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2013年3月

帰ってきた男

どうせ明日のテレビは
「ナインティナイン矢部浩之ようやく入籍」で一色となるだろう
(ネット配信はリアルタイムで見ていたので正直驚いたが)。

「堀江貴文氏仮釈放」は、すっかりかき消されてしまったが、
入籍のニュースまでは、本日の大きなニュースであった。

記者会見にも応じた堀江氏。
プリズンダイエットですっかりやせ細ってしまった、
というか、かなり老けた印象。

入所前の強気な会見はどこへやら、
「罪は認めます」「反省しています」と、
あのホリエモン、ずいぶんしおらしくなってしまった。

まあ、仮釈放だからめったなことは言えないのだろうが。
ただ、検察批判めいたことはしていたが。

いずれ、ふてぶてしいのが堀江節の本分。
仮釈放の期間が過ぎれば、
そのしおらしさをかなぐり捨てる行動に走ることは想像に難くない。

資金もまだまだたっぷりある。
世間の度肝を抜くための画策を、
たくさんの友人たちと計画するのだろう。

それでも企業買収については懲りただろうから、
また別な方法で世間をあっと言わせる腹積もりだと思う。

怖いのは、自分を追いつめた「日本国」への逆襲。
欧米なり中韓なり、日本以外の国と組んで、
何かをやらかすのではないか、という懸念である。

本気で宇宙を目指していた堀江氏。
日本など眼中にないかもしれないのだ。

おりしも、西武グループの買収をアメリカの投資ファンドが狙う、
というニュースが駆け巡った日でもあった。

その企業買収、ライブドア事件でさんざん勉強させられたクチである。
そのライブドアもいまや韓国企業の傘下。

堀江氏が見つめる先はどこにあるのか。
あのギラギラしていた目は、
だいぶおとなしくなったようには感じるが、
心の中ではいろんなものが煮えたぎっているのかもしれない。

「過去の人」と切り捨てようと思ったが、
やはりまだまだ、目の離せない人物である。

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若干の余裕

落語協会が、YOUTUBE上に
「林家こん平」の動画を掲載した。
「芸人紹介」という、落語家や色物芸人のPR動画の一環である。

こん平といえば言わずと知れた「笑点」の大喜利中核メンバーだった。
「チャンラーン」「新潟県チャーザー村」
「私の帰りのかばんには、まだ若干の余裕が…」
などの「名ゼリフ」でお茶の間をにぎわしていた。

林家三平門下の「古株」。
若いころから陽気なキャラクターで、
CMなどでも人気を博した。
「らくご卓球クラブ」の立ち上げ人としても有名である。

しかし10年ほど前に病に倒れ、
「笑点」を降板。弟子の林家たい平にその座を譲った。

視聴者を安心させるためか「一時休養」という形となっているが
実際には復帰のめどが立たないままとなっていた。

これ以降、高座をはじめ、公の場に出ることもなくなり、
一時は卓球をする姿などをメディアに見せることもあったが
近年はそれもなかった。

「卓球くらぶ」の主要メンバーである三遊亭小遊三(落語芸術協会)が
こん平さんは元気でやっています、と
言葉だけでは言うのだが、
肝心の「本人の姿」が見えず、
なんとなく「そういう状態なのか」と思っていた。

そこへきてのこの映像である。
休養中、少しずつ漏れ伝わっていた本人の映像はいくつか見ていたが、
ずいぶんと老け込んでしまったな、というのが率直な印象である。

浅黒くつやつやとしていた顔は白くなり、
頭髪も抜けてはげあがっている。

そして本人は口を開かない。
原稿を読み上げる女性の声が聞こえるだけで、
こん平は眉間にしわを寄せたまま、
泣いているような表情を続ける。

「父」という言葉を発するその女性、
「はやし咲」というテロップから、調べたところ
こん平の次女で、司会者をしているとの情報がわかった。

司会者というだけあって立て板に水なのだが、
なんだか「心」は伝わってこない。
こん平はホロホロと涙にくれるだけ。

さらにこん平の著書の宣伝までこなし、
娘は「こん平さん」となぜか「さん」付けで呼びかけると、
こん平は「笑点」でおなじみの「チャンラーン」の口上をやるのだが、
その声はあまりにも変わり果てていて、
聞いていて唖然とする。

