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日帰りの衝撃

とあるテレビで「韓国に日帰り旅行」というのを聞いた。
実際、東京や大阪からは、
日帰りで韓国に行って帰ることが可能という。

朝、空港を発って韓国に渡り、
韓流ドラマのロケ地めぐりを楽しみ、
東大門市場でショッピングを満喫し、
焼肉などのグルメを堪能して、
日付の変わらないうちに帰宅できる、という。

岩手では不可能な話だなぁ…と思ったのだが。

そもそも逆に考えれば、
東京の人は岩手に日帰りすることも可能だが、
韓国に日帰りすることも可能なのだ。

つまり…日帰りでなくてもいいけれど、
在京者の旅行先として、岩手と韓国は同列なのだ、
ということに気づいた。
外国と競争しなければならないのだ。
台湾も日帰りは可能である。

そうはいっても、外国だよ…と思うが、
LCCなどの登場でハードルは格段に下がり、
現地の言葉に詳しい友達がいればなお気軽に行ける。

むしろ、東京から見れば岩手のほうが、
韓国よりもよほど「異国の地」なのかもしれない。

所詮は国内なのに、さほど気軽に行けるわけでもない岩手より、
気軽に行けるのに、異国体験が楽しめる
近くの外国の方がよほどエキサイティングなはずで…。

外国が身近になること。
これは脅威だ、と思う。

気を引き締めていかなければ、
岩手は東京に、また捨てられる。

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