは記者会見中サングラスを取らなかったようだ。
普段はそんなキャラじゃないんだが…ものもらいでもできたのかもしれない。
「まぶたが赤く腫れておりまして…」と言っても、「黒いじゃないですか」と言われるだろうし。

(追加2 09/4/26)
上記から約10ヶ月経過。公式サイトによると
DVDがリリースされており(エンディングテーマを松崎しげるが担当。劇伴は「相棒」の池頼広)、
7月からはBS11(日本BS放送)でレギュラーシリーズを放送するとのこと。

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トランスミッターで聞こえるものは…

車での出張の時使おうかな、とデンコードーで「FMトランスミッター」を買う。

一番安いものでいいや、と多摩電子工業のZ-294を購入(メーカー直販と価格同じorz)。
シガーソケットから給電し、
スライドスイッチで周波数を88.0MHz台のうち4種類切り替えられるもの。

で、使ってみた。初めてのトランスミッターではないので、
カセットアダプターに比べ「音が悪い」「雑音が入る」ことは覚悟の上だったが…

なんじゃ、この中国語は。(笑)
買った日は雨上がりだったのだが、
どうもスポE(Eスポ、スポラディックE層)が発生していたようで、
ジャンジャン混信するのである。

トランスミッターの周波数を切り替えてみるのだが、
大陸のほうでは88.0MHz台が頻繁に使われているようで、
どれにしても、なんやらかんやら中国語が聞こえる始末。

トランスミッターとオーディオデバイス(iPodなど)をつなぐコードを
手で握ると、多少は緩和されるようだが、やや面倒な感じ。

やはり、カセットアダプターにしておけばよかったか…

#中国のFMも、おしゃれな感じでしたよ。多少は。

*中国のFM放送とトランスミッターの関係について述べているブログ
こしぱ
murmur@blog
次はいつ? 彗星日記

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TABOO SONGS~封印歌謡大全

TBSラジオで7/22、午後7時より放送。
これまで「放送禁止」扱いとされてきた曲をかける!ということで
スポーツ紙でも話題になった番組だ。
(ちなみにスポニチで紹介のあった「ブラインド・バード」は放送されず)
岩手でがんばって受信してみたが思いのほかきれいに録音できた。(保存版だねこりゃ)

「扇情的だ」として「お上」から禁止を喰らった渡辺はま子「忘れちゃいやヨ」、
タイトルからして問題の(しかも曲中も連呼)加山雄三「びっこの子犬」、
部落差別問題を正面から取り上げた岡林信康「手紙」、
確信犯的にキーワードを並べたその名も「放送禁止歌」、
そして殺人事件を起こしたゆえにヒット曲の数々が封印され、
CD化すらされなかったという克美しげる「さすらい」(これはイイ歌!)などなど、
貴重な音源がぞくぞく登場した。(全曲名はこちらにあります)

エロ特集としてつボイノリオ「金太の大冒険」、
そして梅宮辰夫「シンボルロック」も放送された。
『滅多にかかりませんよ』というふれこみだった「シンボルロック」、
あいにくCD(幻の名盤解放同盟)を持っているので感動ゼロだったが、
解説付きで改めて聴くとバカバカしい「稀代のワルが歌うヒモソング」であることを認識できた。

番組に登場したTBSの三条プロデューサーによると、
放送禁止、ではなくあくまで「自粛」にすぎない、とのことであった。
いまは基準も緩くなっているが(だからこの番組も放送できる)、
60~70年代、80年代まで「放送禁止」というカテゴライズがなされ、
NHKに至ってはいまも内規があるという。

「手紙」は腫れ物に触れるな的な自粛であり、
「びっこの子犬」は言葉狩り的な自粛。
『びっこ』とか『つんぼ』『めくら』といった言葉は
それを放送で聴いただけでクレームするのを趣味にしているヤカラもいると聞く。

「大全」というからには『あの曲』もかけるべきだったんじゃないか?
という声は多いだろうし、番組冒頭のしゃべりがいささか長い、
パーソナリティの「なるほど」がしつこい(笑)、など
文句はいくつか出てくるが、
「自粛」ってなんだ、というのを考えるきっかけにもなったと思うし、
まずは素晴らしい番組だったと言ってよいのではないか。

ちなみにエンディングは、原子力発電所を歌った、
RCサクセション「サマータイムブルース」であった。見事なタイムリーさである。

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ささきいさおベスト 銀河航海誌

以前紹介したMoJoスーパー・ベスト」より前に買ったCDである。

YOUTUBEで「戦隊シリーズオープニング集」を見つけ、
とくにグッと来たのが「ジャッカー電撃隊」。

アニソン界の「兄ィ」・ささきいさおが、こおろぎ'73を従えて
16ビートのブラスロックで「スペードダイヤヘイヘイヘヘイ」とノリまくる。

兄ィの声はただでさえ低くて聞き取りにくいのに、伴奏の音量が大きすぎて、
さらに歌詞がわかりにくくなっているあたりがまたシビれた。

YOUTUBEでは、「ジャッカー」を歌う兄ィの近年のライブ映像も見たが、
イントロから入りのタイミングを1小節間違え、さらに歌詞も間違えるいさお兄ィ。
それだけ歌う回数も少なく「通好み」の曲だ、ということが分かる。
「ジャッカー電撃隊」自体、シリーズ唯一の「打ち切り」を味わった作品だそうで。

そんな「ジャッカー」の入った「いさおベスト」がこの
ささきいさお 45周年記念ベスト 銀河航海誌」。

ジャケットにあるとおり、松本零士作品がメインの扱いとなっているが、
「ヤマト」を始め、そんなに思い入れはないので、
自然とそれ以外の「絶叫系」に耳が向く。

いさお兄ィのアニソンデビュー作「たたかえ!キャシャーン」は
さすがに青臭さが。「キャシャーィン」と聞こえる歌い方、
抑揚のない一本調子、照れを感じさせる絶叫。
いさお節の原点は逆に新鮮だ。

女王・堀江美都子と歌った「進め!ゴレンジャー」、
伴奏が終始ハイテンションな「斗え!超神ビビューン」、
朗々と歌い上げつつ、勇ましさを表現しきった「立て!闘将ダイモス」、
ジェームス三木作詞の大仰な世界観の歌詞をいさお流に歌いきる「君の青春は輝いているか」など
いさおワールドはめくるめく展開を見せる。
近年リリースした「象だゾウ」(注:アニソンではない)も収録されているのがうれしいところ。

このCDや、「MoJoスーパー・ベスト」を買ったきっかけはYOUTUBE。
日本のコンテンツホルダー達、著作権チョサクケン言う前に、
せっかくのインフラを商売に有効利用することを考えるのが先ではないか?