おそらくもう高座に帰ることはないんだろうな、
という印象を抱かせる、
嗄れに嗄れきった声である。

シンボルだった「チャンラーン」も、
左腕が明らかに上がっていない。

なんとも、やりきれない、というか、
がっかりさせられる映像である。

本人や協会側としては「元気」「健在」であることを
示そうとしているのだろうが、
「落語家・林家こん平」はもう戻ってこないのだ、
というイメージはかえって確固たるものになってしまった。

そりゃ人間は老いていくものだから、
致し方ない面もあるとは思うが、
こん平は「元気」が売りだっただけに、
その落差が大きいとショックも大きい。

「私はまだ落語家です」「笑点には必ず戻ります」と、
その状態で言い張ることが、本当にファンを喜ばせるのか。

まずは本人の言葉、本人の映像で
アピールしたい、という「思い」があるのだろうが、
それがますます、
「何とも言えない感じ」を抱かせるのだ。

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ラジオの航海

民放連加盟ラジオ局が、全社でのデジタル放送化を断念。(朝日

テレビの地デジ化で空いたVHF帯での展開を目指したが、
業界あわせて1200億円にも及ぶ投資はとうていできない、と
判断する局が多かったようだ。
もとよりラジオの広告市場はしぼんでおり、
デジタル化による果実も得られない、と考えたのだろう。

ユーザー側にとっても、買い換えを余儀なくされる。
テレビと比べればその額は高くもないだろうが、
デジタル化されることで当然受信機の価格は上がるわけだし、
それ以前に、これまで生産されてきたラジオ受信機が
すべて「ムダ」になることの影響は、
テレビの比ではない。

デジタル化されることで、アナログ放送しか受信できないラジオが、
全部ゴミになるのだ。

一番大きいのは「防災」である。
いざとなれば、単3電池1個で動くラジオでも、すぐ受信できる…
これがラジオの特性なのに、
「デジタル化したら、防災袋に入れておいたラジオで聴けなくなった」、
では済まされない。

放送形式が変わって受信機が使い物にならなくなる、
というのはテレビでも同じ事が起こったが、
これは「エコポイント」という「まやかし」(笑)でなんとかなった。
しかし、もう同じ手は使えない。

ラジオ業界ではデジタル化への足並みがそろわず、
東京FMのようにV-lowデジタル放送に熱心なところもあるが
(もう音質に気を配ることもないから比較的余裕がある)、
AMは「受信効率を上げる方が先だ」と考えるほうが先だった。

AMキー局の1社であるニッポン放送は、デジタル化ではなく
「FM放送参入」を真っ先に検討課題として挙げ、
デジタル放送を蹴った。

AMにとって悩みの種は「受信障害」。
AM放送の電波は「打たれ弱い」。
都市部でどんどんビルが増え、電子機器も増加、
ノイズが避けられないようになり、
ユーザの減少は死活問題である。(朝日

上記記事で解説する朝日の記者が一つだけ思い違いしているのは
「震災時、東北地方は受信状態が良いからラジオが見直された」という点。

岩手も受信状態が悪い。とくに民放(AM・FM1社ずつしかないが)。
都市部が「ビル」で電波が遮られるのと同じように、
岩手のラジオ電波は「山」で遮られる。

放送局側は、中継所をたくさん作ることで対応しなければならないが、
「全県あまねく」を求められるNHKと違い、
効率重視の民放ラジオは過疎部対策が後手に回っていて、
震災時にも、被災地のうち、相当の地域
(被害のあった沿岸部はまさに過疎部である)では
聴取できなかったと思われる。

