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天使と悪魔

東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県山田町で
住民を雇用し被災地支援活動を行っていた
北海道旭川市のNPOが、「給与が払えなくなった」と言って大問題になり、
あげくクリスマスの日に従業員を全員解雇。
連日、岩手のマスコミを騒がせている。

当初は、予算の使い方においてNPOと町で意見が食い違っている、
というところから報道は始まったのだが、
徐々にこのNPOの問題性を追求する方向に変わってきた。

それを証明するように、報道が始まってから代表者は雲隠れし、
町長が要求した会談にも姿を見せていない。

あくまでネットでの評判を見るしかないのだが、
当初から怪しいと思っていた人もいたようで、
ベンツのトラックを導入するなど、「無駄遣い」も指摘されていた。

報道もされているが、 NPOの幹部構成員が経営する県外のリース会社から
多くの機器リースが行われており、
その財源には復興のための税金が投入されていた。

当のNPO代表が姿を見せなくなっていて、真実はまだ明らかではないのだが、
現状ではこのNPOが「善意のカタマリ」で、
一連の報道が「100%ぬれぎぬ」だとはとても思えない。

このNPOは、 「善意をもってやってきたが、心の隙間が広がってしまった」のか、
それとも、 「復興に名を借りた泥棒だった」のか。

このNPOに全幅の信頼を置いた前町長の責任を追及する声もある
(山田町の町長は先日交代したばかり)。

ただ翻って考えれば、 震災発生当時は上を下への大混乱だった。

「紙切れ一枚で予算をナンボでも取っていった」という報道もあるが、
当時は「じっくり審査をしているヒマはなかった」はず。

復旧する人、支援活動を行う人たちに対しては、
迅速な復旧作業のため、そういった吟味は省略される傾向にあったし
事実それが復興に生きていたはずである。

ただ、そこを、つけいられてしまったのかもしれない。

NPO代表は、山田町長との会談をせず、東京にいる、と報道されている。
ネットで聞いた噂では、地元北海道に豪邸を建てている、という話もある。
また写真を見ると、この代表はかなり恰幅よく(というか腹が出ている)、
財産を流されて、ひもじい思いをしている被災者に寄り添う
団体の代表者にはとても見えない(今だからこういうことが言えるのかもしれないが)。

岩手でNPOといえば、震災とは無関係だが、
岩手県内のNPOを統括する役目をしていたNPOが
不正経理で摘発されたのは記憶に新しい。
このNPOの代表も東京から来た人だった。

岩手の人はヨソから来た人に優しい、とはよく聞く。
だが、心のどこかに色めがねを持たないといけないのかもしれない。

なおこの山田町に関する報道は岩手県内では大きいが、
全国的には全く報道されていない。
またNPOのお膝元である北海道でもわずかに伝えられるのみである。
ただそれも時間の問題だろう。

そうすると今度は山田町への風当たりが強くなることも心配される。
こんなところでも、善意が、悪意に変わるのだ。

傷ついているのは、
支援を受けてきた一般住民であり、
また解雇されてしまったNPOの職員。

そして代表はそれをかえりみることもなく、どこかに姿を隠している。
それが善意による行動でないことだけは明らかだろう。
言いたいことがあれば堂々と出てきて主張すればいいだけの話。
それができないのは、それなりの理由があるということではないのか。

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