ギャンブル

2500万円

競馬評論家の須田鷹雄が、
WIN5」というJRAが指定する5レースすべての1着を当てる、という
ゲーム性の高い馬券を的中させ、2500万円を獲得していたことが分かり、
写真週刊誌で報道されて、話題になっている。

一般人ならまず自分でゲロはしないと思うが、
そこは東大卒の頭脳、自ら発表した方がいい、と
ブログで「ご報告」しており、
税金は意外に高くない」といったことも記している。

普段からローテンションで売っているだけに、
基本的には冷静さを保っているように見受けられる。

「大金を手にしたリスク」が頭をもたげているのかも知れない。
宝くじに当たった男がみるみる不幸になっていく、
なんていう話はごまんとあるものだ。

数億円ならまだしも、2500万円(マイナス税金)なんて、
うっかりしていれば、日々の活動、私生活でなくなってしまう。

そして、「競馬評論家」、しかも自ら馬券を買う評論家なら、
これまでも、そしてこれからも、そのくらいの金額は「溶かして」いるものだ。

須田自身、フィーバーするどころか、テレビ出演後に
早晩、日本の競馬は滅びていく」なんて、
センチメンタリズムに浸っているくらいだから…。

競馬なんかもうかるものじゃない。ロマンを買うものだ。

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BSイレブン競馬中継

今年から、JRAの競馬中継番組を「BSイレブン」が放送することになり、
1月5日の年始開催から番組がスタートしている。

3時前後の、重賞レース時間帯はテレビ東京(土曜)、
フジテレビ(日曜)が放映権を持っているため、
この時間帯はインターバルとなるが、
全体的には正午から夕方5時半までの長丁場である。

この番組は、独立UHF局が25年間にわたって放送してきた番組、
「中央競馬ワイド中継」を置き換える形で始まっている。

「ワイド中継」は独立UHF局にネットが限られ、
首都圏、近畿、中部地区のごく一部でしか見ることが出来なかった。

しかし現在はPATやインターネットなどで、全国で勝馬投票券が買えるようになっている。
売り上げが落ち、全国にファン層を広げたいJRAが、電通を仲立ち役として、
新興BS局のBSイレブンに場所を移したという格好である。

司会者として、競馬に造詣が深い「TIM」を起用。
アシスタントには「2TOUCH」所属の岡村麻純(TBS岡村仁美アナの妹)と、
谷桃子がそれぞれ土曜・日曜を担当する。

また、オッズや配当の読み上げや、サブ解説役として、
ラジオNIKKEIのアナウンサーが登場し脇を固める。

番組後半には競馬評論家が出演するほか、
GI開催日などの節目には徳光和夫がコメンテーターとして出演することになっている。

なお、これまで「中央競馬ワイド中継」を放送してきた独立UHF局においては、
代替策として「BS11競馬中継」の一部をネットするほか
(一部局ではBS11で放送しない時間帯も放送を継続)、
後半はUHF独自制作の中継番組を継続している。

前置きが長くなったが、
1月5日の初回以降、録画してほぼすべてをチェックしている。

競馬はやらないのだが、開局時からBSイレブンには注目しているし、
歴史的な第一歩を目撃しておきたい、という欲求にかられてしまい、
この週末は「競馬漬け」になってしまった。
(ほんとは年末年始の録画がたまっているので、
そんな場合じゃないのだが…)

番組はすべてBSイレブンお得意の「ヴァーチャルスタジオ」で進行。
JRAの中継映像と、ラジオNIKKEIの実況音声を使い、
関東・関西それぞれのレースを交互に伝えていく。

オッズ、パドック、解説者によるレース展望、
本馬場での返し馬、スタジオでの解説、レース実況、配当金結果…
これの繰り返しが延々と続く、淡々とした構成である。

それ以外のコーナーは(レース終了までは)ほとんどない。
おそらく「中央競馬ワイド中継」も、こんな感じだったのだろう。

フジテレビがやるような「競馬ビギナー」を意識した演出はさほどないが、
レッドがアシスタントに話を振ったり、
ゴルゴが「BSイレブンだから11番を買いましょうか」など、
TIMが番組を多少柔らかめにしている。

ただ、レッドは、バラエティでは見せないメガネ姿で、
意外なほどに淡泊に司会に徹しているし(カミカミは相変わらずだが)、
ゴルゴもコメントの端々から、競馬を普段からたしなんでいることを感じさせるなど、
競馬ユーザーに対して真摯な姿勢を見せている。

それでも、twitterやブログの反応を見る限り、
やはり25年間の実績もあってか「中央競馬ワイド中継」のほうがよかった、
という首都圏等在住者の声は根強い。

とくに、長年司会を務めてきたアナウンサー「長岡一也」への愛着を持つ
コアなファンの嘆きはいろんなブログで声を拾うことが出来る
(なお長岡氏はBS11の第1回でインタビューの聞き手役としてVTR出演している)。