その証左に、民放AM局が、被災地・山田町で震災後に「あわてて」
FMでの臨時中継局を設置し、対応している。
結局この臨時中継局は断続的に免許を更新し続け、現在も電波を出している。

最初から中継局を作っておけばよかったのだが、
都市部での中継局設置を優先したためにこういうことになったのだ。

そのラジオ局が「被災地にラジオがあった」「我が局の電波が役立った」
なる書籍を上梓したというから、笑止千万である。
まあ確かに、中継局のある都市部では役立ったのだろうが…。

東京のラジオ局も「電波障害」が悩みの種で、
それを、まさにFMで解決しようとしている。

FM化は、デジタル化と比べれば投資も少なくて済むはずだ。
あとは役所がウンというかどうかである。
デジタル化は二の次になるのも無理はない。

仮に、NHK含めAM局がすべてFM局に完全移行してしまうと、
今度はAMラジオがゴミにならないか、という懸念は生じるが、
デジタル化と比べれば、ユーザへの負担は少ないだろう。
おそらく「最小限」のAM電波は、短波放送のように生き残るだろうし。

上記記事は「最後の護送船団が変わるなら
デジタル化議論も無駄にはならない」と結ぶ。

自らも放送局を庇護する立場の朝日新聞社が、
放送局を「最後の護送船団」と喝破するのはおかしな気もする。

新聞社も、土地の所有権を国と交渉したり、税金の対象外にしろと主張したり、
護送船団以外の何者か、という気もするし。

ラジオ業界はそれなりに必死なことは、
大なり小なり、一般人にも伝わってきている。
デジタル放送化は、ちょっと理想が高すぎたのかもしれない。

ただ、デジタル化にはメリットも考えられなくもない。

以前触れた「番組の途中ですが…」などは良い例で、
音声を多重化することで、
録音装置ではニュース速報や気象情報の類をカットして録音できる、
などのメリットが実現するはずである。

ただこれも、現状のFM放送でも、信号送出などで実現可能であるはずだ。
(受信機が対応しないといけないが)

テレビのデジタル放送化でいろいろな「つまづき」が見えたはず。
それを、メディアの先輩であるラジオはよ~く分かっているだろう。
ブンヤさんからは「護送船団」と笑われているが、
ラジオ業界自体は必死にもがいているのは伝わっている。

激しく揺れる「電気の波」(=電波)を進む苦難の航海。
その行方を皆、固唾を呑んで見守っている。
ラジオはいらないものではない。

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XYZ水沢日高

昨日本格オープンしたというショッピングモールを見に
奥州市水沢市へ。

すでにスーパーのユニバースは開店済みで、
15日が本格オープン。
といっても一部店舗はまだ開店していなかったが。

Xyz1


お目当ては、岩手初進出の「ダイユーエイト」。
福島県が地盤のホームセンター。
このチェーンが強力すぎて、ホーマックは福島県に
入っていけないというほどの存在である。

さっそくポイントカードを作る。
グリーンスタンプだという。そりゃいいや。

中は中くらいの広さ。
食べ物系が比較的充実している印象。

洗剤系で「ミツエイ」製を多く見かけた。
さすが福島の企業。

ただミツエイ自身は風評対策なのか本社を東京に移したようで
ラベル上の住所も東京に切り替わっている。

DVDプレーヤー1980円などバカ安価格で奉仕していた。

いろいろ買い込んで、さっさと盛岡に帰ろうかと思ったが
こんな大風の中やってきたのに…と、
マツモトキヨシも見物。
盛岡以外ではこちらも初出店。岩手3店目。
むむっ、ダイユーエイトよりも安く売ってるものもあるな…

