水に落ちた犬
佐野研二郎氏の「パクり問題」は、新たに動物園のロゴマークなどが
疑惑の案件として浮上、修復不可能な状態になっている。
甘ちゃんなのかもしれないが、
佐野氏については性善説をとる立場で話させてもらうと、
もし仮に「パクった」とすれば、氏に得なことは何一つない。
バレなければ済んだのでは…といったって現にこの通り、
あれもこれもパクりだ、と騒がれているではないか。
確かにトートバッグの「BEACH」や
フランスパンの案件は誰の目にも模倣は明らかだが、
氏の弁明するとおり、部下がやったことなのだろう、と信じたい。
ここまで来てしまうと、おそらく佐野氏は
デザイナーとして再起することは難しいであろう。
例えパクりをしていなかったことがハッキリしても、だ。
ネットで「類似」をあげつらう人々は
「正義漢」の気持ちでやっているのだろうが、
佐野氏の今後の人生については、何とも思っていないのだろう。
最悪、行く末をはかなんだ佐野氏が自分自身をあやめたりすれば
「ヨッシャ、一丁上がりだ」と完全勝利宣言でも揚げるつもりか。
一度火がついた炎上案件を、「有志」がジャンジャン火に油を注ぐ。
ネットではよくある光景だ。
水に落ちた犬は棒でたたけ、とばかりに。
いや、既存のマスコミだって同じだ。
マクドナルドとか、フジテレビとか。
「いま叩かないで、いつ叩くの、今でしょ」と。
叩かれる方の気持ちや、今後のことなど「どうでもいい」。
自分が気持ちよければいい。
自分が正義だからいい。マスコミも、「有志」も。
逆に、自身が叩かれる側に追い込まれたらと思うと…。
あなたは、「100%清廉潔白」な人間なのですか?
水に落ちない自信はありますか?
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