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MoJoスーパー・ベスト ~ 星雲仮面マシンマン

ふとしたきっかけでYOUTUBEで「スーパー戦隊シリーズ」のオープニング集を発見。
ささきいさおの「ジャッカー電撃隊」にシビれ、「銀河航海誌」を購入(これは後で紹介)。

功兄ィの「ジャッカー」の次、「バトルフィーバーJ」を歌ったのが「MoJo」。
「せがた三四郎」「アースジェット」のコマソン歌手・富田伊知郎としてもおなじみである。
後に「ゴーグルファイブ」「ダイナマン」も歌っているMoJoであるが、
同時期に、日テレがテレ朝の二番煎じを狙ったヒーローもの「星雲仮面マシンマン」の
主題歌も歌っている。

ご存じの方も多いだろうが、「マシンマン」の音楽担当があの大野雄二である。
当然「マシンマン」のオープニング、エンディングもYOUTUBEで発見。
これがあの噂の「マシンマン」か…と感動にひたってしまった。

特撮マニアには「伝説の低予算作品」とされる「星雲仮面マシンマン」。
制作者側は音楽担当に渡辺宙明ではなく、『日テレ音楽の顔』大野御大を連れてきた。
ヒーローものと大野雄二。奇跡の出会いが実現しているのだ。

そんな「マシンマン」の音楽をやっぱり聴きたい!と思い検索。
「マシンマン」が聴けるCDはいくつかあるが、
とりあえずMoJoの入門として、「MoJoスーパー・ベスト」を購入。
プロデュースはやっぱり?「サントラの鬼」高島幹雄である。

主題歌「星雲仮面マシンマン」は、アップテンポな旋律と、
コロムビアゆりかご会の健気なコーラスとかけ声(「あれはっ!?」)で
一見、大野作品か?と思ってしまうが、いやいや。
音程が上下に激しく揺れる、超A級難易度の主旋律はやっぱり御大らしいし、
間奏のアルトサックスソロは誰が聞いても「大野節」だ。
伴奏に耳を澄ませば、ストリングス・ブラス・電子音という「大野雄二・三種の神器」が鳴り響いている。

エンディングテーマ「おれの名はマシンマン」はイントロからド直球に大野節が炸裂。
自由に音を奏でるクラリネット、
ピーヨロロロと合いの手を入れるフルート。
その裏で吹き渡る風のような音色のシンセサイザー(おそらく御大自らの演奏か)。
旋律はあくまでやさしく、叙情的。途中でキーが変わるあたりは「ラヴ・スコール」を思わせる。
包み込むようなMoJoの歌声も心地よい(さすがのMoJoも、やや手に余している感はあるが)。
曲の終わり「チャン、チャンチャン」はルパンの「MAGNUM DANCE」を想起させる(ディープすぎますね)。

このCDで不満なのは、「バトルフィーバー」などのメジャーどころが
『オープニング・挿入歌・エンディング』と3曲入りなのに対し、
「マシンマン」はオープニングとエンディングの2曲のみというところ。

教科書別学習ドリルでいつもページ数が少ない、
「開隆堂」の教科書を使っている生徒の気持ちが
今になってよくわかった(わかりづらいたとえっスね)。

くやしんでばかりもいられないので、
「バトルフィーバーJ」「ダイナマン」などもじっくり堪能。
さすがに「リングにかけろ・イメージアルバム」や
「LONELY~ザ・ブッチャーのテーマ」まで来ると「?」マークだったが、
「俺とおまえの大五郎」から「ガオレンジャー」までMoJoの幅の広さを感じさせる。
そして30年近く変わらぬ歌声も、「さすが」の一言に尽きる。
なぜ「MoJo」という芸名なのか、謎は尽きないが…。