Xyz2


なんなら、とユニバースも。
ここは2月初旬には開店済み。
同じアークスグループ、ジョイスのシマである岩手を
順調に南下するユニバース。

すぐ近くにはジョイスも営業している中での開店。
グループ内で自由に競争させる
「八ヶ岳連峰経営」のアークスらしさを感じる。

レジに並んだが、先に会計していた客が
恐ろしい数の商品を購入していて、
だいぶ待たされてしまい、ちょっとイライラしていたのだが
それを察知した店員、
「お待たせしまして申し訳ありません」と一言声をかけてくれた。
この気遣い、ジョイスの店員にできるかな、と考えつつ。

以前も書いたが、メーカー製の洗剤なんかは
ダイユーエイト、ユニバース、マツモトキヨシ、
3つの店全部で売ってるのね。
そのうえ周辺にも競合店舗があるわけで、
消費者は賢さを要求される。

さらに店側は他店との戦いに加え、
そんな客との頭脳戦にもさらされる。

このショッピングモールには100円ショップがなかったんだけれど、
「あえて」なのかな…なんてこと考えながら
風の中を盛岡まで帰ってきたとさ。

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行きにくい被災地だからこそ…

震災からまる2年。

被災地が新聞・テレビで取り上げられることも
少なくなってきた。

マスコミが「被災地」と言ったときに、
なんとなく「宮城県」のことが多いような気がする。

とくにアーティストなんかは「被災地支援」「東北を応援」と言って
仙台市で公演することが多いのだけれど、
被災地は仙台市だけじゃありませんよ、と言いたくもなる。

まあそのアーティストのファンなら矢も楯もたまらず、
どこからだって駆けつけるんだとは思うけれど。

テレビの取材でも、「石巻市」がよく登場する。
仙台から近いので東京から行きやすいし、
被災状況のすさまじさから、いい「絵」が撮れる、ということなのだろう。

新聞も、とくに日経新聞なんかは石巻市や気仙沼市のことを
取り上げることが多く、岩手県や福島県のことを掲載する例は多くない。

被害の大きさは岩手や福島も同様なんだけれど、
岩手の被災地は遠いし、福島の被災地は誰も行きたがらない。
で、テレビや新聞に登場する被災地は宮城県が多くなる。

とはいえ。
もとより宮城は人口も多いし産業も豊かで、
それは被害規模の大きさにもつながっているわけで。

それに、マスコミの取り上げる被災地がたとえば全部岩手県になったら、
それはそれで不公平だし。

ただ、以前もいったが被災地同士も競争はある。
アピールもしていかないと、
見向きもされずに復興なんて夢のまた夢に…。

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落語言いたい放題

個人的には、落語はいまのままでは衰退すると思っている。

以前もどこかで書いたかもしれないが、
日本の生活文化と、落語の世界の乖離がおびただしい。
長屋、ご隠居、一分二分。

「1円!もうかった」なんて、いつの話だ、
というたとえを出すまでもなく。

そもそも、落語のジャンルの一角を占める「女郎買い」だって
いまや「犯罪」だからね。

現代との乖離をよしとする風潮が、
落語にはあるけれど、
同じ道をたどるのが歌舞伎や能、文楽。

能や文楽と比べたら歌舞伎なんて大盛況じゃないか、
といわれるかもしれないけれど。

「四段目」「七段目」なんて落語があるように、
歌舞伎は庶民の娯楽だったはずなのに、
いまや万札出さないと満足に見れない高級エンタメ。

それに比べりゃ落語は…
5000円払うような公演もあるにはありますけれど、
基本的に寄席は2500円程度。

ちょっと話がそれつつあるが、
いずれ、世間から離れていけばいくほどに
「文化財」化するのは確かで。

あまりにディープすぎるファンが多すぎるのも、
それはそれで問題じゃないかと思う。
敷居が高くなっちゃう。

たとえば、音楽評論家だか落語評論家だかよくわからないおぢさんが
「俺は音楽評論のかたわら、年間350回の落語会に行ってるんだゾ!」と
エバってるけど、どうなんですかね。