BS11競馬中継には、「ワイド中継」に関わった制作プロダクションが引き続き携わってはいるが、
視聴者側には、内容が激変したショックは大きいだろう。

YOUTUBEで「ワイド中継」末期の映像を見たが、
狭い競馬場スタジオで、長岡らおじさんアナウンサーが進行する番組は、
「玄人向け」ながら「アットホーム」の印象は強いいっぽう、
やはり「地味」さは否めない。

この内容のままBSに持って行けばよかったのでは、という声もある。
長年「ワイド中継」を見慣れた視聴者の気持ちは分からないでもないが、
さすがに初心者や、初めて触れる地方在住者にはとっつきにくい。
全国放送のBS11に移行するにあたり、プラス要素が欲しいところだっただろう。

JRA側としては、せっかく全国で視聴できるようにするのだから、
やはり華のある有名タレントを起用したいし、
しかもそれなりに競馬に造詣の深い者がよい、
ということでTIMや徳光を選んだはずだ。

しかし、かといって下手な素人向けにしてしまうと、
大事な大事な「コアな競馬ファン」が逃げてしまうので
(競馬ビギナーを引きつけるのはCXなどに任せればよい話)、
おちゃらけは適度にしなければならない。

TIMはその期待には応えていると思うが、
「素人向け」「玄人向け」のバランスの舵取りは、
しばらく試行錯誤が続くだろう。

ただ、徳光については競馬ファンに「アンチ巨人」が多いのか、
ギャンブルは何でも手をつける姿勢が気に入らないのか、
かなり評判が悪いのが気になるが…。

オッズ、配当が見られる「データ放送」については
便利だという声が多い。
「重い」と言われがちなデータ放送にしては反応も良く、
インターフェイスもわかりやすい。
地デジでもデータ放送はできないわけではないが、
やはりBSだからこそ取り組めたものだろう。

これまでUHFを利用していた視聴者の中には、BSが受信できない視聴者も多く
そこが不満のタネになっている部分も少なくない。

BS移行で全国ネットにはなったが、
いままで番組を見れていたUHFの視聴者には関係がないこと。

番組内容で「BS11に移行して良かった」と思わせるように、
今後も努力していってほしいものである。

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2009年南部杯 テレビ中継

※注意:このブログは競馬本体のことはほとんど書いてません

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岩手競馬交流GIレース「マイルチャンピオンシップ南部杯」の中継が
IBC岩手放送で放送された。
(なお裏番組は尼崎競艇「全日本選手権」。ゲストは和田アキ子ほか)

ふじポンがブログ更新記録を打ち立てたり(リアルスポーツ)、
テシオ(めんこいエンタープライズ)が
岩手競馬嫌いの某県紙に1面広告を打ったりと
とにかくPRに力を入れていたレースである。

岩手競馬関連のテレビ番組を放送しているのは
いまではIBCとめんこいテレビしかないが、今回はIBCが担当。
前回は「じゃじゃ馬(ば)TV」と題していたが、
今回は旧来通り「KEIBA LIVE」のタイトル。

岩手県競馬組合はスポンサーにならず、PTのCMを流すのみであった。

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番組は全編、盛岡競馬場「オーロパーク」から放送。
中継回線の関係で、競馬場からの映像は全てSD画質なのがもったいない感じ。
なおテロップや取材VTRはHDであった。

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司会は瀬谷佳子、大原崇史・両アナウンサー。
実況もこなす瀬谷アナウンサーに対し、
いつも通りぎこちない大原アナウンサーのミスマッチ感覚。

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岩手競馬のキャラクターを務めているルー大柴
競馬場に来ており、番組にも特別出演。
いつも通りの英語混じりトークで登場したが、
コメントは素人まるだしで、あまり競馬には興味がなさそう。

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個人的には、彼の生い立ち(新宿富久町出身)から
若手時代(勝新太郎の俳優養成所に通い岸田森に師事)、
現住地(川崎市宮前平)、趣味(ドジョウの飼育)までいろいろ知っているけど、
いまは『ジャーマネにほだされて浅井企画を裏切った男』の印象しかない。

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実況は“岩手の神様”加藤久智アナウンサー。

解説はめんこいテレビやふじポンブログでもおなじみ松尾康司氏(テシオ)。
松尾氏が番組中ずっと「日本テレビ盃」を
「にっぽんテレビはい」と読んでいたのが気になったが。

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JRA所属馬を追って栗東のトレセンを取材したVTRが流れる。
レポーターは松尾氏。

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レース開始前、ルーを再び迎え、
テキトーな予想とどうでもよいトークで時間を潰す。

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出走前は興味がない人にも緊張感を誘うもの。

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レース開始。
いまやSDでは不鮮明。なんとかHDでの放送をお願いしたいが…。

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1着はJRA・エスポワールシチー。
これまで3年間栄冠を守ってきたブルーコンコルドは盛りを過ぎているようで5着に終わる。
加藤アナは「エスポワールシチーの時代がやってくる!」と高らかに。

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騎手インタビューは大原アナが務める。
優勝の佐藤哲三騎手は「また冷麺を食べに来ます」とコメント。