★ ちなみに、「星雲仮面マシンマン」のDVDが近々リリースとのこと。

(追記)
後になって地味に「光速電神アルベガス」のほうにハマりつつある…。
渡辺宙明&武市昌久(いちひさし)の魅力を再発見。

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レコードとMD

レコードがまた静かな脚光を浴びているという。

ウチはそれほど裕福な家でもなかったので、
ステレオもレコードプレーヤーもなかった。

カセットはあったから、音楽に困ることはなかった。
で、レコードを知らずに、CDを触ることとなる。

だから、「このアナログのノイズがいいんだよ」といわれても、
ピンとこないのである。

年代的には「レコードを知ってる世代」なのだが、
レコードをかけるやり方は、恥ずかしながら知らない。

DCCなどというカセットの親玉みたいなのを持ってる奴も身近にはいたが、
そっちはすたれ、MDが普及しはじめていった。

しかし「ソニーアレルギー」もあって、MDを使うことはなかった。
これまた恥ずかしいことに、MDも使い方をよく知らない。

MDメディア自体はさわったことはあるが、
デッキがないから操作のしかたを覚えようがないのだ。

で、CDからMDを素通りし、iPodの便利さを思い知らされることになる。
MDよりも便利なことは明らかだから、今後MDの操作を学ぶことはないだろう。

レコードの魅力、MDの魅力は認める。ただ、触る機会がなかった。
単純に頑固なだけなのかもしれんが。

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とん平のヘイ・ユウブルース

衝撃だ。これは、衝撃だ。

一時、大槻ケンヂがラジオで流し、近年CDも発売されていた知る人ぞ知る曲が、
iTunes Storeで150円でダウンロードできる。

いまやドラマのバイプレーヤーとしておなじみの「左とん平」が
哀感たっぷりに歌い尽くす「日本人の悲哀」。
1973年の作品だが、21世紀だからこそ聴いて欲しい。

ブラスとドラム、ストリングスが奏でる前奏。
とん平が叫ぶ。「ヘイユウ、ヘイユウワッチュアネイム」。
哀しみをたたえてひたすら叫ぶと思いきや、
いきなり諭すような口調で「諸行無常の鐘の声」…平家物語の一節。
「おふくろのオッパイの味覚えてんのか」。とん平は問い続ける。
バックではストリングスがむせび泣くように同じ旋律を奏で続ける。

そしてとん平は言う。「人生はすりこぎだよベイビー」。
味噌を擦っているうちに、すり減っていくんだ、すりこぎは。
くたびれてひとりぼっちのすりこぎに、俺をしちまった奴は誰なんだ。
ヘイユウ、ヘイユウ、ワッチュアネイム。

テナーサックスが涙を流す。トロンボーンが慟哭する。
エレキギターが同情する。

とん平は声を枯らしてなおも叫ぶ。
すりこぎは働けば働くほどすり減るんだよ!
すりこぎの俺をすり減らしている奴がいるんだ!
そいつはお前だ! 名前を名乗れ!
お前もいつかはすりこぎになるんだ! 俺はイヤだ!

…コミックソング扱いだったはずだ。
ところがどうだ。こんなに哀しいじゃないか。

とん平の叫びは社会への叫びなのだ。
すり鉢で味噌をあたって減っていくすりこぎのように、
俺は悩んで苦しんで悶えて打ちひしがれて、生きている。
世間という名のすり鉢に身を削られて…

哀しい歌だ。切ない歌だ。しかし力強い。
見えない敵に完膚無きまで叩きのめされる日本人を、
左とん平は見事に代弁しきっている。

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それはヤバいでっせ

あるアーティストがブログで、自分の書いた曲をフルでストリーミング配信し、
試聴できるようにしているのを見かけた。

…しかし、ちょっと腕に覚えのある人なら、
それをキャプチャしてMP3化することなど朝飯前なんじゃないだろか
(ほんとに朝飯食う前にできちゃう)。

サウンドボードを経由するため、確かにわずかに音は悪くなるはずだが、
素人耳にはまず分からない。

老婆心ながら「フルでストリーミング配信」だけはおやめいただきたいものだ。
一部カットするか、音質を極端に落とすかしないと…

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ルパン三世'71 ME TRACKS

AMAZONにてセコハンを購入。「刑事ベスト24時!!」に引き続き、またもや高島幹雄モノであるがこのCDリリース時高島はまだVAP在籍中。

ヤマタケこと、鬼才・山下毅雄が書き下ろした旧作テレビアニメ版「ルパン三世」のBGMは原盤テープが現存せず、このCDでは放送フィルムのサウンドトラック(音声部)からの復元を試みている。

幹雄自ら、オリジナルと言いながら完全リメイクだった伝説のインチキサントラ(いまやあれもあれで貴重なのだが)に衝撃を受けたクチであり、「本物の旧ルパンサントラを!」とエンジニアと二人三脚で根性で作り上げたものだ。

放送音声からの復元であるため、音楽をフル再現することはできず、効果音等が残されている。残さざるを得ないのだ。

臨場感があってよいとかきれい事をいうつもりはない。サントラ盤に効果音はないがいいに決まってる。だがテープがないのだからしかたはない。それを楽しむしかない。ファンクでありつつも哀愁を帯びたヤマタケサウンドが、こうやって聴けるのだから。

「山田康雄にはロックだ」と思い立ったヤマタケがバンドメンを率いて1日で録ってしまったというスコア。
ヤマタケ自ら口笛を吹き、軽快なパーカッションが鳴り響くと思えば、ハープシコードが哀しいメロディを奏でる。
伊集加代子がウーワーとスキャットを歌えば、チャーリー・コーセイはピーサーリーエーイウォーサー(P38 Walther)とファンキーにむせび泣く。素敵すぎるじゃないかヤマタケよ。

「○○の曲はすでに出ているCDに入っているからそっちを買ってコンプリしてね」という幹雄ちゃんの悪いクセ??がこのCDにもあり、山田康雄のナレーション入りのオープニングで一番有名なものがカットされている。くやしいから手持ちのビデオから再現してMP3にしてやった(笑)。

ちなみに番組後期オープニング「ルパン~ルパン~ルパン~かこみを破ってオーイェメルパン!」を歌ったのはチャーリー・コーセイではなく「よしろう広石」であることを最近知った。(ただ、それも実は後からの録り直し版で、本放送時はチャーリー・コーセイが歌っていた、という事実をアニメ会社WEBサイトが説明している。必読)

昨年11月、ヤマタケは逝った
素晴らしいサウンドを遺していってくれたヤマタケに感謝しつつ、
このCDをまた聴くのである。

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「刑事ベスト24時!!」を聴く

dekabest2
君も慎吾の世界…
いやいや、刑事ドラマの
世界に浸ってみないか

フリープロデューサーとなった「サントラの鬼」高島幹雄がBMGで手がけた刑事ドラマコンピ。
柳沢慎吾がジャケにブックレットほぼ全ページで登場、「なりきり刑事」っぷりをあますところなくアッピール。
おなじみタバコ無線はもちろんのこと、靴無線まで使う念の入れよう。
これほど刑事姿が決まらない俳優もそうはいまい。

