都会の落とし穴
昨日、東京メトロ・丸ノ内線が夜9時台に運転中止。
「乗務員トラブル」なる謎の理由だけが伝えられ、
乗客は不安をかこった。
運行は約30分後に再開されたが、
理由は単純で、「乗務員と車掌が来なかった」。
車両が折り返す赤坂見附駅に、
待機しているはずの乗務員と車掌がおらず、
折り返しができなくなってしまったのだという。
その程度で、丸ノ内線全線がストップする羽目に。
電車は「閉塞」といって、
駅と駅の間には列車は1つしか走らせられない。
よって、赤坂見附駅で列車がストップすると
そこで列車が詰まってしまい、
閉塞が保てなくなる。だから全線ストップになるのである。
乗務員と車掌が来なかったのは「シフト連絡ミス」という
ヒューマンエラーだった。
これで1万8千人の乗客に影響が及んだという。
結局、赤坂見附駅には小石川の待機所から
タクシーで乗務員と車掌が向かったのだが
30分を要してしまった。
赤坂見附なら乗り換えで銀座線もあるので、
別な経路で向かうことができた乗客もいるだろうが、
それこそ待機所のある茗荷谷など、
乗り換えできない駅もある。
これらの駅の利用者は、
運行が再開するまで戸惑うしかない。
それともう一つ、なぜ待機所が「小石川」などという
不便な場所にあるのか。
検車場に付属しているようなのだが、
茗荷谷駅から微妙に離れている。
今回のような1分1秒を争うような事態では、
電車の乗務員がタクシーで現場に向かう、
というマヌケな行動をとらざるを得なかった。
乗り換えが多い駅の付近に待機所を構えることなど
メトロにとっては造作もないはず。
なにしろ土地は持ってるのだから。
でなければ、小石川以外にも
サブの待機所を設けるとかできるだろうに。
…まあ、30分くらい待ちましょうや、
といういい方もできるか。
乗り換えもへったくれもない地方路線で
90分待ったことある経験を持つ者としては、
都会の落とし穴は浅いな、とせせら笑う次第なのである。
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