失敗を赦せ
政治家が、一つの失言でダメージを受ける…これは昔からあること。
先日も、総理経験者がうっかり口を滑らせたが、
あれはマヌケに過ぎた。
まあ、政治家であれば発言=失脚に至るケースは
あまり多くなく、仕事でとり返せばいいからだ。
ただ、「ブログ県議」とネットやマスコミから揶揄された岩手県議が
アルコールを大量に摂取して川に身を落とした件は記憶に新しい。
失言を攻撃されるだけではなく、
過去の失態までほじくり返される。
ネット時代になり、過去の行状はすべからくアーカイブされるようになり、
ますます警戒が必要になる。
そうなると「安全運転」になってしまい、
優等生的な行動しかしなくなる。
これは政治家だけじゃなく、企業経営者とか、芸能人でも同じだろう。
先日の「27時間テレビ」。
「極楽とんぼ」の加藤浩次が、
元相方を「あいつを許してつかあさい」と視聴者に懇願。
ジョークめかしてはいたが、間違いなく本心である。
元相方は未成年との淫行疑惑で仕事を失い、
九州で「肉巻きおにぎり」を売っていたが
会社がつぶれてしまったのだそうだ。
淫行疑惑から7年。
「芸人らしい芸人」だった元相方は、
いまだに復帰の見込みがない。
何しろいまだにネットでは
「淫行をした人間を許すなんて…」という声が上がる。
確かにいろんな考え方はあると思うけれど。
罪そのものは許されるものではないが
(そもそも行為自体が疑わしいという説もあったが…)、
職を追われて7年も経って、許してもらえないのか。
それとも、一生贖罪し続けないといけないのか。
あまりにも酷すぎやしないか。
殺人とか、重大な犯罪はさすがに…と思うが。
「過失」と「犯罪」は違う、と言われるかもしれないが、
どっちにしても「つまづき」であることは同じ。
つまづいてドブに落っこちた人間を、命を終えるまで
棒で小突いて這い上がれないようにする行為を、
喜んでするような人間こそ許しがたいと、思うのだが…。
性善説に過ぎる、と言われるかもしれないが、
やり直すチャンスは、公平に与えられるべきだと思うのだ。
| 固定リンク