そんな慎吾ちゃんのお笑い写真に、幹雄ちゃんだって負けてはいない。
ブックレットには収録されたドラマについてのデータがふんだんに書き込まれ、
「あぶ刑事」テーマの作曲は舘ひろし、などビックリなトリビアも登場。

慎吾ちゃんも出ていたという「真夏の刑事」エンディングテーマも収められている。
ブックレットの該当ページで、ドラマ同様慎吾ちゃんも殉職している。

ジャケットで慎吾ちゃんが持っている警察手帳は「エセ裕次郎」のとこで作ったヤツか、
そして慎吾ちゃんの持つ手錠で、「はぐれ」ていた木村一八が捕まったのか。
気になりつつも、楽しませていただいた。

~個人的にスキな曲たち~

「冷たい太陽」舘ひろし。TV版とはビミョーに歌い方が違うけれど、縦長のひろしと恭兵が港を突っ走る映像が目に浮かぶんだ。
「空よ」陣内大蔵(じんのうちたいぞう。じんないおおくらではない)。「刑事貴族」そのものよりもなぜか印象にある。陣内氏は今も歌手活動を続けている
「ハート燃えて愛になれ」ううっ、懐かしい。岩手では「欽どこ」終了後、火曜の夜中にやってた。新沼謙治が出ていたのを強力に覚えている。作詞は「逃げライブドア」こと秋元康、当時29歳。新境地をこの曲で切り開いたワイルドワンズ。公式HPあり
「西部警察」。レコードヴァージョンは初ゲット。ブックレットにもあるとおり、ホーンセクションが主旋律を奏でるTV版と違い、エレキがメイン。
「西部警察PART-II」。ハネケン(羽田健太郎)プレゼンツ。クラシックの講釈垂れる健太郎よりも、アグレッシヴに音符を遊ぶハネケンを愛したい。
「はぐれ刑事純情派」うーっ、ホヒー。むせび泣くトランペット。このドラマ自体に思い入れはあまりないが、何度も何度も聞いたっけ。髪を巻き上げた真野あずさが束になってやってくるようだゼ。
「Gメン75」。こちらはドラマ自体記憶にないが(多分別な番組を見ていたのだろう)、滑走路を歩く丹波哲郎が目に浮かぶようだ。

こうやってみると、刑事ドラマそのものには実はあまり思い入れってないんだなぁ、というのを自分でも実感する(苦笑)

ご購入はAMAZONで。

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刑事ベスト24時!!

スポーツ報知によると、
刑事ドラマ好き(というほどのマニアでもないが)にとっては
また一枚うれしいCDが出るようだ。
「刑事ベスト24時!!」。BMGファンハウスより。

プロデューサーは「サントラの鬼」高島幹雄
(たぶん鬼呼ばわりしたのは私が最初です。毀誉褒貶多いが、功績は認めるべき)。
3月22日発売であるが、
AMAZONでは予約ができ、ラインナップも分かる

「あぶない刑事」では「冷たい太陽」のTVヴァージョン、
「刑事貴族」では陣内大蔵(じんのうちたいぞう)の「空よ」が懐かしい。
新沼謙治が出ていた「私鉄沿線97分署」も貴重。
石原モノ「ゴリラ」「愛しの刑事」なんかは岩手では放送されてなかったかも。
「俺たちルーキーコップ」、予告だけ鮮烈に記憶にある。すぐ終わったっけ。
仲村トオル(いまや久恒刑事)と渡辺徹だったかな。(鷲尾いさ子も出てるんだって!!)
「Gメン'75」はある年代以上にはおなつかしや、の芥川隆行のナレーション入りテーマ曲がランクイン。
「はぐれ刑事」のメインテーマや、
(実はサントラ持ってない)「西部警察」も収録され、個人的にはうれしいラインナップだ。

ジャケットには柳沢慎吾を起用。
自らも刑事ドラマ出演経験があり(報知では数多くと言っているがそんなに多くない)、
刑事ドラママニアの鑑(鑑識ではない)といえる慎吾ちゃんは
刑事ドラマのCDジャケにはいまもっともふさわしい俳優だろう。
(というか慎吾ちゃんの「出オチ効果」による起用だろうけど)

とにかく刑事ドラマに少しでも思い入れのある人なら買っておきたいCDなのだが、
すんません、思わず自分で予約しちゃいました…

※ 3月22日、AMAZONより到着。レポはこちら。

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めざましクラシックスinもりおか

「めざましテレビ」の軽部アナが、
バイオリニスト・高嶋ちさ子と全国巡業するイベントを見に行ってきた。
めんこいテレビメール会員」はここでは言えないような優待価格で見れる、
というメールを前日くらいに頂戴したからだ。

会場は3階席まである広い会場であったが、
残念ながら?3階は空席。
1~2階は7~80%程度埋まっていた。

おなじみ蝶ネクの軽部アナは、客席から登場したり、
途中ウェストサイドストーリーのコスプレを披露するなど活躍。
高嶋ちさ子(高島忠夫一家の遠縁らしい)も
肩丸出しのピンクのドレス、白のドレスと衣装替え。

編成はバイオリン3、チェロ1、ピアノ1。
アイネ・クライネ・ナハト・ムジークや
先述のウェストサイドストーリー(ここで軽部アナコスプレしつつ歌を披露)、
ガイーヌの剣の舞などが演奏された。
正直、クラシックは詳しくないのでタイトルはここくらいしか覚えていないが、
聞いたことあるある、という選曲であった。

ちさ子曰く「億はする」というストラディバリの音色は素人耳にも素晴らしいもの。
そんな楽器を片手で持ち歩く姿を見て「さすが」と妙に関心。

二人のMCトークも見事なもので、
焼肉食べたとかわんこそば110杯食べたとか盛岡らしい話題で盛り上がり、
前半には観客のオジサンをステージにあげ、バイオリンをレクチャーするコーナーも。
(オジサンの名前を最後まで間違えていたけどね)

