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男の引き際

昨年の暮れごろ、東京に出張した。
新宿駅の西口に人だかり。
なんだと思って近づいたら、
群衆の中に、猪瀬直樹がいた。

それから1年。
その人は渦中の人となり、やがて消えていった。
「オリンピック」と「おもてなし」の置き土産を残して。

そして「カバンの中には仕切りがある」ことを
世間に知らしめて…。

作家時代にはよくテレビ出演もしていて、
言いたいことをズバズバ言うイメージがあった。

どうでもいい話だが、
朝の情報番組のコメンテーターだったとき、
「カツオもショウガよりワサビのほうが美味しいよね」と
例の「どや顔」で言っていたのを鮮烈に覚えている。

まあ、そんなシーンしか覚えていないんですが。(笑)

いずれ、その「一言居士」が、
都議会で汗をたらして言い訳していた姿は
醜さの極致、としか言えない。

おそらく今後、作家に戻ることも困難なのではないか。
あれで、説得力を失った。

あるいは言いたいことが言えない事情が、
あったのかもしれない。

「黒幕」が、あの元政治家なのは、もはや自明の事実であるが、
その黒幕も、黒幕の内幕を公の場で伝えようという気はないらしい
(重篤な病を得た人ではあるが、まだ意思を伝えることはできるという)。

眼球の動きだけで、巨大グループを統べる能力をもって、
権力をほしいままにしてきた「病院王」が…

子供たちも警察の手のうちに置かれ、
そして猪瀬氏もいよいよ危ないという。

患者を救いたいという信念で病院グループを築き上げたが、
政治に首を突っ込んだことで(突っ込まざるを得なかったのかもしれないが)
足元をすくわれたのかもしれない。

都知事も病院王も、
どこかで早く、手を引くべきだったのだ。
攻めるだけでは、必ずつまずく。

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