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7パーセントの理由

盛岡駅の駅ビルに立ち寄る。
名は伏せるが、某店の店先に小さな張り紙。

「なるべく現金でお願いします」。

なんだろう、と思っていたら、
横に小さい字で
「クレジットカードでは、店側が6~7%負担しないといけません」。

最初、これを見たときに、違和感というか、
消費者としては怒りにも近いものを感じた。

支払い方くらい、消費者の好きにさせてくれよ。
それにこの駅ビル自体、ハウスカードがあって
「クレジットカード使ってね」って、自分で言ってるじゃないか。

「クレジットカードを使って」と言っておきながら、
片方では「使うな」って、
おかしいだろ。

…しかし。
「負担金6~7%」って。
よく通販サイトなんかで、「商品代金到着時に、
業者にクレジット払いできます」
なんどと書いてあるが、よく見ると「手数料は商品代金の7%」などとある。
3000円買ったら手数料210円。
ウーン、結構高いな。

この店にしてみると、
売り上げが300万円、全部クレジットカードだったとすると、
21万円が信販会社に取られてしまうことになるのだろう。
ウーン、結構でかいぞ。

自分のところで「クレジットカード使ってね」と
言っているにもかかわらず…と言ったが、
それはこの「駅ビルの運営会社」が言っていることで、
テナントは好む好まざるに関わらず、
カードOKと謳わざるを得ないのだろう。

この駅ビルには、大手アパレルチェーンや大手ドラッグストアの店舗も入っているが、
大手ならばクレジット払いされても、
7%の手数料は体力でなんとか我慢できるだろう。

しかしこの張り紙をしていたのは、
どう見てもこぢんまりとした小規模経営の店だ。
7%は痛いだろう。

そう思うと、先ほど感じた怒りも収まろうというものだ。

ここ数年、あらゆる支払いはなるべくクレジットカードにしている。
ポイントがつくからだ。
しかし、一括払いでも消費者には手数料が一切かからないのに、
なぜポイントが入ってくるのだろう、とふしぎには思っていたが、
実はそのポイントの分は、店が負担していたのだ。

これからは、現金も見直さないとね…と、
薄くなった財布を見て思い直した次第である。

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コメント

おっしゃるとおりですね。
実態を知ってから、最近はクレジットカード使用を、
特に小規模な店舗や、少額決済の場合は控えるようになりました。

投稿: ANNEX | 2013.06.15 21:39

「売り上げ」から、というところがミソだと思います。
消費者にとって7%というと一見それぐらい、、、というように見えると思います。自分もそうでした。


ただ小売店の利益率ってどれぐらいでしょう。

業界によるとは思いますが、

20~30%ってところも多いのではないでしょうか。
売り上げ300万で、
利益は100万だとすると、

100だったはずの利益から21万引かれると
利益は79万になるわけです。

もちろん全てがクレジット決済で売り上がるわけではないし、
クレジットによって売り上げの機会が増えていると考えれば、
悪いことだらけではないのですけどね。

ただものによっては、クレジットでの支払いの場合、店側の利益が半分になるということはありえます。単価が高く利益率の低い商品など。

これは店側からすると
商品を半額で売っているような感覚すら、正直あると思います。
表面に見えるのは7%という数字ですけど。


払える場合はなるべく現金で払って欲しいというのは、
多くの店側が感じている正直なところだと思います。


また、クレジットカードという存在は
消費者にとっては、ポイントもつくし
一番お得に買えて便利!

という取引において、プラスのイメージしかないかもしれません。

でも、もし店がクレジットを使われる場合の負担を考慮して
それが商品価格に反映されているとすれば、

クレジットカードというものの存在が、
両手をあげて、喜べるものなのか
また違う角度から見えてくると思います。

投稿: ビザ | 2013.06.15 20:38

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