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言いたいことも言えないこんな世の中

復興庁に出向していた公務員のTwitterが「問題発言ばかり」と
毎日新聞が取り上げ話題に。結局この職員は担当を外されたという。

毎日の記者がこの職員に接触後、Twitterは削除されたが、
ログが「Togetter」に残されている。
そもそも、この職員の「問題ツイート」を「あげつらう」ために
保存されたもののようだ。

しかし読んでみると、
確かに、特定人物・団体への下品な物言いは目に余るのだが、
「果たしてこれは、マスコミが言うほどの
問題にするべきものなのか」と率直に思う。
むしろこれを「あげつらおう」とした方にこそ問題があるのでは、とも思うのだ。

業務で被災地である福島には頻繁に通っていて、
(このログを見る限り)住民への悪口は一切ない。

「帰庁なう」とある時間帯を見ると、
夜の10時過ぎが当たり前のようになっているし、
0時をまたぐのもザラ。
そのくせ、朝の7時から駆り出されたりもしている。

ときおり出てくる「被弾」という言葉。
政治家にギリギリと詰め寄られているのだろう。
(追記 答弁の作成について「被弾」という言葉を使ったようである)

ゴールデンウィークまでつぶされ、
チェルノブイリ視察にまで行かされている。

特定の国会議員を揶揄する言い回しもあり、
その議員は事由発覚後にTwitterで「ひどい」と言っているのだが、
職員のTwitterを見る限りでは、
「言えた義理か」というのが素直な感想である。

いずれ、マスコミの格好のおもちゃにされるような、
下品な物言いもあるし、
処分されても仕方はないと思う。

そもそも、オープン環境であるTwitterで
吐露するべき内容ではない。
しかも当初は実名を挙げていたというから驚く。

しかし、この「つぶやき」を見るにつけ、
この職員はそれなりに頑張っていたはず、と思う。

それなのになぜ、これほど指弾されねばならないのか、と、
無力感にも襲われる。

被災者の方がもっとつらい思いをしている、と
反論されるかもしれないが、
それを言い出せばきりはない。
復興の手助けをする側が、先に消耗してしまっては元も子もない。

その「息抜き」がこのTwitterだったはずなのだ。

あげつらおうとした「特定団体」の思惑とは
正反対のコメントが、このTogetterには並ぶ。
多くはこの職員への「同情」である。

それにひきかえ、新聞社などマスコミは
分かりやすい言葉じりだけをなぞり、
関係者からありがちな批判コメントを引き出し、
うわべだけの追及をして、この職員に恥をかかせ、
担当を外すまでに追い込んだ。

どっちが正しいか。
よく考えてみたい。

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