帝国、終わりの始まり
年末から騒動が続く芸能界にとどめを刺した、
SMAP解散騒動。
昨夜の「SMAP×SMAP」生放送で、一旦の決着を見た。
解散はなくなったようである。
しかしメンバー5人からは最後まで「解散しません」という言葉はなく、
憶測をかえって広げる結果となっている。
おそらく、それを明言できない何かが残ったのだろう。
やれ、キムタクが真ん中だの、ネクタイが白いだの、
それをもって「SMAPは(メリー派の)キムタクのものになった」
とする意見が多い。
冷静に考えれば、そりゃうがち過ぎだろ、とも思うが、
そんなものなのかもな、という気もする。真相は分からない。
それにしても不思議なのは、
これまでジャニーズ事務所については好意的な報道しかしてこなかった
スポーツ紙やワイドショーが、
今回ばかりはやや否定的な報道もするようになっていることだ。
今回の騒動の一端は、
ジャニーズ事務所の内紛が引き金なのだが、
マスコミがそれに触れている。
今までなら「タブー」だったはずだ。
草なぎ剛は「ジャニーさんに謝る機会を…」と言った。
そもそも、ほとんどの国民は
『ジャニー喜多川』なる人物の顔を見たことがない。
(実際にはマスコミが記事にして写真も掲載されているが)
実在するかどうかも分からない「神様」に「謝らなければならない」、
今回はそれほどまでの事態だったのだ、ということなのだろう。
いずれ、いままでのジャニーズ事務所なら、
こういう釈明の場すらも設けず、
今まで通り「いつもニコニコみんなのSMAP」で突き通したはずだ。
それを、極秘中の極秘であるはずの
「ジャニーさんへの謝罪」にまで踏み込んだ発言をさせたのだから、
何かが変わり始めているのかも知れない。
マスコミ報道の変容ぶりも含めて。
繰り返すが、SMAPは「解散しない」とは一言も言っていない。
当面は解散しないにせよ、
永続的な存続は確定していないのである。
罵詈雑言飛び交うインターネットの世界で、
「解散して欲しい」なる声は一つも聞いたことがない。
それほど愛されているグループを、
ジャニーだメリーだ、世間の誰も顔を知らない人々が
(間接的とは言え)握りつぶそうとした。
これで「ノーサイド」だとは、誰も思わない。
「終わりの始まり」であることは、誰も異論がないだろう。
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