なぜかめんこいテレビの坂口アナも登場、
おなじみ企画らしい「楽器に挑戦」コーナーでアコーディオンを演奏。
いいところで間違え笑いを誘う。

後半には待ちに待ったスペシャルゲスト、高木ブーが登場。
最近ドリフのCDを聴いている自分にとって、
今回のイベントに向かうきっかけの一つともなった。

ハワイの正装という水色のスーツを着たブーを
「それパジャマですか」などといじる司会の二人。
弦を張った部分(っていうのかね)が2つあるという珍しいウクレレで
「涙そうそう」などを披露。
その後バイオリン、ピアノとセッションし観客を楽しませる。

最後はアンコールにもきっちり応え、2時間半のステージに幕を下ろす。
軽部アナはそそくさと帰京し翌朝には「めざましテレビ」出演するとか
(いまこの文章を入力しているのが6時半、ちゃんとテレビ画面に映っていた)。

会場ロビーではめざましグッズだのちさ子のCDとか本とか販売し黒山の人だかり。
協賛のワイン会社の即売も。
「グッズを買った方は高嶋ちさ子握手会に参加できます」というアナウンスもあり
「つまり『めざクラ』ってそういうイベントなのね」と納得しつつ
何も買わずに会場を後にする。

まあ開催する目的はいろいろあれど、
明らかに敷居の高いクラシック音楽を
小編成ではあるが身近に触れさせてくれるイベントであり、
しかもテレビに出ている人が演じてくれるというのだから
好企画であると言えるだろう。

次回も(今回同様ディスカウントで見れるのなら)ぜひ行きたいものだ。

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ヤマタケ逝く

山下毅雄が亡くなったそうだ。
60~70年代にテレビ番組のテーマ曲を数多く作曲、
「ヤマタケ」の愛称で親しまれた。

「ルパン三世」の第1シリーズ(第2シリーズ以降は大野雄二)がつとに有名であるが、
そのほか「七人の刑事」、「大岡越前」でもヤマタケ節が炸裂していた。

ジャズ、ロック、ファンク…ありとあらゆるジャンルの洋楽をとりいれた
ヤマタケサウンドは「洋モノエキス」をぷんぷんさせている。
時代劇の「大岡越前」でもそれは同じだったように思う。
曲に効果的に織り込まれる、ヤマタケ自らの口笛も「お約束」だった。

8年くらい前にテレビに出演したのを見たが、
そのころは確か杖をついていて、老体にむち打って…という感じだった。
享年75ということで、当時はまだ60代だったのだが…
頑張りすぎたのだろうか。

ヤマタケの全盛期は70年代。
従って現在、ヤマタケが作った曲の数々はほとんどテレビから消えているが、
ただひとつ「パネルクイズアタック25」のテーマ曲が生き残っている。
冒頭の「アタック!」という叫び声はヤマタケの声。
曲中には口笛の音色も聞こえる。
約30年間通用するテーマ曲を生み出したヤマタケよ、永遠なれ。

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ドリフの音楽

テレビで流れていた「ザ・ドリフターズ」の曲を聴き、衝動的に
ドリフのシングルコレクション」を購入。

10年くらい前、別のドリフアルバムをレンタルで借りたことがあったのだが、
まだパソコンに音楽を録音する、という考え方ができなかった時代で
カセットテープにとっておいたのだが、それをなくしてしまったため、
ドリフの名曲の数々を、記憶の片隅に遠くおいやっていた。

この「シングルコレクション」を聞き、記憶が鮮明に蘇ってきた。
インターネット時代。ドリフのシングルナンバーの多くは
「軍歌」や「民謡」をベースにしていることも分かった。

長さんが元気よく「トツゲキー!」などと叫んでいるが、
当時は笑って聞き流していたけれど、予備知識を仕入れてから聞けば
「戦争の影をひきずっていた時代なんだな」としみじみ思ったりもできる。

ともかくアレンジャー・川口真の織りなすファンキーなサウンドと、
バンドメンスキルに裏打ちされたドリフメンバー(もちろんシムケンも含む)の見事なまでの歌いっぷり…
感動の連続である。
秋田音頭(「のってる音頭」)もドリフにかかればジャパニーズ・ディスコティークだ。

ま、ドリフ・サウンドのうんちくについてはよほど詳しいサイトが山ほどあるので
こことかこことか)そちらに譲るとするが…

ちなみに東芝EMIの「シングルコレクション」には、
諸般の事情?でワーナーからリリースされた「ツーレロ節」「ドリフのラバさん」や、
東芝から移籍したSMSレコード(現存せず)時代の「ドリフの早口ことば」が
収録されていないが、偶然?所有していた加トちゃんの「ズンドコ伝説」(ファンハウス)に
いずれも入っていたので、無事コンプリートできた。

ちなみに、ツーレロ節は基本3拍子+1拍子、
ラバさんは4拍子と3拍子という変拍子の俗曲。
ドリフ音楽の幅の広さを示す貴重な曲でもあり、
「シングルコレクション」に収録されていないのが惜しいくらい。
「ズンドコ伝説」を持っていてよかった~。

ああこんなもの書いてるヒマないわ~早くドリフ聞こう。

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iPod非純正リモコン

世間では「端子がゆるくてすぐダメになる」と不評のiPod純正リモコン。
秋葉原の某店でリモコンだけ購入し(ヘッドホンなしのバルクもの)、
便利に使っていたのだが、
使っているうちにiPodとのコネクタ部分のすぐ上にある接合部が
ユルユルになったとおもったら線がむきだしになってきて、
結局誤動作を起こすようになってしまった。

