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2013年6月

「あまちゃん」に見る「ふるさとの良さ」

ドはまり…「あまちゃん」に。
最初は見なかったが、あまりの話題っぷりに、
5月の半ばから途中参戦。
評判通りの面白さである。

盛岡が舞台になった「どんど晴れ」は
ほとんど話題にならず、
主演女優が少し売れたくらいだったが、
「あまちゃん」はすでに民放番組が取り上げるなど
ブレークしたと言っていいだろう。

ロケ地である久慈市は観光客が集まって大変…と聞いていた。
先日仕事で久慈市へ行く機会があった。

で、どんな変わりっぷりかを見届けようとしたが…
確かに商店街の店には番組のポスターがすべからく貼られていたが、
人通りはいつも通り、閑散としていた。
平日だったし、まあ、こんなものだろう。

「海女さん」の郷である「小袖地区」にも立ち寄った。
土日祝日はマイカー規制がかかっているという人気ぶり。

初めて行ったのだが、なるほどこりゃマイカー規制するわ。
小袖海岸に行くためには、浜辺の細い道を1キロほど走らなければならないのだが、
浜は岩場になっていて、道路のすぐ脇はごつごつした岩肌。
運転を少し間違うと、車をこすることになる。

要するに「不便」なのだ。
なるほど、ドラマでも描かれているように、
「こんなところにいたくはない」「都会に行きたい」
と思うのも、無理はない。

田舎とはそんなもので、
「こんなところの何がいいんだ」と、皆思っている。
魅力なんかない、よその観光地の方がよほどいい、と。

不便な小袖海岸にも、
観光バスがたくさん乗り付けていたのを、この日見た。
まあこれはテレビ効果なのは間違いないけれど…。

「琥珀」のように磨けば光る「観光資源」が、
実は眠っているのだ、どの「田舎」にも。

不便な集落が「風光明媚」に見え、
地元の人間はおいしいとは思わない郷土料理も、
他人には魅力に映る。

キーワードは「よそ者」。
ドラマでも、東京から来たアキちゃんが、
「北三陸」というショボくれた街を輝かせていくが、
地元にいては気づかない魅力を、「よそ者」、
他から来た人が教えてくれる。

別に長期移住者でなくても、
立ち寄った人が「これ、面白いね」と言ったら、
「あ、こんなものでも観光資源になるんだ」と
気づくことは、大事なのだろう。

我がふるさと、良きものだけれど、
他の人は、何とも思わないんだろうなぁ…と、思わずに、
自分で見返してみるのもいい。
他人に教えられるだけでなく。

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社内公用語は「ダジャレ」

ドミノ・ピザ」が「社内公用語を『ダジャレ』にする」とブチ上げ
ちょっぴり話題になっている(Gigazine)。

米国本社から派遣された米国人社長は
来日して3年、日本語を勉強し
「ダジャレは日本の文化だ」としている。

ネタかマジメかは不明だが
ダジャレの効力を示したパワーポイントまで作る始末。

…まあ、企画自体が「シャレ」なのだが、
痛烈な「皮肉」でもあると思う。

社内公用語を英語にする、と
大まじめにブチ上げる日本人社長がいるのだから。

これら英語を推進する企業は
「日本を飛び出して世界に打って出る」ことを標榜しており、
それに「日本語」は障壁だという「理由」もあるのだけど。

ドミノ・ピザは真逆で、英語の本場からやってきて、
日本語の「本道」?たる「ダジャレ」を推進する、と
これまたブチ上げるわけで。

シャレでもプロモーションでもどうでもいいが、
いずれ、「ニホンゴ」の良さをアメリカ人が教えてくれる、
というこの「皮肉」は、
傾聴に値すると思うのだ。

間違っても「アイロニー」と言ってはいけないよ。
「ひにく」だからね、「ひにく」。

皮肉を言って、ピザを毎日食べてね、ってことかな。
「日に喰う」…

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やれやれ

話題を呼んだ「ブログ県議」が、岩手県庁で謝罪。
今後も精進したい、とのこと。

ネット上での騒ぎとは裏腹に、
いままで黙殺してきた県内メディアもようやく取り上げた。

ちょろまかしたのなら、その分、
この県議には汗水タラして働いてもらうべきであろう。

本来、復興に携わるべき県議が、
たとえわずかでも復興の邪魔をしたんだから。

辞めさせろなんて人も多い。
まあ多くは県外の「外野」がやいのやいの言ってるだけ。

個人的には、岩手はそんなことを言っている場合ではないと思うのだが、
そうTwitterで書いたら
お前は何を言っているんだ」なんて
「盛岡在住」を自称する人から言われちゃったけど。

