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2015年8月

水に落ちた犬

佐野研二郎氏の「パクり問題」は、新たに動物園のロゴマークなどが
疑惑の案件として浮上、修復不可能な状態になっている。

甘ちゃんなのかもしれないが、
佐野氏については性善説をとる立場で話させてもらうと、
もし仮に「パクった」とすれば、氏に得なことは何一つない。

バレなければ済んだのでは…といったって現にこの通り、
あれもこれもパクりだ、と騒がれているではないか。

確かにトートバッグの「BEACH」や
フランスパンの案件は誰の目にも模倣は明らかだが、
氏の弁明するとおり、部下がやったことなのだろう、と信じたい。

ここまで来てしまうと、おそらく佐野氏は
デザイナーとして再起することは難しいであろう。
例えパクりをしていなかったことがハッキリしても、だ。

ネットで「類似」をあげつらう人々は
「正義漢」の気持ちでやっているのだろうが、
佐野氏の今後の人生については、何とも思っていないのだろう。

最悪、行く末をはかなんだ佐野氏が自分自身をあやめたりすれば
「ヨッシャ、一丁上がりだ」と完全勝利宣言でも揚げるつもりか。

一度火がついた炎上案件を、「有志」がジャンジャン火に油を注ぐ。
ネットではよくある光景だ。
水に落ちた犬は棒でたたけ、とばかりに。

いや、既存のマスコミだって同じだ。
マクドナルドとか、フジテレビとか。
「いま叩かないで、いつ叩くの、今でしょ」と。

叩かれる方の気持ちや、今後のことなど「どうでもいい」。
自分が気持ちよければいい。
自分が正義だからいい。マスコミも、「有志」も。

逆に、自身が叩かれる側に追い込まれたらと思うと…。
あなたは、「100%清廉潔白」な人間なのですか?
水に落ちない自信はありますか?

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ビジネスホテル哀歌

仕事で東横インに泊まった。
業界大手だけにホスピタリティは高いほうだろう。
ただ、文句もある。
まず、予約サイトが重い。先日も予約しようとしたらまあ反応が鈍いこと。
時間帯にもよるのだろうが。
あげく、取ろうとしていた残り1部屋を取られてしまった。
で、実際にチェックイン。
この東横インはエレベーターが1個しかないから待たされる。
部屋に入るとカードキーを差し込み口に入れて電気を通電させる方式なのだが、
シェーバーを充電したまま外出したい時など困る。
部屋を出ると電源が切れてしまうのだ。
他のビジネスホテルだとクレジットカードなどでも反応するのだが
東横インの場合は専用カードを検知するシステムらしく、
他のカードでは動作しない。
ちなみに今回泊まった東横インは1個のコンセントが、
外出しても動作する仕組みだったので助かったが、
そうなっていないところもある。
それと室内に置いてある本。聖書とか仏典は定番であるが、
「内観」とかいう、やや宗教がかったハウツー本が必ずあり、
著者は東横インの創業者になっている。
違法改築事件でふてぶてしい会見を行って一世風靡したあの人だ。
あの顔面を思い出したら本を開く気にもならない。
それと、他誌の転載だけで構成したという中身のない室内誌。
「実用新案登録済み」とあるが、ちょっと知財をかじった人間なら
これが何の意味も持たないことは自明の事実
(逆に何も知らない人は、これでちょっと感心してしまうからやっかい)。
そして朝食。東横インの売りなのだが、
ただでさえ狭いロビーにテーブルと椅子をこれでもかと並べ、
残ったスペースに料理を配膳してあるからさらに狭い。
セルフサービスはいいとして、狭いから食事を運ぶのも一苦労。
この間なんか、客が他の客にぶつかって、
味噌汁をこぼしあわや大惨事というところも見た。
しかもこの時期は夏休みのクソガキもわんさといるし、
それと中国人をはじめとしたアジア人客のうるさいことったらない
(外国人差別と言われても仕方ないが、
ガイジンとの接触が少ない我々田舎者は困惑する)。

…文句ばかりついてきたが、
「文句があるならもっと高いホテルに泊まれバカ」と言われたら
返す言葉もない。
それに、東横インが水準以上のビジネスホテルであることは、
いろんなホテルに泊まってきた経験から言わせてもらえる。
もっとひどいところはいくらでもあるからね。
とりあえず、10回泊まると1回無料になるらしいので、
それを目指して、上に書いたようなことはしばし我慢させてもらいます。