1ヶ月ほど前の東京出張時。
そう、「ヨドバシアキバ店」が開店したその日に、大混雑の店内で
ヘッドホンもついていない「非純正リモコン」を発見したのだが、
あまりに混んでいたので買わぬまま、盛岡に帰ってきてしまった。

先日も東京出張だったのだが、行く直前にiPodに入れていた曲が全部消えてしまい(チキショー)、
失意の中、新宿西口ヨドバシカメラ本店であらためて同じ非純正リモコンを購入。
メーカーはiPod用のグッズを数多く販売する「ミヤビックス」。
価格は1470円(税込み)と安心価格。

本家のようなメタル部など全くなく、すべて真っ白のプラスチック。コードも白い。
ボタン配置は本家と同じだが、各ボタンはやけに小さい。
ホールドスイッチも場所は同じだが本家のようにスライド凹部にカラー表示がなく
ホールドかそうでないかよくわからない。

本家では「間違ってボタンを押してしまう」と絶大な不評を得るクリップだが、
非純正のほうはつつましやかなクリップ部が。
あまりにつつましやかすぎて使えない(笑)

しかし本家最大の弱点であるコードと本体の端子の接合部については
ちゃんとかしめてあり、ちょっとやそっとではゆるまなさそうだ。
それ以外の部分の安っぽさだけはどうにもならないが、
1470円という安さではしかたないか。

小さすぎるボタンや使えないクリップ部など
改善してほしい部分はいくつかあるものの、
「要らないヘッドホンがついてきて、やけに高い割に使えない」本家と比べれば
お買い得ではないだろうか。
(本家のメタリックが醸し出す高級感も捨てがたいけれど)

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iTunesミュージックストアを体験

Appleの音楽ダウンロードサービス「iTunesミュージックストア」が本日日本上陸。TVでも報道されるくらい注目を集めた。AppleジョブスCEO自ら都内で記者発表。

さっそくiTunesでアクセスしてみた。立ち上がりですでに100万曲のラインナップをそろえたと豪語するとおり、かなりの数がダウンロードできる。個人的には、スタートページでのアクセスランキング3位に「愛のメモリー 松崎しげる」があったところにニヤリ。

ダウンロードはiTunesで索引を引きながら行う。一度登録さえすれば、キーコードの入力を求められることなどはなく、クリックだけで音楽を購入できる。

ただ、「9割以上が150円」という割には200円の楽曲も多いような気がする。2曲ダウンロードしてみたけれど、1曲が200円だった。(まあこれは趣味の問題か)ちなみにもっとも競合すると思われるダウンロードサービス「Mora」でも200円だった。

その「Mora」は、ソニーが肩入れしている。iPodの競合製品をリリースしているソニーは、当然ながらiTunesにはまだ楽曲を提供していない。Moraには重複している曲も多いものの、iTunesは強力な敵の出迎えを受ける。まあそれ以前に日本という国自体が、iTunesミュージックストアにはかなりの障壁だったようだが…。

同じ歌手なのにローマ字綴りと漢字綴りで同じものが登録してあったり(ひどいのになると全く同じ漢字の名前で複数登録してある)、まだこなれないところはあるが、それにしてもソニーの協力抜きにもかかわらず、立ち上がりでいきなり100万曲とは恐れ入った、ジョブス君。

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大江戸捜査網のテーマ

時代劇コンピ「ちょんまげ天国」の中でもひときわ異彩を放つ曲が
「大江戸捜査網のテーマ」ではなかろうか。

パーカッション、エレキがリズミカルに4拍子を刻む中、
優雅な3連符を奏でるホルン。
そこに折り重なるように、軽快なトランペットとフルートの音色が、
3+3+3+4拍子という複雑なリズムで挿入される。
その後のホルンパートはもう何拍子か判別不可能…

そんな中、ストリングスが突如セオリー通りの4拍子。
しかし直後にトランペットが掟破りの5拍子。
そしてまた4拍子+3連符の世界へと戻る…

こんなぐちゃぐちゃな構成なのに、
曲自体はすらりと流れにのり、聴後感はスカッとさわやか。
西部劇のテーマ曲をベースにしているといわれるが、
作曲した玉木宏樹は天才だ、というほかない。

変拍子の曲というと「展覧会の絵」もそうだが、
どう考えても人間の生理に合わぬ「5拍子」や「7拍子」を
どうやってここまでしっくりいくようにこさえることができるのか、
教えてほしいものである。

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YAZAWA

いい年なのに、「矢沢永吉」がマイブームである。

中学生の頃は、一部のヤンキーがヤザワ、ヤザワ言ってるのを横で聞いて
「バカじゃねぇか」と心の中で思っていたものであるが、
まさかこの年になってE.YAZAWAにハマるとは思わなかった。

CDを買うとなると思い切りが多少は必要だが、
ダウンロードならけっこう気軽に出来る。
最近は便利なサーヴィスもあるので(間違っても無料の奴は使いませんよ)、
それを利用して「マイベストYAZAWAソングス」が気軽にダウンロードできる。
昔から今に至るまでさまざまなYAZAWAソングスを聞かせてもらっている。

若い頃の、よく通る声のYAZAWAもいいんだが、
50代になってからのYAZAWAもいい。
なんというか、枯れているのだ。
(枯れている、というのはいい意味ですからね)
円熟味を増しているというのか、大人の味わいというのか。
「ロックじじいYAZAWA」がとても愛らしいのだ
(忌野清志郎あたりは「老骨にむち打って」みたいな感じでかえって痛々しい)。
だからか、若い頃のYAZAWAソングも興味深く聞ける。

CDは「STILL」と「背中ごしのI LOVE YOU」しか持っていないし、
タオルを投げたこともないけれど、
ささやかなYAZAWAファンが、ひとりここにいますのでヨロシク。

