« 落語を楽しみたい… | トップページ | パワードコーヒーと栄養ドリンク »

サッポロビール2年分

サッポロビールが「低プリン体」を旗印に
イチオシ商品としてPRに務めていた第3のビール「極ZERO」が、
実は「発泡酒」に該当する成分だったことを指摘され、
国税庁に追加納税。

その額は100億円超で、
サッポロビールの年間利益50億円の2倍。

儲け2年分を税金として持って行かれ、
特別損失を出してしまう結果となった。

サッポロはかつては「業界の雄」だったが
現在は最下位に沈む。
本業では売り上げが出ず、不動産事業で補填。

飲料大手のポッカを傘下に収め、
さあこれから…というところでこのつまづき。
株価も下げ止まってしまった。

切り札のはずだった「極ZERO」は
発泡酒として再発売せねばならない。
価格帯も、発泡酒だから「麒麟淡麗」と同レベルとなる
(サッポロの発泡酒「北海道生搾り」はまだあったりするのだが)。

それにしても、第3のビールを開拓したのは当のサッポロだったはず。
それが「本拠地」でずっこけるとは。

発売前には当然国税など、各省庁へのリサーチや根回しも
しておくべきだったのに、それもできていなかったということになる。
なんとも、間抜けな話だ。

この損失を取り返すのに、サッポロは2年間我慢しなくてはならない。
でも、薄利多売の第3のビールで取り返すのは大変。

同社がもう一つ得意とするのは高価格帯。
といえば「ヱビスビール」だが、
これもサントリーの「プレモル」にすっかりお株を奪われている。

キリンに抜かれ、アサヒに抜かれ、
ワイン屋が本業のサントリーにも抜かれてしまい、
そのうち業界から消えるのでは…
とささやかれて幾星霜のサッポロビール。

それでも、「幾」つもの「星」のついたビールが、
グラスについた「霜」(というか水滴か)とともに
酔客達のおなかの中に消え、同社の経営はなんとか成り立っている。

そのビール腹、腫れた足の指をなんとかするべく生まれたのが
「極ZERO」だったのだが…とんだお荷物だった。

今夜は、「痛風」ならぬ「痛税」に苦しむ
サッポロビールに少しでも貢献すべく、
懐かしの「ドラフトワン」をいただいて寝ます。

|

« 落語を楽しみたい… | トップページ | パワードコーヒーと栄養ドリンク »

「ニュース」カテゴリの記事

「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17134/59860756

この記事へのトラックバック一覧です: サッポロビール2年分:

« 落語を楽しみたい… | トップページ | パワードコーヒーと栄養ドリンク »