最初に「お前は何を言っているんだ」と吠えた県議は
カタツムリのようにちっちゃくなっていた。
もう番号で呼んでも怒らないだろうなあ。

(追記)
諸兄ご存知の通り、この議員は
アルコールを大量に摂取し、自らをあやめた。
「ネットのせい」「いや、マスコミのせい」と
やいのやいの言っているが…。

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言いたいことも言えないこんな世の中

復興庁に出向していた公務員のTwitterが「問題発言ばかり」と
毎日新聞が取り上げ話題に。結局この職員は担当を外されたという。

毎日の記者がこの職員に接触後、Twitterは削除されたが、
ログが「Togetter」に残されている。
そもそも、この職員の「問題ツイート」を「あげつらう」ために
保存されたもののようだ。

しかし読んでみると、
確かに、特定人物・団体への下品な物言いは目に余るのだが、
「果たしてこれは、マスコミが言うほどの
問題にするべきものなのか」と率直に思う。
むしろこれを「あげつらおう」とした方にこそ問題があるのでは、とも思うのだ。

業務で被災地である福島には頻繁に通っていて、
(このログを見る限り)住民への悪口は一切ない。

「帰庁なう」とある時間帯を見ると、
夜の10時過ぎが当たり前のようになっているし、
0時をまたぐのもザラ。
そのくせ、朝の7時から駆り出されたりもしている。

ときおり出てくる「被弾」という言葉。
政治家にギリギリと詰め寄られているのだろう。
(追記 答弁の作成について「被弾」という言葉を使ったようである)

ゴールデンウィークまでつぶされ、
チェルノブイリ視察にまで行かされている。

特定の国会議員を揶揄する言い回しもあり、
その議員は事由発覚後にTwitterで「ひどい」と言っているのだが、
職員のTwitterを見る限りでは、
「言えた義理か」というのが素直な感想である。

いずれ、マスコミの格好のおもちゃにされるような、
下品な物言いもあるし、
処分されても仕方はないと思う。

そもそも、オープン環境であるTwitterで
吐露するべき内容ではない。
しかも当初は実名を挙げていたというから驚く。

しかし、この「つぶやき」を見るにつけ、
この職員はそれなりに頑張っていたはず、と思う。

それなのになぜ、これほど指弾されねばならないのか、と、
無力感にも襲われる。

被災者の方がもっとつらい思いをしている、と
反論されるかもしれないが、
それを言い出せばきりはない。
復興の手助けをする側が、先に消耗してしまっては元も子もない。

その「息抜き」がこのTwitterだったはずなのだ。

あげつらおうとした「特定団体」の思惑とは
正反対のコメントが、このTogetterには並ぶ。
多くはこの職員への「同情」である。

それにひきかえ、新聞社などマスコミは
分かりやすい言葉じりだけをなぞり、
関係者からありがちな批判コメントを引き出し、
うわべだけの追及をして、この職員に恥をかかせ、
担当を外すまでに追い込んだ。

どっちが正しいか。
よく考えてみたい。

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キバかソバか

このブログも更新頻度がだいぶ落ちているが、
最近はTwitterも書きたいことを脊髄反射的に書かなくなった。
書こうと思っても消したりする。

ネット上での言論をいろいろ見ていて、
正直ウンザリしている。

過去の言質をいちいち全部チェックされ、
「お前はこう言ったよな?」とほじくり返される。

言われた方も素直に謝りゃいいものを、
抗弁したり無視を決め込んだり。
誤りを認めたら負けだと思って、そうせざるを得ないのだろうが。

で、はたから見て「コイツは間違っているよなぁ」という人間に限って、
頑として譲らない。そういう人々の頭の固さ、頭の悪さには恐れ入るほどである。

…悪くはないか。言い訳をすることに関しては恐ろしく頭がいい。
で、のらりくらりと相手に逆襲を仕掛けてくる。
こういう連中に絡まれたら面倒この上ない。

そう思うと、書きたいことも書けなくなる。
ビッグデータの時代。
過去の言動はすべてアーカイブされ、チェックされ、
執拗に追いかけ回される。

最近も岩手県議が病院にクレームを入れて、
ネット上でちょっとした騒動になっているが、
「電凸」に代表されるように、ネット上の「私刑」はエスカレートする一方。

いじめやすい奴を徹底的にいじめる集団心理が働き、
お山の大将が、あっという間に仕留められる。

言いたいことも言えないこんな世の中じゃ…なんて歌っていた人が、
ご近所トラブルで話題になったこともあったけど。

まあ自分自身も年を取った。
このブログを始めてそろそろ10年になる。
当初の記事を見ると気恥ずかしくなる。
若気の至りというかなんというか。

ちょっと古い言葉だが「アルファブロガー」的活動をしている人々は、
オジさんでもオバさんでも意気軒昂、牙を磨き続けている。
自分はちょっと無理だなぁ。
「丸く」なっちゃって。