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異常なる音楽評論シリーズ ディスコ歌謡ビクター編

 酸味の強いコンピを次々と打ち出すブルースインターアクションズ(また「幻の名盤」ボックスを出すそうだが…)が3年前にリリースしたシリーズ中の一枚。70年代のディスコブームに乗じた迷カヴァーや、インスパイアされまくりの名曲・珍曲が続々登場。噛めば噛むほど味の出る一枚だ。

 最初のトラック(1)からぶっ放しだ。「ビューティフルサンデー」のさわやかお兄さん・田中星児が「ザッツ・ザ・ウェイ」をアハアハと歌いこなす。当然セクシーになるはずもない。親戚のグッチ裕三の方が数倍巧く歌えそうだが、そこはそれ。星児によって「さわやか一本漬け」された独特の世界は、日本の朝の食卓だ。(14)「ビバ・アメリカ」はそれほどでもない。

 うっかりヒット曲になってしまった「ジンギスカン」がサクッと料理されている(2)。「原たかし&バットマンズ」が、高田弘のアレンジにマヌケな日本語詩を乗せ、華麗に歌う。ドイツ語を無理に英語に変えているところもナイス。

 CDのタイトルにもなっている「ハッスル・ジェット」。巨匠・筒見京平の「ドクター・ドラゴン」名義の作品。インストゥルメンタル(3)と、ヴォーカル(15)の2曲を収録。往年の「シェリー」(推定少女はどこいった)がさっぱり味で歌ってます。収録されていないが、浅野ゆう子版が有名だとか。

 隠れた名アレンジ、(4)「ヘイ!ミスター・ヨサク」。日本全国酒飲み音頭とは関係なさそうな「バラクーダ」なるユニットの手によるもの。「与作」はもともと叙情フォークだから、ディスコアレンジにも合うのだ。

 インビテーションレーベルから参戦は、我らが松崎しげるの(6)「銀河特急」。筒見京平の奏でる小じゃれたサウンドにしげるの歌声が若々しい。いまや「歌うタドン」と化したしげるだが、この頃はまだまだ青い、いや白い。「六花亭のモカチョコレート」程度か。

 ダサカッコイイ(7)「リップスティック」。「ブベッベッブベッベッ」「テケテケテケ」「ドッドズドッドッ」など、小うるさいサウンド満載。エレキにストリングスにホーンセクションに女声コーラス…ゴテゴテとデコレートされたオケにノリノリの桜田淳子の歌声が愛おしい。

 (9)「太陽は泣いているセンセーション'78」。いしだあゆみのカヴァーだが、ディスコと言うよりはタンゴ? オリジナルの筒見京平自らリアレンジ。

 同じ78年の作品では、このCD最大のヤマ場とも言える、(12)「股旅'78」が控える。橋幸夫が新境地に挑んだ「SF股旅歌謡」は、阿久悠入魂の詞に、故・井上忠夫(大輔)の西部劇調サウンド。それを高田弘がバサバサ斬りまくる。

その次の(13)「ディスコ芸者」も捨てがたいニオイを放ちまくる。「はん子」が有名な神楽坂一門?であるが、独特の芸者唱法でテケテケサウンドを軽くあしらう。あかのたちおの名仕事。

 ほかにも歌手や作曲者・編曲者には「麻丘めぐみ」「アン・ルイス」「馬飼野康二」「山下達郎」などの名前が見られる。ラストトラックのポルノ女優の独りしゃべりがちと余計であるが、全体的には佳曲ぞろいの一枚である。
 今となってはどことなく牧歌的ですらある70年代のディスコサウンド。それを和風にしちまっているのだからますます「ほのぼの」するのだが、そこがいいじゃないか。ギラギラビカビカ光ってた70年代の輝きのあだ花は、こんなにきれいに咲いている。

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異常なる音楽評論シリーズ マイドッ!浪花BEST

大阪モノのコンピレーションのうち、一番グッときたアルバム。

最大の収穫はやはり「河内のオッサンの唄」である。
こんなにスゴいとは思わなんだ。
ファンキーなサウンドと微妙にマッチするミス花子の汚らしい(失礼!)河内弁。
時折挿入される、南こうせつヴォイス。そのギャップがスバラシイ。
歌詞は若干オトしどころが甘い部分もあるものの、全体的にはよくできている。
30年前の曲だが、今聴いても完成度の高いコミックソングだ。

都はるみは3曲で登場しているが、その歌唱力・表現力には舌を巻く。
ふつうのオバサンになれなかったのも分かるというもの。

歌唱力といえば「宗右衛門町ブルース」のレツゴー長作。
本家・平和勝次とダークホースの方が有名であるが、こちらもなかなか。
長作の強弱のない歌い方は「気持ちよくがなっているだけ」に聞こえなくもないが、
逆にそれがいいダシになっているし、
こぶしのきかせ方の技術も高い。スゴイぞ和製モーガン・フリーマン。

「大阪ラプソディー」では、海原千里・万里(現:上沼恵美子)の声が美しい。
天童よしみとちびっ子のど自慢荒らしで競っていたという逸話も理解できるというもの。
それと、「女のみち」の宮史郎(とぴんからトリオ)もはずしちゃいけない。
ヒゲのおっさん、歌が上手すぎます。そりゃヒットするわ。

「雨の御堂筋」はフィーフィーがまだピグモンになる前の曲。
必死そうな歌声に引きつけられる。
「大阪で生まれた女」はもちろんショートバージョンであるがそれでも長い約6分。
「放(ほか)されて」は隠れたヒットナンバー。(今年新録したらしい)

このCD、半分の曲が演歌系統の作品なのだが、
演歌がわかる世代でよかったなぁと思う。
自分よりちょっと後に生まれた世代は、
街角からTV画面から演歌が消え始めた世代だけに、
演歌という汽車の発車時刻に間に合ってよかった、と実感する。

