うる聖やつら
東京出張でバスに乗る。
満員でギチギチの車内に突如響き渡る中国語。
携帯電話の、しかもスピーカーで通話している。
テレビ電話だろうか、相手の声も周囲にダダ漏れ。
厚顔無恥というか、何というか…
自分さえ良ければいい、といういかにも中国人らしい行為である。
孟子先生や孔子先生はなんと思うのだろうか…。
ホテルで一泊し、朝食時間。
食事をするレストランルームと、
休憩をするリビングルームが、扉で明確に分かれているのに、
リビングのソファに陣取って構わず食事をする、
南米系の女たち数人。
いや、どう考えてもそこは食事する部屋じゃないだろ、と思うが
「ワタシタチニポンゴワカリマセ~ン」とでも言いたいのだろうか。
まったくガイジンはこれだから…
と思えば、日本人も恥知らず。
やはりバスの中。外国人はいなかったが
日本人のおやじが堂々とガラケーで大きな声。
まあひとりくらいは…と思っていたら、
澄んだ音色の着信音が響き、またひとりのおやじが会話を始めた。
後ろの席の二人組が苦笑いしていたくらい。
一仕事終えて乗った電車の中でもそうだった。
ややガラの悪い、いい方をすれば「根はいい奴そう」な30~40歳のオッサン4人組が
通路をまたいで座っていた。それだけで威圧感のある集団だが、
ほろ酔いしているようで、明らかに声がでかい。
電車の音にかき消されまいとますます大きな声を出す。
会話の内容もがイヤでも聞こえてくるのだが、
「あいつは◯◯◯◯だからよぉ~」と、
「陰茎の先端部が大きいこと」を指す俗語。
すぐ近くに女性客もいるのに…わざとやってるのか?
またもホテルの朝食。
ラテン系の女が去って、さあコーヒーでも…と思ったら
朝食を済ませた日本人のおやじが隣に座った。
何もしなければかまわないけど、
「チュワッ、チュワッ…」と口から音を断続的に出す。
歯に詰まった食い物を除去しているのだろうか、
単なる癖か…
他人がいるのに、よくそんな不潔な音が出せるものだ。
何の意識もないのだろう。
全く、人間というのは恥知らずな生き物である。
そりゃ、自分のことを孔子さまや孟子さまのような
聖人君子とは思っていないけれど。
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