…というか、腹の中ではまだトガってるつもりだけど、
もうトラブルに巻き込まれる事例をあれこれ見ていると、
なんかめんどくせー、と思ってしまうのだ。

蕎麦でも打って暮らすかね。

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ローカルメディアについて

以前は当ブログで、岩手県のテレビ局について
いろいろ書き連ねたが、最近はTwitterで書けば済むので
このブログでは書かないようになった。

というか、以前ほどツッコミ甲斐もなくなってきた感じもある。
いい意味で均質化してきているし。
各局長時間のワイド番組を始めたり、
子供番組に参入したり。

経済縮小、地デジ、キー局による経営支配の可能性など、
地方局を取り巻く環境がかなり変化したことで、
「変わらなきゃダメだ」と思い始めているのだろう。
もちろん、あの震災も影響していると思う。

また、このブログではいろいろなことを書くようになり、
「岩手のローカルメディア」の話題が
ニッチすぎて浮いてる感じもする、というのもある。

まあ、以前ほどテレビを真剣に見なくなったというのもあるかな
(真剣に見てたのかよw、というツッコミはしないでね)。

いっぽうTwitterではローカルタレントについてもあれこれ書いてたけど
ご本人からイヤミ交じりでイジられる、という一件があって(笑)、
それでモチベーション下がったので自粛している
(はっきり言って、イジられたくないだけですけどね)。

まあ、イチ視聴者として(関係者だと疑われたことがあったが、
全く関係ありません)今後もヌルく見守っていきますよ。

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これが天下のAppleか…解決編

以前、iPod Classicが壊れてしまったのだが
Appleの対応がへぼすぎる、と書いた。

らちがあかない、と思い、
iPodを修理してくれる業者を探した。

いくつかある中で、信用できそうな「SMART」に依頼した。
横浜が本社で、都内に店舗網を持つ。

メールで連絡するとすぐに返事が来た。
HPに書いてある通りの価格で修理できるという。

iPodを梱包し、宅配便で送った。
キャンペーンで、送料は受取人負担でいいという。
まあ礼儀として、最安と思われる方法で送ることにした。

到着後に電話がかかってきた。
「部品が未入荷なのでもう少しお待ちください」。

いささかドキリとするが、大人しく待つことにした…のだが、
次の日にはもう「修理できました」とメールが来た。

そしてその翌日に宅配業者が持ってきてくれた。
代引きで修理料を払い、受け取る。

こんもりしたエアパッキンで包まれたiPodは、
もう元通りになっていた。
こわれた部品もご丁寧に添付されていた。
捨てるしかないんだけど、捨てられない決まりなんだろう。

いやいや、助かった。早かった。

でも、なぜこれがAppleはできないのだろうか。

あれだけ威勢も羽振りもよく、信者も多いAppleが、
サポートではあの体たらく。少しがっかりしてしまった。
修理業者の好対応と比べるとなおのこと、である。

まあ、ジョブスがガレージでせっせとコンピュータ
(パソコン、ではない。ましてやMacでもない)を
組んでいた創業当時と比べれば、Appleはあまりに大きくなりすぎた。

古い機種を使い続けるユーザーに付き合っている暇はないんだろう。
なにしろ「イノベーションのApple」だからね。

しょうがない、といえばしょうがない。
パソコンにしては高い高いMacをありがたがってポンポンと買ってくれる
Macユーザーの面倒を見る方が数倍うまみもあるだろうし、
iPhone・iPadの新機種に注力して耳目を集める方が
商売としては上手い(美味い)からね。

まあそんなAppleだけど、iPodてのはやっぱりよくできてるよ。
だって壊れたのを直してでも、使いたいもの。

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志村けんの戦い

現在、フジテレビの深夜で、
志村けんのコント番組「志村だョ!」が放送されている。

志村の深夜コント番組は昨日おととい始まったのではない。
志村の黄金期を象徴する「だいじょうぶだぁ」が終わったあと、
後継番組がうまくいかず、
深夜帯に「都落ち」したのが始まりで、
定期的に衣替えしていて、現在放送中なのが「志村だョ!」である。

番組は、商店街を舞台にしたドラマ仕立てのコントと、
クイズコーナー「いくらDEショー!」の2本立て。

レギュラーは、志村と長年共演を続けている優香に加え、
笑福亭笑瓶、三又又三、多岐川華子ら。

今まで志村との共演経験がない笑瓶や三又を起用したのが
実はポイントで、これまでこの枠では
ダチョウ倶楽部の上島・肥後を長らく起用していた。
「バカ殿様」「だいじょうぶだぁ」でもおなじみである。