「5月4日の三越ホールの志の輔は神がかった高座だった」
みたいなことを言ってるけど、
知らねーよ、って話で。

このおぢさんじゃなくても、
ブログなんかで「聞くに堪えない高座」
「聞いていて心地よくもないのに、眠りの世界へ…」なんて
軽々しく評論するプチ落語評論家の多いこと多いこと。

もっと気軽に楽しめるといいんだけどね、落語なり寄席を。
言いたい人には言わせておけばいいのかな、と思うが、
こういう人たちはとにかく「古典第一主義」で、
新作派や漫談派、爆笑派にはつらく当たる「プチ評論家」も少なくない。

そうなると、つまらない新作落語を聞くくらいなら、
つとめて古典落語を聞くべきだ!となり、
敷居がどんどん高くなりますな。
伝統芸能化が進みますな。朝丸ですな。

逆でしょ。
分かりやすい新作から入って行って、
じょじょにディープな世界に入っていくべきで。

それを頭ッから「新作落語なんてものが流行るから…」
などと言うから、みんな落語を遠ざけるんじゃございませんかね。

古典落語だって面白いし、
今でも色あせない名作はごまんとある。
ただ、言葉や世界観が難しい。
たとえば「なか」という言葉が「吉原大門の向こう側」を指すのだが、
知らないと何も理解できない
(そもそも「吉原大門」ですら説明が要る)。

それをハナから理解させようったって、
いまや売春は犯罪ですから無理ですよ。

そういう現状を見ずに、古典こそ最高の芸術だ、
RAKUGOはジャパンのオーソライズされたアイゼンチーチーだ、
なんて持ち上げるから、落語がすたれるんですよ。

ディープな古典至上主義者は、
初心者を引きずり込んじゃダメ。
年間300席も聞くような、常軌を逸した行動ができる
評論家筋をありがたがっちゃいけない。

敷居は低く、笑いは大きく。

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ポテトチップスcrispee

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パンドラの箱を開けた…そんな印象である。
カルビーが、紙筒入りのポテトチップスを発売。

ジャガイモをスライスして揚げた、一般的なポテトチップスを
カルビーは主力製品としてきたが、
この「ポテトチップスcrispee」は、
いわゆる「成型ポテトチップス」。

砕いたジャガイモを固めて揚げたもので、
「チップスター」や「プリングルス」が代表的な銘柄である。

この分野に、とうとうカルビーも参入か…
今までもそういう製品はあったのかもしれないけれど、
どうにも印象はない。
それくらい、カルビーのポテトチップスといえば
「素揚げタイプ」という印象が強い。

パッケージをよく見ると「Made in GERMANY ドイツで作りました」。
わざわざドイツを選んだ、というより、
ドイツのメーカー製品に「crispee」の名前をつけ、
輸入しているのだろう。

紙筒のつくりもゲルマン民族的で、
「チップスター」のようにふたをパコッと開けるようなものではなく、
紙筒の上部をミシン目に沿って切り開くような形式である。
日本人的感覚からすると、開けにくいと思う。

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中身はアルミの袋に包まれている。
それを開けると、ポテトチップスはトレイに収められている。
この丁寧さは、日本人らしい発想。

ただ、トレイに入るなら、
紙筒じゃなくて紙箱にもできたんじゃないのかな、と思うが、
あえて「チップスター」「プリングルス」に合わせてきたんだろう。

ポテトチップスの見た目も「チップスター」的。
ではひとくち。
おや、少し硬い感じだね。
かみごたえがあるというか。
パリッ、というより、バリバリッ、という感じ。
ドイツっぽさは…あまりわからず(笑)

舌の上にはイモの味が残り、
鼻の奥にイモの香りがただよう。
後を引くかどうかは判断しかねるか、
そう言っているうちに5、6枚食べちゃったけど。

しかしカルビーはなぜわざわざドイツから輸入してまで、
このジャンルに参入したのかな。

素揚げタイプでは絶対的王者であるカルビー。
そういえば、素揚げタイプは安売り競争が進んでて、
PB(プライベートブランド)では1袋で70円台のものも出てきている。

