グルメ・クッキング

電気コンロ

懐かし家電なんでしょうな、電気コンロ。
それを買ってきたのですよ、平成28年に。

購入したのは、「ピーコック魔法瓶」製、
シックなブラウンカラーの電気コンロ。
某家電量販店で、ネットよりもだいぶ安い金額で売られていた。

なぜこんなアナクロ家電を買うのか?

IHの卓上クッキングヒーターはあるのだが、
これが「うるさい」のだ。
過熱を防ぐため動作するファンの音が凄い。

それに、IHだから鍋を選ぶ。
オールステンレス、
あるいは底面にイボイボやらツブツブがある、
底が平べったいフライパン、鍋じゃないと動かない。

ところが電気コンロはそういうファンがないので静か。
鍋も、アルミでも土鍋でもなんでも良い。
底は多少丸くてもかまわない(五徳で調整できる)。
だから、卓上で鍋物をやるときに重宝する。

まあ、メジャーな使い方は「お餅やスルメを焼く」
ことらしいが、そういう用途は想定していないのであった。

いずれ、カセットコンロのように
「直火が出る」「消耗品がいる」「セットが面倒」といったデメリットがない。

火力はだいぶ心もとないが、鍋物であれば
最初から電気コンロで調理せず、
普通のガスコンロで下調理しておけばいい。

意外にメリットある「電気コンロ」。
思い出してみませんか…。

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日本人と砂糖

出先でコーヒーを出されるときがある。
で、同席していた人が、砂糖とミルクを入れると
ちょっと驚いてしまうのだ。
えっ、砂糖入れるの?と。

いや、普通入れるために砂糖は置いてるわけだし
入れたって悪くはないのだけど。

通常コーヒーはブラックで飲むので、
砂糖を入れてるのに違和感を感じるように
なってしまったのだ。

昔は砂糖もミルクも入れてたんですけどね。
というか、昔はそれが当たり前で、
砂糖もミルクも入れずにコーヒーを飲むなんて
こう言っちゃ何だが「ありえない」飲み方だったと思う。

飲食店で飲み物がほしいときも、せいぜい2~30年前、
おひや以外は「オレンジジュース」か「サイダー」
しかなかった。
ウーロン茶なんてなかったもんね。

出先でのどが渇いたときだって、
いまはコンビニや自販機で
普通にペットボトルのお茶が買える。
でも昔はお茶は「いれるもの」で、
「買うもの」じゃなかった。

そもそも「水」だって、
お金を出して買うようになったけど、
本来は蛇口をひねればタダで飲めるものだった
(本当はタダじゃありませんが)。

だから自販機ではジュースや缶コーヒーを買っていたのだ。
この間ひさびさに缶コーヒーを飲んだけど、
こんなに甘ったるいもんだったのか、と思ったもの。

炭酸水だって今は普通に売られているけど
昔はこんなもの売ってなかったし。
シュワシュワがほしければサイダーかコーラだった。
サイダーもコーラももちろん砂糖がしこたま入っている。
人工甘味料なんてないし「カロリーオフ」なる概念もなかった。

そう考えると、昔の日本人は砂糖を摂り過ぎていたんだなぁ。
で、肥満だ成人病だ、ってんで社会問題化して、
甘くない飲み物が増えてきて、カロリーゼロ商品も花盛り。
お茶も水も買うようになった、と。
そう、買ってまで飲むほど、必要とされているのだ。

ま、甘くない飲み物を飲みながら、お菓子を食べているんだから
世話ないよなぁ…。

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プレーンのコーンフレークはどこへ消えた?

最近売ってないのよね、プレーンのコーンフレーク。
甘くないやつね。

コンビニなんかでコーンフレークを探すと、
砂糖のまぶしてある「シュガー」「フロスト」か、
チョコ味のコーンフレークしかないことが多い。

シリアル売り場を席巻するのは、
いま静かにブーム中の?「グラノーラ」。
フリーズドライのフルーツと、穀物のシリアルを
砂糖でコーティングしたアレね。
甘いしフルーティだし健康に良さそうだし。

で、グラノーラがシリアル市場をのさばった結果、
古き良き「プレーンのコーンフレーク」は
居場所がなくなってしまった。

大きなスーパーに行けばかろうじて置いてはあるが、
メーカー品はなくて、PB(トップバリュとかCGCとか)しかない。
まあ味に大差はない(と思う)からいいけど…。

実はカロリーも、プレーン味のコーンフレークと
シュガー味やチョコ味のコーンフレークは大差ない。
ならばなおさら、甘い方が人気ある、ということなのかな。

確かに、最初に牛乳をかけて食べるシリアルは
シュガー味とかグラノーラがいいんだけど、
甘くなった牛乳が残ったら、
そこに投入したいのはプレーン味なんだけどねぇ。

甘いのばかり食べていると、
甘くないのも食べたくなると思うんだけど…
そう思いませんか?

