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2013年11月

都会の落とし穴

昨日、東京メトロ・丸ノ内線が夜9時台に運転中止。
「乗務員トラブル」なる謎の理由だけが伝えられ、
乗客は不安をかこった。

運行は約30分後に再開されたが、
理由は単純で、「乗務員と車掌が来なかった」。
車両が折り返す赤坂見附駅に、
待機しているはずの乗務員と車掌がおらず、
折り返しができなくなってしまったのだという。

その程度で、丸ノ内線全線がストップする羽目に。
電車は「閉塞」といって、
駅と駅の間には列車は1つしか走らせられない。
よって、赤坂見附駅で列車がストップすると
そこで列車が詰まってしまい、
閉塞が保てなくなる。だから全線ストップになるのである。

乗務員と車掌が来なかったのは「シフト連絡ミス」という
ヒューマンエラーだった。
これで1万8千人の乗客に影響が及んだという。

結局、赤坂見附駅には小石川の待機所から
タクシーで乗務員と車掌が向かったのだが
30分を要してしまった。

赤坂見附なら乗り換えで銀座線もあるので、
別な経路で向かうことができた乗客もいるだろうが、
それこそ待機所のある茗荷谷など、
乗り換えできない駅もある。

これらの駅の利用者は、
運行が再開するまで戸惑うしかない。

それともう一つ、なぜ待機所が「小石川」などという
不便な場所にあるのか。
検車場に付属しているようなのだが、
茗荷谷駅から微妙に離れている。

今回のような1分1秒を争うような事態では、
電車の乗務員がタクシーで現場に向かう、
というマヌケな行動をとらざるを得なかった。

乗り換えが多い駅の付近に待機所を構えることなど
メトロにとっては造作もないはず。
なにしろ土地は持ってるのだから。

でなければ、小石川以外にも
サブの待機所を設けるとかできるだろうに。

…まあ、30分くらい待ちましょうや、
といういい方もできるか。

乗り換えもへったくれもない地方路線で
90分待ったことある経験を持つ者としては、
都会の落とし穴は浅いな、とせせら笑う次第なのである。

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化かしあい

昨今かまびすしい「食材偽装」。
もう「どこでもやってる」と思った方が自然だ、と前回も書いたが、
その通り、次から次へと発覚していく。

で、どこも「連絡ミス」「記憶違い」のような
釈明をしているのだが、

みなさん、ごまかしてたんでしょ?

はっきり「ごまかしてました」と言ってしまうと
摘発の対象になるから
(不正競争防止法違反で刑事罰にもなる)
言わないだけなんでしょう。

でも、みんながみんな「担当者間の連絡ミス」と
言っているのは、なんだか滑稽にも見える。

まあ、ここで正義ヅラして「電凸してやるダニ!」など
鼻息荒くなるつもりもない。
芝エビがパナメイエビだったとて、
それで腹が痛くなるわけでもなかろう。

ただ、高い材料前提の代金をせしめられていた、
というのは腹が立つとは思うけど。

以前もあったが「食材をごまかしていました。返金します」
と言った店に、ホームレスが大挙して押し寄せた、なんて笑い話もある。

どっちもどっち。
ちょろまかすのが好きなのである。

料理になったらエビの違いなど判らないというし、
こんな騒動は、また起こるのだろう。
オリンピックの年ごととか、そんなペースで。

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昼の憩い

外回り。昼休みにラーメン屋に入る。
チェーン系じゃない店を選ぶ。

確か数年前までは違う屋号だったはず。
居抜きかな。

中に入ると、作業着姿の男性ばかり。
駐車場はトラックや営業車ばかりだったし。

変わった名前のラーメンを頼む。
仕事人向けらしく、すぐ出てくる。

これから人に会うのに、
ネギがたっぷりかけてある。

まあいいや、と食べ進めるとネギのカタマリ。
5、6切れが切れてなくて、つながってる。
実は嫌いじゃない。

庶民的な味を堪能したのだが、
それにしても、カウンター席の客がみんなタバコ片手。

これには参る。
店を出てから服がタバコ臭かったもの。

とはいえ。
今、タバコ吸う場所ってあまりないんだもんね。

…昼飯くらいタバコ吸わないでもらいたいのが、
正直なところなんだけど。煙たくてかなわんし。

でも昼休みだし、
タバコくらい吸わせてあげたい気もするしなぁ。

みなうまそうに吸ってんだよね…。

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岩泉線廃線

岩泉線廃線へ。
既定路線だったのだろう。

県の記者会見。
会見に応じた上級職員が
「(JR東日本が)経済合理性だけで廃線を決めることに怒りを感じる」
などとコメントしていたが、
おそらくこの職員本人も怒っていない。
お役人らしいエクスキューズのポーズだ。

経済合理性ばかりを追うのは確かに悪いかもしれないが
それで赤字をふくらませたのが「国鉄」だったわけで…。

岩泉線を復活させても、
それを岩泉線の努力だけで取り戻すのは未来永劫不可能。

確かに、税金を投入する、
もしくはJRが山手線の収益半年分も出せば、
きれいに直せるだろう。

しかしそれをやれば、ほうぼうから指弾される。
岩泉の方々もそのことはよくご存じだったはずで、
地元もあきらめムードが漂っていた
(実際に行って話を聞いたりしたので知ってます)。

