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動く、コンビニ業界

四国のサークルKサンクス加盟店が、
セブンイレブンへの鞍替えを表明。
裁判沙汰になっている。(東洋経済

セブンは四国進出をアナウンスしており、
それに呼応したものであるが、
オーナーの「サークルKサンクスじゃ戦えない」
という声は必死だ。

セブンとサークルKサンクスの
「弁当」への評価は月とスッポン。
サンクスの弁当をほめる人は聞いたことがない。
なんででしょうね…。

そういえば、サンクスはよく地元放送局と
タイアップ企画をやったりするが、
セブンはそんなことはまずやらない。
…やる必要がない、ということなのだろう。
横綱相撲。

そもそも「サークルK」と「サンクス」の屋号を
どちらかひとつに統合できなかった時点で、
勝負は見えていたように思う。

もはや中身は同じなのに、看板は昔のまま。
どちらの屋号で出店するかの基準もあやふや。
ブランドイメージもサークルKとサンクスで分散化してしまう。

たとえば岩手の場合、県の北のほうをのぞけば
ほとんど「サンクス」しかないのに、
CMでは「サークルKサンクス」を謳わないといけない。

統合するコストをケチった代償だろう。

サークルKサンクスは複雑な歴史をたどり、
現在はユニーの傘下にあるが、
「セブンアンドアイ」のように思い切って、
親会社のユニーの名を出すことも検討できたはず。
(岩手など一部地域では「ユニー?なんだそれ?」と言われるのが関の山だが…)

もうひとつ、デイリーヤマザキは業績悪化のため、
山崎製パンに吸収され、
同社が手掛けてきた「Yショップ」と
運営を統合する方針。(読売

そもそも、食品製造業が、コンビニまで手掛ける
メリットは薄れてきているのかもしれない。

消費者動向をつかみたければ、いくらでも方法はある。
パンを作る会社がおにぎりやお弁当、電球に絆創膏、
アダルト雑誌まで売る必要があるのかどうか。

そうでなくても、公共料金支払いだの、
コンサートチケット予約だの、
商品宅配だの、コンビニがやる仕事は
どんどん増加している。

そのあおりで、地方の中小チェーンは
激化する戦いについていけず続々と脱落。

岩手県では、「スパー」がローソンに統合し、
「キャメルマート」がファミリーマートに変わった。

全国的にも、同じように中小チェーンが
看板を下ろす事例が相次いでいるのだろう。

コンビニチェーンはセブン、ローソン、ファミマの「3強」に勢力がまとまりつつある。
am/pmがファミマに吸収されたのは記憶に新しい。

ココストアやポプラ、セイコーマートは
次の台風の目になりそうだし、
イオン直系のミニストップも、
ここへきてローソンに歩み寄りつつある。

個性豊かな看板が失われていくのは惜しいしつまらないけれど、
消費者はそんな情緒など二の次だし、
FC・オーナー側はもっと必死だ。

10年後、全部「セブン-イレブン」に変わっていたら、
それはそれで面白くないけどね…

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