その二人を降板させてまでの新顔登用は、
志村にとっての「挑戦」の象徴なのだろう。

志村と言えば気難しいことで知られ、
よく知らない人とはなかなか打ち解けられないようで、
年下のタレントにも敬語を使う様子がたびたび見られる。
優香を長年重用するのも、そのためである。

そんな中、売れっ子の(でもないけど…)ダチョウ倶楽部をあえて「見送り」、
新しい顔を入れたことは、「挑戦」と言うべきことなのだ。

ただし、番組内容はあくまで「安全圏」で、
志村のフィールドを超えないものである。
シチュエーションコントも、クイズコーナーも
いささか古臭い。

それを象徴するのが、志村が「タバコ」を手にしているシーン。
必ずといっていいほど、ワンシーンは志村の手から紫煙が伸びている。

タバコがテレビ画面や映画のスクリーンから消えつつあるが、
志村は未だに「日常の小道具」である「タバコ」にこだわる。

そして、優香ら女性キャストのセリフから消えない「女言葉」。
「○○だわ」「○○なのよ」など。
いまや20~30代の女性が使うことはまずないが、
志村はそこも譲らない。

このように、新しさを追い求めつつ、
守旧的な部分もあるのがこの「志村枠」なのである。

そもそも還暦過ぎたタレントに深夜番組の枠があること自体が
奇跡に近いのだが、
これも「渡辺プロ~フジテレビ」の蜜月関係がこの体制を続けさせている。

だからといってこれを糾弾したいわけではなく、
むしろ、志村けんが「コント」を作れる場が続いていることは
視聴者にとっても、有難いことなのである。

あれだけ人気を誇ったダウンタウンでさえ
お笑い番組が作れない時代なのだ。

確かに「志村だョ!」は今となっては番組のつくりが古臭く、
途中でどうしても飽きてしまうことを告白するけれど、
そういったところは少し工夫しながら、
志村にはコントを作り続けてほしいと思うのである。

ヌルいテレビの現状と戦い続けてほしいのだ。

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青臭い野原

放送局のアナウンサーを辞めて
フリージャーナリストに転身したH氏のニュースサイトが
いろいろな意味で注目されている。

自由に投稿できる、というのが売りなのだが、
斬新だ、目新しい、素晴らしい、といった
ポジティブな評価はあまりない。

原発事故について、根拠に乏しい「科学的知見」に
基づいた記事が早々に掲載されたことで、
早速評判を落としてしまった。

H氏は「すべての意見は公平である」的な見解を述べるにとどまる。
その後、少しずつ改めると表明してはいるのだが、
ネット上(おもにTwitter)で批判的な意見を述べる人々には
「愚痴はいいからアイディアを下さいよ、
それなら話を聞きましょう」的な態度に終始。

「論点をすり替えるな」と詰め寄られると、
最終的にはブチ切れてしまい、
「逃げんじゃねぇよ、お前の国だろうが」と、
恫喝、とまではいかないが、同級生に殴りかかるような態度をとる始末。

反省してすぐに紳士的態度に戻るのだが、
今後の活動を問われると
「改善していきます」「ご意見をいただきたい」ばかり。

なんというか、泥縄的対応には「稚拙さ」ばかりが目立つし、
タメ口ツイートに代表されるようにとにかく「青臭い」。

H氏がオープンしたサイトでは、
あからさまに偏った意見、怪しい(と思われる)主張も
「公平」に掲載される仕組みとなっており、
その管理の甘さを指摘されるのだが、
H氏に言わせれば「意見はみんな貴重な意見」で、
「市民みんなで作っていきましょう」。

幼稚園児の書いたいたずら書きも
公平に評価しようとする画廊みたいだ、と素直に思う。

すべての意見は公平である、というのは
一見正しいようで、しかしどこかで破綻をきたすと思うのだが、
これが支持者には「高邁な思想」に見えるらしい。

青臭くて、まっすぐで、美しすぎる。
しかし実世界で役立つにはあまりにも純粋すぎやしないか。
ロシアの「ナロードニキ」をほうふつとさせる。

社員時代に培った知名度で、
支持者もそれなりに集めているようだが、
色眼鏡をかけてみている人はもっと多い。
世の中、そんなにキレイじゃない。

H氏はまだまだ若い。
もう少し、修行が必要かもしれない。
世の中ひっくり返すには、入念な根回しをするような老獪さも必要だ。
「みんなでポジ出ししましょうよ」では、人をしらけさせるだけである。

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