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プール

牧伸二の自殺には驚いた。

4月29日午前0時過ぎ、田園調布の丸子橋から多摩川に身を投げ、
胸を強打して死んだという。(読売

言わずと知れた「あ~やんなっちゃった」。
ウクレレを奏でながらの時事風刺漫談でおなじみだった。

30代~40代のころはメディア出演のかたわら、
キャバレー営業を数件ハシゴする「超売れっ子」だったという。

近年もラジオの演芸番組でよく声を聴いていたが、
ネタを早々に切り上げて、歌を歌う
「手抜き」のようなステージングが目立っていた。

牧自身、年を取っていることもあるし、
病にさいなまれていて長いステージは難しかったようだ。

自殺の原因については、その病ではないか、
あるいは東日本大震災を気に病んでいたなどという
「こじつけ」のような説まで飛び出していた。

しかし死の翌々日、「決定的」な理由がメディアをにぎわせる。

「東京演芸協会のプール金に手を付けたのではないか」
という疑惑である。(スポーツ報知

東京演芸界の重鎮である牧は、
東京演芸協会の会長を14年務めていた。

協会員から集め、催しなどに使うために保管していた
「プール金」。通帳は牧が保管していたが、
最近になって牧がそのお金を私的に流用している、
という説がささやかれていたという。

そのうわさが流れると牧は会長職の辞任を口にする。
「風通しが悪くなった」。

流用疑惑については、
「通帳」を30日の協会総会で公開することになっていて、
また「通帳を見たければ見せてやる」とも言っていた、という。

しかし牧は死んだ。
副会長の原一平(渥美清のものまねで知られる)は
牧の無実を主張するが、
その無実を証明しようという動きはなさそうである。

無実ならば、牧は自分の口で言えばよかった。
なぜ死ぬ必要があったのか。
やましい事情があった、と世間様に言っているようなものだ。

「牧さんはそういう人じゃないよ」
「死んだんだから、もういいじゃないか」。

かばってやる後輩たちの存在が、
牧の「疑惑」をさらに色濃くさせる。

このまま後輩たちは真実を追求せず放置し、
マスコミに面白おかしく書き立てられるままなのか。

オレも後期高齢者の味方だよ、と
にこやかに朗らかに歌う牧の声が
いまも耳に残る。

そのマキシンが…。
真実を知りたい。

手を付けなかったのなら、それでいいし、
手を付けたのなら、それもそれでいいじゃないか。
やむにやまれぬ事情があったんだろう。

ああ、やんなっちゃった。
ああ、驚いた。

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