« 失敗を赦せ | トップページ | フローリングに足跡が… »

不適切な真実

店員の不適切写真が相次ぐ(NHK)。

コンビニ店員がアイスの冷凍庫で寝そべる、
弁当店の店員が大型冷蔵庫の中に入る、
ハンバーガー店の店員がバンズ(パン)の上で寝っ転がる…。

最近になって相次いでいるイメージがあるが、
過去にも「テラ牛丼」など、いたずら写真をネットにアップして
ウケようとする事例はあった。

NHKが上記記事で「不適切写真」の事例の一つとしている、
芸能人やスポーツ選手が来店した様子を撮影し
アップするというのもよくある話。

写真でなく文章で紹介し「炎上」…というのも一時騒ぎになった。

これらは、その全部が、10~20代の若者による「いたずら」で、
Twitterに投稿し流出している。

若者はいつの世も「無軌道」である。
その野放図が、世間の役に立つならいいが、
こういう方向に向いてしまうと…ろくなことにならない。

正直、こういういたずらは日常行われているのだろう。

それを「ネット」というパブリックスペースに上げて、
ウケを取ろうとするから、騒ぎになるのだ。

いたずらをする連中よりもっと厄介なのは、
「晒し厨」(自称「有志」)かもしれない。
不適切写真を察知すると、拡散し、
個人情報を調べ上げて「社会的に抹殺」しようとする。

昔の「必殺仕事人」とか「ザ・ハングマン」気取りで…。

「必殺」や「ハングマン」で標的になるのは
私欲をむさぼるとことん悪い奴らなのだが、
「不適切写真」はただの「いたずら」にすぎない。

正直言って、アイスの冷凍庫で寝そべったところで
衛生的にはあまり問題がない。
ただ、「気持ち悪い」というだけで。
(食材や備品を「パクった」というラーメン店の事例もあり
こうなると「窃盗」だけれど)

「有志」たちは、
こういう「いたずら者」をつかまえて「炎上」させて、
「下手人召し取ったり」を実現したいわけだ。

いたずらをした方も、目立ちたくてやっている。
つまり「どっちもどっち」である。

正確にいえば、
「いたずら者」は「仲間内で目立ちたい」だけだし、
「有志」のほうは、目立ちたいといっても自分の存在は絶対に出さない。

しかし「ヒーローのカタルシス」を得たい、という点では共通している。

こういういたずらをする理由はほかにもあるのだろう。
店長に怒られたので、はらいせにやった、とか。
こういう「炎上」を見越して、店や運営会社を追い込むためにやっている…
というのは勘ぐりすぎだと思うが。

いずれ「炎上」してしまうと謝罪は避けられない。
それは休店、閉店に至り、
アイスの冷凍庫のコンビニの場合は、
フランチャイズの契約解除にまで至っている。

何度も言うがこれは「いたずら」だ。
詐欺とか放火とかとはわけが違う。
しかし結果、店や会社に過大な損失を与えてしまう。

それが一旦「有志」にばれると、
あっという間に取り返しのつかない事態に陥る。
ソーシャルネットワーク、ネットの「闇」であろう。

本人たちは「いたずら」のつもりでも、だ。
もうそんなことも許されない時代になってしまっているのか。

|

« 失敗を赦せ | トップページ | フローリングに足跡が… »

「ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17134/57961349

この記事へのトラックバック一覧です: 不適切な真実:

« 失敗を赦せ | トップページ | フローリングに足跡が… »