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酒の味

最近、西日本の清酒をいただくことが多かった。

その中でも「鹿児島の日本酒」は特に珍しい代物。
なにしろ数十年、鹿児島県で作られていなかった清酒が復活したというのだから
これは呑んでみなきゃ…というので某通販で購入した。

ただ、西日本の酒は…口に合わなかった。
総じて辛口で、香りにもクセがある。

で、岩手をはじめとした東北の酒に戻ると、
やはりほっとする味がするのだな。
甘酒のような米の香り、そして甘み。

やはり、寒いところで作られる酒と、
温暖な地方で醸される酒は、
違いが出るのだろうか。

たまたま巡り合わせがそうなっただけかもしれんけど。

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ドーナツの油

普段あまりドーナツなんてものは食べないのだが、
職場でもらったので、持ち帰ることに。

ティッシュペーパーにくるんだのだが、
油がどんどんしみ出していく。

手で持つと、ティッシュにくるんでいるのに、
油が手にまとわりつく。

ギャルばりにカロリーが気になるオッサンとしては
カロリーが恐ろしい。

こんなのをパクパク食べても太らない、
ギャル曽根みたいな体質になりたい、と思いつつ、
キッチンペーパーで油を吸いまくって、
ドーナツをいただきましたとさ。

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パワードコーヒーと栄養ドリンク

栄養成分を配合した缶コーヒー「パワードコーヒー」を買ってきた。

メーカーは、昼間や深夜にCMを流しまくることでおなじみ「興和」。
製薬会社のイメージがあるが実際は「商社」。
観光地に設置される望遠鏡や、放送局用の機器なども売っている。

というわけでこの缶コーヒーもCMがふんだんに流れている。
A・シュワルツェネッガーやB・ウィリスが出演していて、
お金をかけてPRしたいことがうかがえる。

缶自体に特徴のある凹凸模様がつけられていて、
手触りもサラサラしていて、なんとなく高級感を感じる。

飲んでみる。ローヤルゼリーエキス、エゾウコギエキス配合、
などと謳われていて、そういう「薬効的な匂い」を期待するが、
香りは普通に「缶コーヒー」である。

確かに一瞬それっぽい感じはあるが、
言われなければ分からないだろう。

飲んだところで、元気になった気はするが
「気分の問題」を超えることはない。

なにしろこれは「薬品」ではなく「食品」。
即効性があるわけもない。

ちなみに…。

世間一般で売られている「栄養ドリンク」も、
実際にはそんなものらしい。

栄養ドリンクの主成分は「糖分」「カフェイン」「アルコール」で、
これらは体内に入ると「元気になった気になる」成分だという。

インスタントコーヒーと砂糖とビールと混ぜて
飲めば、極端に言えば栄養ドリンクと一緒だ、としている人もいる。

タウリンとか漢方成分が配合されている栄養ドリンクが多いが、
これらには即効性は期待できないらしい。

要は「効いた気になるだけ」。

ということで、このパワードコーヒーは
それ以上に「効いた気になるだけ」なのだろう、と思う。

ただ、「病は気から」という言葉もあるし、
プラセボとまでは言わないが、
飲んでシャキッとするな気になるなら
それでいいじゃないか、とも考えられる。

ローヤルゼリーエキスが多少でも効く「であろう」なら、
それでいいではないか。
どうせ栄養ドリンクもそんなものなんだし。

むしろ、砂糖がドバドバ入っている栄養ドリンクよりも
健康的だ(無糖タイプならなおさら)。

栄養ドリンクで、元気になった「気になっている」方々は、
一度このコーヒーを試してみてもいいと思う。
市場に残れば、の話だが…。

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コールド大関

BSのCMが気になっていた「コールド大関」。
スーパーで買ってきた。

風呂上がりにゴクリ。
…薄い日本酒、という下馬評通り。

アルコール度数は7度。
チューハイ程度で、普通のポン酒の半分。
甘さも抑えられている。ただしカロリーは1缶200kcalとまあまあの高さ。

今までの日本酒は度数が高すぎたり、甘すぎたりして、
飲めるシーンが限られてきた。それに応えた商品という。

CMが印象的だ。
出てくる人物はピザ、ホットドッグ、たこ焼き、フライドチキン…
おおよそ日本酒が合わないであろう食べ物にかじりついている。

これらの脂っこい料理には、
普通ならビールやチューハイといった爽快感のある飲料が飲まれるところだが、
そこに日本酒サイドからの「新回答」として、この商品が繰り出されたわけだ。

