某店で激安ジーンズを買った。
おっさんがどんなジーパン穿いたって
どうせ分かりゃしないし…
そう思って買ってきたんだけど、
これがどうにもクサい。
硫黄のような臭い。
なんか嗅いだことのあるニオイだと思ったら、
10年くらい前に買った腕時計の、布製のバンド。
硫黄臭くて、洗濯してもとれないので、
結局交換用の樹脂バンドに付け替えたのだった。
このジーンズも、やはり洗ってもニオイは取れなかった。
ここ数日の陽気の元に干してもダメ。
調べてみると、新品の服がクサい、
というのはよくあるようで、とくに中国産。
このジーンズもそうだし、
思い出してみればあの時計もメイドインチャイナだったな…
においについては「石油臭い」と表現する人と
「硫黄臭い」と表現する人が半々。
自分はイオウだと思ったけど、
言われてみりゃ石油っぽい気もする。
まあ、石油には硫黄も入っているしね。
どうも、生地を染める「染料」が、
「硫化染料」という硫黄化合物の染料らしい。
中国など発展途上国の工場ではよく使われているそうだ。
ただこの硫化染料は、本当かどうかは定かではないが、
放っておくと空気に触れている内に「硫酸」に変化して、
生地を傷めてしまうという。
ちょっと前の「探偵!ナイトスクープ」で、
しまっておいたTシャツが汗でぼろぼろになる、
というのがあったが、まさにこれのことか…。
閑話休題。
ニオイをとる方法として
「お湯をかける」方法を試している人がいた。
(「ポシェットの内ポシェット」)。
やはりジーンズの石油臭さが気になり、
友人に相談したところ「煮てみれば」と言われたが、
煮るのも大変なので湯沸かし器のお湯を
くさいジーパンにかけたところ、
みるみるお湯が茶色に…。
3回お湯洗いして普通に洗濯したところ、
ニオイはあらかた取れたという。
おおっ、これは!ということでやってみた。
洗面台の栓を閉め、ジーンズを入れ、
上からお湯をかけた。
あれ、全然変わらないけど…と思っていたら
やっぱりどんどん色が出てきた。
茶色と言うより、落ちている染料の色のように思えたが。
上記ブログの通り、3回お湯をかけて、
さらに洗剤で洗濯してみた。
確かにニオイは薄らいだ。
が、まだまだ気になるレベルかな。
もう少し繰り返してやってみれば
臭くなくなるかもしれない。
とりあえずありがとうブログ主様。
皆様も、新品の服が硫黄臭い、石油臭いときは
お湯かけを試してみていただきたい。
(ただし、やけどとか、熱湯による容器の破損等には気をつけて)
そういえば、あの腕時計のバンドは確か捨てたんだったな…。
(追記 15/4)
上記の処理を施したがニオイは根本的には取れなかった。
1年近く干しっぱなしにしていたが硫黄臭はなくならず。
荒療治として「台所用塩素系洗剤」を入れて洗濯した。
(かなり危険だと思うので細心の注意を払った)
するとかなりニオイは和らいだのだが、
当然ながら生地には若干の傷みが生じ、色もやや薄くなってしまった。
(もとからダメージ加工してある商品だったが)
ここまで手をかけたら捨てるにもしのびないのだ。