あ
まめぶを作りました
…以上、橋本愛のパクリ。
というわけで、大人気の「まめぶ汁」を作ってみた。
正直、「あまちゃん」以前から久慈市で仕事をすることがあって
よく食べていた。当時から町おこしとして、
新しい名物ということでまめぶ汁はプッシュされていたのだ。
そのときのほうが、ポジションはよっぽど「ビミョー」だったが、
いまやそれが大人気というから、やっぱりテレビはすごい。
「まめぶ」は本来の久慈市ではなく、
山奥の旧「山形村」の名物である。
磯の要素が全くないのはそのためだ。
素朴な郷土料理で、さほど手が込んだものでもない、
というのは分かっていたが、今回初めて自分で作ってみた。
「久慈まめぶ部屋」には細かなレシピがあり、参考にした。
ただし面倒だったので汁の具材は簡略化。
ごぼうと人参と油揚げだけにした。
そして主役のまめぶ。
これは、平たく言えば「お団子」。
小麦粉の生地の中にクルミと黒砂糖が入っている。
「しょっぱいんだか、甘いんだか」…と「あまちゃん」では
「ビミョーな食べ物」である、と表現するのだが、
これがまめぶ汁の「命」。甘さとしょっぱさの共存が「ミソ」なのだ。
「マックグリドル」が嫌い、という人は、
甘いのとしょっぱいのが一緒に口に入るから、だと思うが、
あれが苦手な人は、まめぶにもたぶん抵抗があるかもしれない。
クルミもいい仕事をしている。
適度な油っこさが、アクセントになっている。
中身が黒糖だけでは物足りないと思う。
そもそも岩手では、「美味しい味」を「クルミ味」と表現する。
クルミの味じゃなくても「くるむあず」と言うのだ。
団子自体は小麦粉で作る。
レシピによれば「熱湯を使う」ということで
やってみたが、(当たり前だが)熱いので、
生地をまぜてこねるのに難儀した。
生地作りのさなかに、ゴボウ、ニンジンを刻んだものを
出汁としょうゆを入れた煮汁で炊いていく。
本来ならしめじなども入れるが今回は省略。
(本物は本場で食べるから、ということにしておく)
ただまあ、盛岡も気温30度になるという日だったんで暑いのなんの。
なんのこれしき、我慢我慢。
生地がこねあがったところで、適当な大きさにちぎり、
お椀状にのばしたら、スプーンで黒糖を入れる。
買い置きの「沖縄黒砂糖」が役に立った。喜屋武ちゃんに感謝。
まめぶに入れる黒糖は少量、小さじ1/3くらい。
そこにむきくるみを入れる。
買ったのは「ケーキ用」だったけどいいか。
そして開口部をつまんで、内部を密閉しボール状にまとめていくのだが、
くるみがいびつのため、ときおり中の黒糖がはみ出ることが。
これは生地を左官屋のように継ぎ足して対応。
先のレシピの半分量でまめぶをせっせと作ったところ、
約20個ほどになった。
これを煮汁にドボドボと入れ、煮込む。
最後に火が通りやすい油揚げを入れ、ひと煮立ちさせ、
まめぶに火が通ったっぽいところで完成。
試食。
まだまめぶが煮あがってはいなかったものの、
それなりにおいしく仕上がった。
郷土料理だから、多少出来が悪くてもかまわない。
多少の出来不出来はなんとでもなるところが、
郷土料理の素晴らしいところ。
というわけでまめぶ汁は
特殊な材料は一切ないので、
北海道でも沖縄でも、冬だろうが夏だろうが
いつでもどこでもおいしくできる(はず)。
どうぞ、トライして「あ」っ、と驚いてください。
あ、そこは「じぇじぇじぇ」か。
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