それで成形タイプに参入した、ということなんだろうか。
このジャンルでも勝ち抜くことができるかどうか。
来年、売り場に残るかどうか。

なお、現在はまだ試験販売の段階のようで、
発売地域は東北地方・新潟県・長野県に限られている。

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テレビ東京の大英断

テレビ東京がこの春からゴールデンタイムの編成に
「大ナタ」をふるうことを発表した。(毎日まんたんウェブ

これまで午後7時に開始していた番組を、
一部曜日で午後6時半開始とするのである。

そのため、番組が純粋に30分「増量」する形となり、
1時間番組は1時間半に、2時間番組は2時間半となる。

7時台の番組が6時台に「めりこむ」試みは、
TBS系が過去に「6時55分開始」とした例があるが、
こちらは長続きしなかった。

ただ、最近ではテレビ朝日が突発的に、
7時からの2時間スペシャル
(最近同局はこの編成をすることが多い)を
「6時53分」開始としたり、
フジテレビも試験的に6時55分開始とするなど、
一種のトレンドのようになっている。

これらはいずれも「フライングスタート」の一種で、
7時ジャストに始まる他局の番組から
「少しだけ」早く始まることで、
「客」(=視聴者)を持っていこうという
ある意味、姑息な手段である。

今回のテレビ東京の編成は
それを大胆に上回り、30分早い。

他局ではこの編成ができるかというと、
テレビ東京を除く4系列は
18時台に報道番組を編成しているので、
そう簡単にこの編成をすることができない。

テレ東は歴史的に、報道番組は17時台で放送してしまい、
他局が報道タイムとなる18時台は、
子供向けの帯番組(現在は「ピラメキーノ」)や
アニメなどを編成してきた。

しかし現在、他の4系列もすべて報道番組が17時台に始まる。
ここでもフライングスタートが顕著で、テレ東も加わって
16時54分、53分などの戦いになっている
(今春、フジテレビがとうとう「スーパーニュース」を
16時30分スタートに踏み切ることも話題となっている)。

報道番組が並ぶ18時台で子供番組を編成するという
「独自の戦い」をしてきたテレ東は、
18時台・19時台をぶち抜き、
子供番組ではなくゴールデン番組を組み込むという、
他局がまねできない編成を試みるわけだ。

…まねできない、と書いたが、
テレ東がこれで成功した場合、
他局が追随してくることも考えられなくもない。

先述通り、18時台は報道番組銀座だったわけだが、
4系列とも17時台・16時台に繰り上げてきており、
18時台にバラエティ等を組み込むことも、
スポンサーや系列局等の理解があれば不可能ではない。

ただし、18時台といえばサラリーマンをはじめとして、
男性の在宅率は低いことが考えられる。
それでも、それを言うなら19時台も大いに怪しい。

「購買層」、CMがターゲットとなる「モノを買ってくれる人」は、
20~40代の若い世代と考えられてきたが、
いまこの層はお金を持っていないことも多い。

テレ東は、「お金を持っている」、そして「18時台にも家にいる」
50代以上のシニアを狙ってきたのかもしれない。

この試みは当たるのかどうか。

さて、テレビ東京系列のない地方では
テレ東系の番組を別の時間帯に放送していることも多いが、
現在60分番組を90分に「増量」されると
どうなるのだろうか。
1時間半の枠を確保するのはなかなか難しいだろう。

テレ東は地方配信用に、番組の尺(=放送時間の長さ)を
短くした「バージョン」を別途用意することも多いので、
おそらく、今まで通り1時間のテープを
地方にはよこすことになると想像される。

