« 被災地の闇 | トップページ | はねるのトびらはなんだったのか »

土に還っていいのか

パナソニックのボタン電池を買った。

ボタン電池なら、100円ショップでも売っているが、
急いでいたのでホームセンターで買った。

298円なり。100均の約3倍。パナソニックは高い…。

あとでヤマダ電機に行ったら230円だったので、
損した気持ちでいっぱいになったが。
それにしたって、100円ショップの倍以上だ。

パナソニックのボタン電池は、
プラスチックのパッケージに入っている。
「土に還る」プラスチックなのだそうな。

100円ショップで売られているものは、
三菱電機などメーカー品もあるが、
大体はノーメーカーで、ダイソーなら
ダイソーの社名が書かれている中国製がほとんど。

パッケージも、プラスチックのカバーを紙で挟んでいたり、
プラスチックの袋に入っている。
土に還るなんてものであるはずもない。

何を言いたいかというと、
これじゃパナソニックも赤字になるだろう、
ということだ。

土に還るプラスチックのパッケージを求めている消費者なんて、
そう多くはないのに、
パナソニック製品はそこにコストをかけてしまう。

商品価格にもそれが上乗せされていく。
開発費、材料費、特許のライセンス料などなど…。
そりゃ、2倍にも3倍にもなりますよ。

もちろん、それでも買うのは、
「パナソニック製品」という「安心」を買うのであり、
土に還るパッケージはあくまで「おまけ」なのだが。

ただ、「別に一流メーカーでなくても、安くてもそこそこ使える」もので
じゅうぶん対抗できる、というところを突かれ、
LGやサムスンにおいしいところをもっていかれたのが
パナソニックであり、シャープであり、ソニーなのだ。

いまや欧米では、完全に韓国勢に市場を奪われてしまっている。
むしろ、パナソニックが二流メーカーにすら見え、
ブランド力も地に墜ちた感がある。

死後、社名から名前を奪われた松下幸之助は、
自分の名を外されてから坂道を転がり落ちていく「松下電器」を、
どう思っているのだろう。

まさか、松下の理念も、これまで築き上げた栄光も、
土に還そうとしているのではあるまいな。

|

« 被災地の闇 | トップページ | はねるのトびらはなんだったのか »

「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17134/56475918

この記事へのトラックバック一覧です: 土に還っていいのか:

« 被災地の闇 | トップページ | はねるのトびらはなんだったのか »