演歌が消え始めた時代は、
歌番組で細川たかしが「タッチって呼んでね~」とおどけて浮きまくっていた時代。
そんなタッチの「浪花節だよ人生は」も収録されてます。(でもタッチは「望郷じょんがら」がいいんだよな)
そういえばこの曲は木村友衛らとの競作だった。
競作というシステムも、演歌時代の遺物かもしれない。

とまあ、またまたよけいなことを考えてしまった。
正直「大阪タイガースの唄」などマニアックすぎて
自分にはオーバースペックな部分もあるが、満足満足。
寒いトーホグのど田舎で聴く浪花メロディの素敵さよ。

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異常なる音楽評論シリーズ4・その2

本題に入るのをすっかり忘れていた。
美川憲一ツインパック」のご紹介である。
同じような名前のCDはいろいろあるようだが、
今回ご紹介するのは、「スカーレット・ドリーマー」が収録されているものだ。
「スカーレット」については前回ご紹介した曲である。
都倉俊一によるスーパー和風ロック歌謡とでもいおうか。

この「ツインパック」は、おおよそシングル(EP)リリース順に収録されているが、
聞きどころはDISC-1後半からDISC-2前半と考える。
DISC-1前半はサックスむせび泣く「ブルース歌謡」が多く若い世代には少々ヘヴィー。
DISC-2後半はやおら演歌に傾倒していくきらいがあるのでこちらもきついかも。
その中間であるDISC-1後半からDISC-2前半は70年代後半から80年代前半。
ロック歌謡、ムード歌謡、演歌…いろいろなジャンルに挑戦している「混沌」がいい。

とくに、DISC-1最終トラックの「駅」は「スカーレット」の次にお気に入り。
あまりヒットした曲ではないようだが、
女の悲しみを低音と裏声を巧みに使い分けて表現する美川の力量もいいし、
女声コーラスによるヴォイスインストゥルメントも秀逸。

また、この時期は美川ならではの「暗さ」も魅力だ。
「お金をちょうだい」「一番列車の女」「駅」では男を捨てる女。
さらに「三面記事の女」では自殺未遂を犯す女まで歌う。

なお、聴いていると分かるが、DISC-1では半数程度の曲で、
近年の収録と思われるバージョンが収録されている。
「柳ヶ瀬ブルース」「おんなの朝」「さそり座の女」などがそうだ。
それらの曲を聴けば分かるが、
最近の美川は音程が合わなくてフラット気味に歌う傾向がある。
それもまた、ウェットな雰囲気作りに生きている感じがする。
まさに「枯れた味わい」と言おうか。

最近はテレビの司会にも挑戦している憲ちゃんだが、
紅白で衣装対決するだけが憲ちゃんじゃない。
「女の悲しみ」を歌わせたら日本一の「男性歌手」なのだ。

(追記)06/3/5
アクの強い「スカーレット・ドリーマー」「三面記事の女」作詞者は
「小谷夏」、3月2日に亡くなった演出家の「久世光彦」のペンネームだそうだ。
ほかには「時間ですよ」の浅田美代子や、天知真理にも詞を提供している。
「パーマンはそこにいる」も小谷夏作詞なのだが、
やはり久世が書いたのだろうか?

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異常なる音楽評論シリーズ4・その1

「スカーレット・ドリーマー」は1979年の美川憲一の曲だ。
TBSラジオ「コサキン」では、「アァー…」という美川のためいきで知られているが、
ためいき以外にも見所のある曲で、毒性歌謡好きにはオススメできる名曲である。
「美川憲一ツインボックス」などに収録されている。

美川といえば「いけない葉っぱとお薬」で捕まったこともある人だが、
(没落の末の出来心だとのちにTVで語っている)
まさに「スカーレット・ドリーマー」は「聴く合法ドラッグ」だ。

サイケデリックな歌詞、ロックバリバリのアップテンポメロディ、
軽快なドラムスのリズムと、ハープや琴の美麗な音色が
渾然一体となっているアレンジ…「これぞ70年代」である。

作詞者は「小谷夏」、06年に死去した久世光彦のペンネームである。
美川には、「スカーレット」以上にキョーレツな「三面記事の女」も提供している。

「玉姫様のように~」という部分は、当初「玉三郎のように~」という歌詞だったが
当然、本家玉三郎の許可が出ずに改変したのだそうだ。
その玉三郎らしい中性的な美川の持つ、「青とも赤ともつかないムラサキ」。
それがみごとに生かされている佳曲である。

美川はこの曲以前は「サックスむせび泣くムード歌謡」路線が強く、
この曲以降は強烈な「演歌指向」になっていくのだが、
「スカーレット・ドリーマー」のようなこの時期の美川の曲はそのどちらでもなく、
時代の波に乗ろうとする苦闘も感じられ、「聴かせてくれる」曲が多い。

その2に続く。
(09/1/12一部修正)

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パープル・タウン

八神純子の「パープル・タウン」という歌がある。
ニューヨークを題材とした歌詞で、
リズミカルながらメロウなメロディが特徴の佳曲で、ヒットとなった。

実はこの曲は「盗作騒動」があり、レイ・ケネディという人から訴えられてしまい
結局裁判に負け、「パープル・タウン」は訳の分からない副題をつけさせられてしまった
(その副題とは、ケネディの作品のタイトルである)。

まあこの「元となった」?作品についてよくはしらないが、
話によれば『サビ以外は一緒』らしい。

「パープル・タウン」は当初、八神純子の作詞作曲名義であった。
その後ケネディとその仲間の名前がクレジットされる羽目となるのだが、
八神純子は盗作した作品を平然と「私の曲です」と言うような人間だろうか?
シンガーソングライターとして売れていた八神がだ。

真相は「似てしまった」だと思うのだ。
どこかで「元となった曲」を聞き、それが脳の奥底に存在したまま
五線譜に「思いついたメロディ」を書いてしまった。
それが「似てしまった」真相ではないだろうか。

いずれにせよ、「パープル・タウン」はいい歌なんだよな…

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