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パクり

東京オリンピックのエンブレムでベルギーのデザイナーから
「パクり」を指摘された佐野研二郎氏。

その後、これまでの数々の作品におけるパクり疑惑が
ネット上で持ち上がり、
その中で、サントリーの景品バッグの図柄については
事実上模倣を認めた。

ネットでの指摘の中には「言いがかり」のようなものも
あったが、景品バッグについては、
ネット上の写真をそのまま無断借用したとしか思えないものもあり、
申し開きは困難な状況であった。

佐野氏が自ら進んで模倣をしたとは思いにくい。
本人が言うように、部下の行為だったのだろう。
ただしチェック不足は間違いない事実であり、
本人の責任も逃れられまい。

ベルギーのデザイナーに話を戻せば、
あれはベルギーのほうの言いがかりだろう。
そもそも商標登録もしていない美術館のロゴマークまで
事前調査するのは無理な話。

最初は同情を集めた佐野氏だったが、
「日本のネット上の有志」が、今度はよってたかって
佐野氏の「過去の行状」をほじくり出し、
世界に恥をさらす手助けをする。

日本人は佐野氏の見方をすべきなのだが…
なぜこんなことになるのか。

ネット上の有志は「人脈図」まで持ち出している。
有名デザイナー仲間同士の「賞の与え合い」とか。

そして佐野氏の兄が、経産省のエリート官僚であることまで判明している。

佐野氏自身も、博報堂を飛び出し、
デザイン事務所を立ち上げ、
有名企業のクライアントとの仕事をいくつもやり遂げている
「成功者」である。

こういう人間はあこがれを持たれる一方、
ねたまれやすい。
ネットにいる連中には「大好物」なのだ。

水に落ちた犬を棒で叩くように、
針のむしろに追い込まれる。
いつかどこかで見た光景がまた、繰り広げられる。

本来なら日本人は、
ベルギーのデザイナーに対し反論を行って、
佐野氏を守るべきなのだが。

偉大な亀倉雄策デザインに比べ、ありゃなんだ、と
佐野氏のデザインを笑いものにする者も当初から多かったし、
そもそも「オリンピックなんかどうでもいい」という人も少なくない。
しょうがないか。

ベルギーの人々はこの「日本人の醜態」をどう見ているのか。

「ニポン人は、我が国が好きなようだ。
チョコ、ビール、ワッフルだけじゃなく
デザインも好物なのか」…と、
嗤われているのではなかろうか。

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駅前のイオンがガラガラ

盛岡市内にはショッピングモールのイオンが2店、
スーパーセンターのイオンが1店あるが、
それより前に出店したのが「マックスバリュ」盛岡駅前北通店。

現在は秋田本社の「マックスバリュ東北」に吸収されたが、
盛岡地区のイオン第1号店でもあった。
開店した日はなんと夜の12時にオープンしたのであるが
大行列に並んで入店したのを今でも鮮明に覚えている。

そのマックスバリュ、開店後ほどなくしてテナント棟を増床、
現在は「イオンタウン」を名乗っているのだが…
このテナント棟、半分以上のスペースが空き店舗になってしまい、
なんともさみしい状況なのである。

飲食店が入っていたスペース。
フードコート形式なのに、なぜか「冷麺」の店と「サーティワン」という
バランスの悪さが災いし、早々に客が来なくなった。
そしてとうとう空き店舗に。
目の前には北東北随一の美容学校もあるのだが…。

今年の冬までは自転車販売の「イオンバイク」が入店していたが、
自転車シーズンの春を待たずに閉店。

その隣のスペースは雑貨店があったが
保険代理店を経てやはり空きスペースに。

同じくテナントとして入っていた地元書店は
出版不況に耐えきれず閉店。
その後、お裁縫グッズの「トーカイ」が入っていたが
ごく短期間で撤退。いまはやはり空きスペース。

残っているのは、奥の方に鎮座する「キャンドゥ」と、
その脇にあるリラクセーション、
手前側の小さいスペースに入居する激安理髪店、
店の正面からは見えにくい場所にある美容室。

4店もあるからにぎわっているかと思いきや、
先述の空きスペースが、テナント棟入り口に集中し、
がらんどうを見せつけてくるものだから、
なんともさみしい状況なのである。