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レース後、司会の2名がトーク。
瀬谷アナに振られ、中身の薄いコメントしか出来ずに
明らかにテンションが下がっていく大原アナが印象的。

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これから知識をためてガンバレ、と言いたいが、
果たして大原アナが実況を行うようになるかどうか…。
そこまで岩手競馬がもちこたえてくれるかどうか。

昔は4局持ち回りで、毎週のように岩手競馬を
テレビ中継してたんだけどねぇ。TVKにもネットしてたし。

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岩手競馬にまた明るい光が差し込むことを祈念しつつ。

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祝!岩手競馬テレビ中継、復活

JRA・公営の馬と武豊ら騎手を招聘する重賞レース「マーキュリーカップ」中継のため、
ひさびさに岩手競馬のテレビ中継番組が岩手の民放で復活。
「テシオ」編集部(現・岩手競馬サポーターズネット)を擁する岩手めんこいテレビ入魂の番組である。

タイトルは「みんなのイワテケイバ」。
以前は「スーパーイワテ競馬」だった。
めんこいには、『フジテレビのJRA中継のタイトルをパクるべし』という不文律があるらしい。
ちなみに「マーキュリーカップ」は一昨年度に「スーパーイワテ競馬」で同様に中継していた。

司会は「長老」坂口奈央アナ。
実況は蘇武直人アナ(フリー)、解説は(元)テシオ・松尾康司氏とおなじみの名コンビが復活。
3名が盛岡競馬場(オーロパーク)のブースから放送。

パドック進行は、松尾氏の部下・よこてんこと横川典視氏(ブログお休み中)と、
岩手競馬にハマりすぎて最悪の事態を考えていなさそうな、
ふじポン(久々に見たな~)。こちらもいつもの夫婦漫才。

視聴者参加ゲームは今回から電話応募で1等を当てるのではなく
インターネットを使用して3連単を当てる「WEBダービー」に衣替え。
めんこいテレビ本社では野牛あかねアナが進行を務める。

曇り空ながら、本日のオーロパークはなかなかの客の入り。
売り上げはどうか知らんが。
番組では、CGを使ったり、(本社スタジオで)セットを建て込んだりと、
厳しいふところ状況の岩手競馬をなんとか盛り上げようとがんばるめんこいテレビ。

レース終了後は実況席にふじポンも加わり、まったりした雰囲気で「反省会」。
松尾氏はこうやっていつもふじポンと酒を酌み交わしているのだな…
などと想像しつつ。

ふじポンの、発走前レポートの下手さ加減
(うまいことを言おうとしてドンドン沈没していくとこ)が一番の見どころだった。

来年も岩手競馬があるのかどうか分からんが、
宣伝効果も考えると、もう少しテレビ中継を増やしてくれれば…。
もちろんめんこい以外の再参入も検討を願いたい。
とくに、IATの「及川サトル&須田鷹雄」の珍コンビがまた見たい
(注:鷹雄は現在日曜に北海道で競馬番組の司会をしているので、土曜か祝日でないと無理だが)。

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今年の岩手競馬のポスターは、幹久が泣いているややキモいデザイン。

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芸能人は歯が命

岩手競馬のCMキャラクターに「東幹久」が就任すると言うことで、
きょう東が、盛岡競馬場で記者会見。
岩手県庁も訪れ、達増知事を表敬訪問している。

NHKドラマ「どんど晴れ」にあほなぼっちゃん?役で
出ていた縁での起用という。

東自身も競馬が好きということで、
売り上げ減に苦しむ岩手競馬の提示した「契約料なし」での出演を承諾。
ギャラもゼロベースでの出演に臨む。

売り上げに貢献できればギャラが発生すると言うが、
万が一(笑)売り上げが伸びてもおそらく
「返上する」としか言えないだろうから
けっこうなボランティア仕事を引き受けたものである。
まあ、「イメージアップ」という副次効果はあるだろうが…。

(ちなみに某チャリティ番組のようにウラで支払ってるだろう、
というのはあり得ない。岩手競馬=県営=お役所だから)

この間まで岩手の民放では、
「大物タレントが契約料ゼロでCM出演」という
あおりCMを放送していた。

言うほど大物でもなかったが(笑)
「賞味期限切れの歌手」や、「元のつく大御所俳優」あたりを想像していたので
東幹久の起用は、やや意外な感じ。

岩手競馬は景気がいい頃にはCMにタレントも使っていたが
(署長になる前の北村総一朗とか)
財政が危うくなり、CMはイメージCMや告知CMに代わり、
一昨年度からはテレビ中継も休止している。

先日から今年度のレース日程が始まっているが、
売り上げは目標を下回っているとのこと。

今年度の岩手競馬のキャッチフレーズは
「オモシロいことになってきた!岩手競馬」だそうであるが、
ほんとに面白くなるのかどうか。

どこかの「県民紙」がおもいっきりネガティブ報道を繰り返すなど
まずは悪化してしまったイメージの回復が急務だろう。

イメージアップの上手な「東さん」が宮崎あたりにいるが、
「ひがし」さんだけでなく「あずま」さんもがんばってほしいものだ。

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