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好調、テレビ朝日 その死角

テレビ朝日が、2012年における年間視聴率の「プライムタイム」帯で1位を獲得した。(報知
1959年の開局以来、54年目にしての快挙。

ワールドカップなどのスポーツソフトが好調だったほか、
いまや国民的人気の「相棒」に加え
「ドクターX」「Qさま」「ロンドンハーツ」などが貢献した。

「プライム」は夜7時から11時を指す。
これには「報道ステーション」も入る。

ただ、「報ステ」が入らない7時~10時の「ゴールデンタイム」帯、
また朝6時~夜0時の「全日」においては、
今年も日本テレビが1位となっている。

つまり、報ステがなければ日テレが優位であることに変わりはなく、
また朝~昼においても、やはり日テレがいまだに強いのである。

「ゴールデン」「プライム」「全日」のすべてで1位をとることを
「三冠王」といい、日テレは2011年に達成していた。
とうぜん、テレビ朝日もコレを狙っている。

「ゴールデン」ではテレ朝は2位につけているので、
もう一押し、ということになるだろう。

問題は「全日」。
平日午後に関しては「ワイド!スクランブル」が好調で、
さらに「相棒」の再放送、そして「スーパーJチャンネル」が
数字を獲得していて、しばらくは安泰と思われる。

そうすると、平日午前が「病巣」となるだろう。
「ゆうゆう散歩」は悪くないようだが、
「やじうまテレビ!」「モーニングバード!」がよくない。

「バード」は立ち上げたばかりで、
様子見を続けると思われる。

まずは「やじうま」から「治療」することになるのだろう。
テレ朝・朝の大看板であった「やじうま」シリーズだが、
改題やリニューアルを繰り返しているものの
現在は「第4位」をキープする状態。

王者・日テレは「ズームイン」を切って「ZIP」に衣替えし、
一定の成果を得ている。
テレ朝も、三冠王を狙うのなら、このくらいの改革は迫られるだろう。

現在の「やじうま」は未だに原則として「関東ローカル番組」であり、
地方によって放送時間が極端に異なる。

テレ朝では4時55分開始だが、5時25分開始、6時開始、
6時25分開始と系列局によってばらつきがあり、
さらに6時に終了するような局もある。

また、「やじうま」が模倣したとされる
「おはよう朝日です」を放送している大阪ABCは
「やじうま」を一切放送したことがない。

ほかにも北海道や名古屋の系列局では
「やじうま」を番組途中で終了し、自社制作番組に切り替えている。
このため「やじうま」にはスポンサーもつかない。

地方局の対応は、首都圏の視聴率には直接関係はないのだが、
「やじうま」を大幅てこ入れするにも、
自社制作できない非力な地方局にとっては死活問題となりかねない。
変にリニューアルされてますます数字が悪化することもあり得るからだ。

まさに「やじうま」は、全日でもトップを狙いたいテレ朝には、
アキレス腱となっているのだ。

皮肉にも、「やじうま」を蹴り「おはよう朝日です」を放送するABCは、
その「おは朝」が絶好調であり、
2012年、三冠王を達成している。(朝日

この三冠王は、テレビ朝日制作の番組が強くなったからこそ得られたわけで、
ABCにとっては「棚ぼた的勝利」のはず。

逆にテレビ朝日は、ABCが早朝に非協力的なせいで、
三冠王がとれない。痛し痒し。

果たしてテレビ朝日は、三冠王の「悲願達成」できるのか。
地方局を巻き込んで、苦闘は続く。

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コメント

やじうまはほんとに駄目ですね、まず番組として普通他局の番組で、昔司会だった奴が平然とコーナー担当で生き残っていることないです。羽鳥や大塚が平然と今の番組にでていません。依田司、飯村真一、吉沢一彦ら3人もいます。基本的にコロコロ司会が変わり、司会が変わることが大事になってないこと1つとってもおかしいです。やじマルの時開始時は視聴率が悪く、開始一カ月でこれぞ若者向けというようなさきどりなうを5時台に引っこめたり長田出して、だんだん若者向けの感が薄れて行きましたが、1つ決めたことをしっかりできないのも問題です。その点ZIPは開始時視聴率悪くてもぶれずに回復したんですから。

投稿: メタリックシルバー | 2013.01.04 11:03

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