成果主義と賞味期限切れのソース
北上市内の食料品店運営会社が、
「ソース」の賞味期限を改ざんしていたことが明らかになった。(毎日)
外袋の期限表示をシンナーで消し、その上から、
1年先の賞味期限に書き換えていたという。
店ぐるみではなく販売担当者1名の行為だったそうだが、
社長は「私の責任」としている。
この店は売り上げが社員の給料に響く給与体系だったそうで、
売れ残りが出ると、給料も減らされるシステムだったという。
そうなれば、売れ残りが出ないように改ざんすることを、
思いついても不自然ではない。
まあ実際、消費期限ではなく賞味期限であり、
かつソースには香辛料も多分に入っているので、
腹をこわす人はまず考えにくい。
とはいえ、消費者にウソをつく行為は、
糾弾されてしかるべき話ではある。
社長は「私の責任」と言っている。
経営者として当然である。
というか、確かにこれは「社長の責任」だろう。
変なところで「成果主義」を取り入れてしまったからである。
ソースが売れ残る=給料が下がる。
だから給料が下がらないように=ソースが売れるように、
改ざんしたわけだ。
そもそもソースが売れるか売れないかなど、
担当者の力量ではどうしようもないこと。
せいぜい仕入数を調整するとかの話。
だからといって、売れ残らないように、少ししか仕入れない、
とすれば、今度は欠品するおそれもある。
欠品も給料に響くだろう。
ソースの売れ残りが、担当者給与に直接響くシステムにしたから、
こんなことになってしまったのではないのか?
評価が下がるのが怖くて、ごまかしたり、
緊急事態を上に報告しなくなったりして、
それが積み上がってどうしようもなくなってから発覚する。
成果主義も悪くはないが、この会社の場合、
別なところで取り入れるべきだった。
これでこの店は信用を失ってしまった。
社長の責任である。
まずはシステムを見直して、もう一度やり直しましょう。
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