むしろ道路網として整備し、
バス等のインフラに活用したほうが効率的だし、
住民の利便にもつながる。

鉄路=シンボル、なのは分かるが、
それにこだわっていては話は先に進まない。

行政もそれを理解し、事態の打開に動いた。
重ねて言うが県の役人は怒ってみせただけだ。
実際は陰でJRと交渉を重ねていたのだろう。

主役はあくまで住民、である。

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日本一の味

楽天イーグルスが日本一。

中央マスコミは、仙台市内のフィーバーばかりを取材して、
「東北は歓喜の渦に包まれた」的報道を繰り広げている。

隣県は、さほどのフィーバーはないけどねぇ。
イオンなどが多少盛り上がっている程度で。

そりゃ、「東北」を標榜する球団が日本一になって
悪い気はしない。
ただ、大喜びする人もいるだろうけど、
大多数は「あーよかったね」程度の感想であろう。

宮城県の新聞、河北新報はすさまじかった。
日本一の翌日、一面で通常は右にある題字を左に寄せてまで
「イーグルス日本一」を大々的に報じた。

この興奮は岩手県までは伝わらなかった。
残念か、無念か、はたまた当然か。

「東北は一つになった」と喜ぶ向きもあるが、
鼻白む思いもする。

そのことについては以前も書いたので繰り返さないが…。

楽天球団自体の「怠慢」は指摘されてしかるべきだろう。
「東北」を標榜しながら、東北各県の巡業は各県1回ずつ、
青森県に至っては試合ゼロだった
(適正規模の球場がないのも理由のようだが)。

これじゃ、まだまだ楽天ファンは増えません。
巨人ファンのまま。

そねみ交じりで言わせてもらえば。

震災とは無関係に、
「東北」の名をいつもほしいままにする宮城・仙台への不快感は、
ほかの5県はいつも感じているはず。

東北支社、東北本部、東北の中心、東北の領袖…
いつも「東北=仙台」。

東北限定商品はずんだ味か牛タン味。
東北のみなさんのために来ました、といって
仙台に来て東京に帰っていくアーティスト。

半分ねたみで言ってるわけですが。(笑)

「東北が一つに…」「東北が歓喜に包まれ…」
「東北はこれで復興する…」と、
フィーバーにわく仙台の喧騒を見た中央マスコミが美辞麗句。

宮城県外のリアクションなど
ろくに取材もしていないのに。

ものごとの表面だけなぞるのは、
マスコミ、とくにテレビのキー局が得意とするところだから
いまさら何を言ったってカイゼンされることもないけど…。

マスコミに教えられるまでもなく、
仙台市も被災地だってことくらいは知っています。
でも他県にも被災地はあります。

それに、国分町あたりは今でも盛り上がっているって言うけど
他県でそんな話は聞かないし。

「東北の代表」として、
おいしいところをいつも持っていく仙台、宮城。

その「おこぼれ」を預かるだけの他県は、
日本一フィーバーを冷静に見ている。

楽天球団も、中央マスコミも、
そのところ、もう少し目を配っていただきたい。

東北が一つになった方が美しいかもしれないけど、
まだまだ、東北は一つじゃない。
仙台が東北の中心であることに異論はないけれど。

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大吉駅長を見に行く

杉本哲太トークショーを見に久慈市へ。
「あまちゃん」で北三陸駅の駅長役を好演した人である。

1200人の応募があったそうだ。キャパは(急きょ増やして)700人。
「あまちゃんファン感謝祭」に落っこちたリベンジには成功した。

会場は久慈グランドホテルの大ホール。
まあ、フラットな会場だから当然前はよく見えませんわな。(苦笑)

IBC岩手放送主催ということで、司会は同局の奥村アナ。
海女さんのコスプレ。人妻なのに無理をして…(苦笑2回目)
話を聞いている限り、ドラマはよく見ているようだった。

「駅長」杉本哲太は、会場後方から「ゴーストバスターズ」のテーマに乗って登壇。
ドラマと微妙に異なり、三陸鉄道の車掌の扮装。
この格好で岩手県のPRを行っているからである。

トークショーは不得手とのことだったが、
おしゃべりは上手だった。

ドラマ撮影の秘話、共演者エピソードなど。
鉄道を使った撮影は、列車運行中の撮影であり、
時間に追われての撮影だったとのこと。

ロケ中、出演者陣は連日、久慈の名物「スナック」に通ったという。
小池徹平は次の日が休みだからとテキーラを飲み酔いつぶれたのだそう。
いっぽう、小泉今日子は「ザル」で、飲みに行くと、
朝までテンションが変わらない、という「超人」だそうだ。

能年玲奈は、最近よく出ているバラエティ番組同様、
あんな感じのしゃべり方なんだそうな。

途中からは三陸鉄道の運行部長を交えて、
三陸鉄道復旧についてのお話も。

トークショーは1時間で終了。
駅車庫にて「名誉駅長就任式」があるとのことだったが、
いつ始まるかわからないうえ、天気も怪しかったのでパス。

(調べたら、どうもすぐに式典は執り行われたとのこと。
見に行けばよかったな~後悔)

部長曰く「一日駅長は一日で終わるが、
名誉駅長は今後永久に名誉駅長」とのこと。

久慈駅前はイベントも手伝い、なかなかの賑わいを見せていた。
宇都宮ナンバー、富山ナンバーの車も見た。
「にっくきモータリゼーション~」。
…まあ自分もそれに加担して、盛岡から車で来たんですけどね。

トークショーの質問コーナーで最後に質問をしたのは、
神戸から来たという男性だった。

久慈と言えば閑散…というイメージだった。
「パッとしない町」から、宮藤官九郎が
イマジネーションを膨らませて書いたドラマだったわけだし。

それがこの賑わい。
まあ、駅から多少離れると、見慣れた久慈が残っていたわけだけれど。
ドラマの効果もそう長続きはしないだろう。

…だからこそ、この好機を糧に、
ドラマで一度つかんだ客を離さず、
またドラマに頼らない集客への努力もしていきたいところ。
名誉駅長に頑張ってもらいましょう。

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