確かに、今までの日本酒では甘ったるいし度数も高いし香りも濃厚すぎて、
脂っこい料理には合わなかった。

風呂上がりとかアウトドアなどにも日本酒は相性が悪かったが、
この味ならさっぱりしているから飲めそうだ。

「コールド大関」はとにかく「薄い」のだが、
その分、飲めるシーンも広がるというわけ。

いままでなら「ビール系」「チューハイ」「ハイボール」を選択していたユーザーに
「日本酒もあるよ」と、振り向かせるための商品なわけだ。

炭酸を望むユーザーに向け、
濁り酒のスパークリングもラインナップされている。
これも試してみたい。

…濁らない清酒の炭酸もほしいところだけど。

昨年のリリース時には度数10度の「エクストラ」もあったようだが
これは現在は販売されていない。
やはりニーズに合わなかった、という判断だろうか。

ネットではまだまだ「賛否両論」のようだが、
リリースから2年、まだ市場に投入されているところを見れば、
ある程度支持されているのだろう。

確かに、爽快感もある。
普通の日本酒では得られなかった飲み方だ。

ビール系では物足りないときの「変化球」として…
というと大関には失礼かも知れないが。

日本酒を敬遠している人にも試してみてほしい。
というか、ほかのメーカーにもこういう商品にチャレンジしてみてほしいところだ。

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炭酸

某店で「ホットジンジャーエール」を購入。
「ホットで飲む炭酸」という、全く新しいタイプの商品。
激ウマ、激マズ…評価が分かれている。

正直、驚くほどの味ではなく「こんなものかな」。
癖になる人はなるだろうし、
もうこんなの飲まん、という人もいるだろうな。

まあそのくらい賛否両論分かれるくらいのインパクトがないと
商品は当たるものではない。

熱い飲み物なのに、ソーダの「清涼感」が同居する感覚は、
なるほど癖になるのもわかる。
個人的には、ゼロカロリーならうれしいかな。

さて、同じ店でたたき売りされていたのが「シュワシュワ」。
炭酸感覚のスナック菓子である。

試験販売だったのかもしれないが
3ヶ月で終売というまさに「幻」の商品。

こちらはただただ悪い評価しか聞かなかったが
食べてみたいとは思っていた。
まさかこの年の瀬に出会えるとは…

で、食べてみると「悪くない」。
コーンスナック=塩味、という固定概念はあるが
ポップコーンだって甘いのとしょっぱいのとあるし。

コーラ味といわれれば確かにそんな気もするが
コーンの方が勝っているかな。

シュワシュワは重曹で表現しているようだが、
さほどのものではない。

要するにコーラ味やシュワシュワする自己主張はあまりない。
クセがないのだ。
…もしかしたら、ホットジンジャーエールのような「クセ」が
この商品には必要だったのかもしれない。

そんな炭酸味の商品2つのご紹介でした。

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化かしあい

昨今かまびすしい「食材偽装」。
もう「どこでもやってる」と思った方が自然だ、と前回も書いたが、
その通り、次から次へと発覚していく。

で、どこも「連絡ミス」「記憶違い」のような
釈明をしているのだが、

みなさん、ごまかしてたんでしょ?

はっきり「ごまかしてました」と言ってしまうと
摘発の対象になるから
(不正競争防止法違反で刑事罰にもなる)
言わないだけなんでしょう。

でも、みんながみんな「担当者間の連絡ミス」と
言っているのは、なんだか滑稽にも見える。

まあ、ここで正義ヅラして「電凸してやるダニ!」など
鼻息荒くなるつもりもない。
芝エビがパナメイエビだったとて、
それで腹が痛くなるわけでもなかろう。

ただ、高い材料前提の代金をせしめられていた、
というのは腹が立つとは思うけど。

以前もあったが「食材をごまかしていました。返金します」
と言った店に、ホームレスが大挙して押し寄せた、なんて笑い話もある。

どっちもどっち。
ちょろまかすのが好きなのである。

料理になったらエビの違いなど判らないというし、
こんな騒動は、また起こるのだろう。
オリンピックの年ごととか、そんなペースで。

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食材で贖罪?

阪急阪神ホテルに端を発した「ホテルレストラン食材偽装」の連鎖。
連鎖と言うより、これはもう「どこでもやっている」ことなのだ、と思う方が自然だ。

報道番組で、「芝エビ」と「パナメイエビ」の食べ比べをしていたが、
記者が両者で作ったエビ料理を味見したところ、
言われなければまず差は分からない、という。

果物ジュースが生搾りか濃縮還元か、ならまだしも、
漬物が既製品か手作りか、なんて
内部の人間でも見分け(食べ分け?)がつかないだろう。

逆に言えば、そんなもの気にしてもしょうがない、
という話にもなるけれど。

でも、松阪牛のひとくちステーキと偽って、
オーストラリアビーフに牛脂を注入したひとくちステーキを出せば、
それは偽装、いわば詐欺である。

オーストラリアビーフが500円で、
松阪牛が5000円なら、単純計算で売上は10倍になるわけだ。

ただ、原材料なんでもかんでも産地を気にしてもしょうがないだろう。
ステーキに振りかける胡椒の産地まで気になるか?
マレーシアかインドネシアかフィリピンか…

産地を気にする消費者と、
それに応えようとした店。
そして嘘をついてしまう店。

食の安全、とはいうけど、
なんでもかんでも気にしすぎるのは、
それはそれで不健康な話である。

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