そうなると、単純に「もとの2/3」の「不完全バージョン」を
地方では見せられるわけで…。

なかなか、やっかいな「英断」である。

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野菜に罪はない

福島県の農家がインターネット販売を続け、
今春には東京にアンテナショップも開くという。(毎日

数値をきちんと測り、放射性物質は不検出という。
しかし業者は相場の半額でしか買い取れない、とつれない。

中傷は今もやまないそうだ。
「放射能を首都圏に持ち込むな」というよくあるものもあれば、
中には「殺すぞ」というメールも届くという。
ひどいものだ。

ネット上では、Twitterやブログなどを使い、
過剰なまでに放射能や福島原発関連の情報を集め、
東日本や東北を忌避する書き込みを繰り返す人物が何人もいる。

やっかいなのは、それが一定の支持を持っているということだ。
いわゆる「放射脳」と呼ばれる層であるが、
本人たちは正義のつもり、というからさらに厄介だ。

小さい子供を持つ母親などは、
放射能の情報にとくに振り回されやすく、
一時はかなり先鋭化していたものだが、
最近は沈静化している、と思っていた。

しかし、「殺すぞ」というメールを農家に出す、
なんていう実例を聞くと、
まだまだ「敏感」というより「過敏」「過剰」に
「清潔」を求める人々はいるのだな、と思わされる。

どっちが「心無い」か、そんなメールを出す人に聞いてみたい。

でも、実際そんなことをいう人がいるのか、と思っていたら、
これがいたのである。

福島県が学校給食に地元食材を使う、というニュースに、
西日本在住の僧侶が「人殺しだ」と発言しているのだ。
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いさめる発言も軽くいなしている始末。
人心を救うはずの僧侶が、とんだ「生臭坊主」ではないか、と
聞いてあきれるのだが、
僧侶の心すら乱してしまう「放射能」の罪深さ、言葉も出ない。

安全を粛々とアピールしていくのみである。

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ピースフル・ブラック

「ユニクロはブラック企業」説が話題になっている。(アゴラ

年端もいかぬ若者を店長に祭り上げ、サービス残業漬けにする…。
それについていけるものはほんの一握りだ、と。

まあ、だからこそユニクロは成長するわけで、
当たり前と言えば当たり前、
自分が入りたい企業が「ブラック」なのかどうか、
入る前に見極めるべき、と島田裕巳は言う。

池田信夫なんか「何がブラック企業だ、
俺なんかNHK時代は働きに働いたワイ」と、
切って捨てている(アゴラ)。

ユニクロ(ファーストリテイリング)創業者の
柳井正は世界第66位の大富豪と認定された。

おっと、ユニクロは社内公用語が英語なので
「大富豪の柳井さん」なんて言っちゃいけない。
「ミスター・ミリオネーア・ミスター・ヤナーイ」と呼ばないとね。

同じ英語仲間の三木谷浩史氏や、
ワタミの渡辺美樹氏など、「カリスマ経営者」と
称される人々は、ラクしてのしあがったわけじゃない。
血のにじむような努力を経て、今の地位についているのである
(まあ、運も必要だけどね)。

そうなれば、部下に求めるハードルも、
上がってくるのは当然のこと。
それについていくどころか、
追い越して行くような人間が、
明日のミスター・ヤナーイになれるのだ。

かつての日本の栄光は、
戦後を経て、日本を一流国にするんだ!
という気概を持った経営者たち、
(たとえば松下幸之助とか)が作り上げたもの。

その時代、ブラック企業なんて言葉は当然生まれてないし、
生まれることもなかっただろう。
企業に使い捨てられる若者たちは同様にいたとは思うが、
そんな余裕はなかったのだ、
なんたって「戦争」を経験してるんだから。

努力しても報われぬ人間が生まれないようにしよう、
なんて、性善説や前近代的社会主義みたいな発想が
生まれるようになったのも、日本が平和になったからこそ。

一流経営者になるような人間は
入った会社をブラックだ、極悪だ、となじる前に
オリャーとなんでもこなしちゃうもんです。

世界の富豪ランキングに日本人が少ない、と
嘆いている方、ブラック企業を日本に増やそう、
と言ってるのと同じことですよ。

そういう才能のない人は、
ホワイト企業を求めてさまようしかない。
私も似たようなもんです。

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