天下のイオンの店、しかも盛岡駅前店を名乗る店なのに、
テナントを埋めるにも苦労するなんてことが、実際にあるのだ。

駅前と言いつつ駅からはやや離れていて(徒歩7分程度)、
駐車場も30分無料で、自動車でのアクセスもそれほど悪いわけでもない。

ただ、冒頭で言ったように盛岡にはすでにイオンの大型店が2店あり、
マックスバリュもすでに3店舗を数える。
ド郊外の玉山地区とはいえ、スーパーセンターも存在する。
すでにイオンは目新しい存在でもない。
それも、この空きスペースの要因の一つなのかもしれないが…。

どの種類の店がふさわしいかも悩ましい。
書店はすでに閉店している。
駅ビル「フェザン」は、新星堂のカフェ併設新業態をオープンさせたが、
1年もたず閉店してしまった。音楽もダメだ。

フードコートの復活…と思ったが、
駅の乗降客を駅ビルから奪うような場所でもなければ、
家族で連れ立ってくるような場所でもなく
(イオンモールではなく単なる食品スーパーでしかない)、
客の入りが読みにくい。

要するに、テナント棟が広すぎたのかも知れない。
先述通りこのテナント棟は増床してできたものであるが、
その読みが甘かったという言い方も出来よう。

この空きスペースがいつ、どのように埋まるのか、
どう驚かせてくれるのか、イオン(正確にはマックスバリュ東北)の
お手並み拝見、といきたいところだが、
当のイオン側が、一番悩んでいることだろう。

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BPOって何なの

BPO放送倫理・番組向上機構のWEBサイトに寄せられた
視聴者の意見」が、言いがかりばかりで正直あきれてしまった。

特に「番組全般・その他」のカテゴリー。

27時間テレビで、平成ノブシコブシの吉村が
自分の高級車を壊すシーン。
「一般人が買うにはどれだけ働かなければならないか分かるか」だって。
…あの人達は、あんたみたいな貧乏人と違うんだってば。

同じく、バンジージャンプギネス記録に挑戦させられた
たんぽぽ白鳥に「パワーハラスメントだ」。
…パワハラだって言ってたら仕事なんかできませんよ。
有吉弘行なんか、日テレ相手に裁判起こしたら勝てるよ。

「男気じゃんけん」は芸能人がバカみたいに金を使いまくる。
不愉快だ。新幹線に火をつけて死のうとした貧乏人がいるのに。
…もう、一緒に論ずる話題じゃないでしょ、それ。

スポーツ中継を民放が独占して、
我が県にはその系列局がないから、見ることが出来ない。
だからWEBで中継しろ、と。
…じゃあ、あなたがお金出してよ。

この番組には「スタッフが美味しくいただきました」という
テロップが出てこない。廃棄しているのか。
…美味しくいただくわけないだろ。
テロップ出してても実際は廃棄してるんだよ。

前科者のタレントや元IT企業社長(ホリエモンか?)は
テレビに出すな。視聴者をバカにするな。
…じゃあ前科者は一生家にこもってろ、と?

ゲイタレントやオネエタレントが多い。差別はすべきではないと思うが、
テレビに出まくっていて不愉快だ。
…あんたが差別してるじゃないの。

レポーターがジャマイカのスラム街に行って麻薬や拳銃の
密売を取材している(「クレイジージャーニー」か)。
公共の電波だぞ。
…公共の電波だからやるんですよ。

タレントにはギャラが出ている上にさらに賞金が出るゲーム番組。
芸能人の賞金をかけたゲームを見ても面白くもなんともない。
…視聴者参加は数字が取れないんです(苦笑)

いや~、テレビごときに感化されやすい方々なんでしょうか。

最近はこういうBPOなんか出てきて、
風当たりが強くなっているので、
テレビの性的表現がだいぶ自粛されてきているが、
性犯罪が減ったという客観的な数字はどこにもないんですよね。

もっと言えば、アメリカなんか表現の規制が日本よりも厳しいんだけど、
治安がいい悪いでいえば、間違いなくアメリカの方が悪い。
(まあ日本とは環境も違いすぎるけれども)

そんな中、一つの意見に目が離せなかった。
「バラエティーが面白くない。人権に配慮しすぎている。
テレビで心の底から笑いたい。高齢者だけでなく、若い人の意見も聞いてほしい」。

人権に配慮しろ、という意見「だけ」が並ぶ中で、
この意見がひとつだけ異彩を放つ。
BPOによる自己批判みたいなものだ。

…果たして、テレビの健全性を真に憂えているのはどっちだろうか?

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