おわライターは玄人か素人か
お笑い評論家、自称「おわライター」のラリー遠田氏が、
「もの書き系芸人」水道橋博士に一刀両断され、
お笑いファンの語りぐさになっている。
遠田氏が「芸人とTwitter」について、
「芸人は○○である」調でツイートしたところ、
博士が「こいつの評論は最悪。わかったような顔しているだけ」と、
直接リプライを送ったのだ。
その後博士は「自分だけが芸人についてもTwitterについても
知っている、という評論自体がナンセンスだと言いたいだけだ」
「諫言は本人を知っている人、もしくは切り返しできる人でないと意味がない」
と言い残し就寝している。
いっぽうの遠田氏は沈黙を守っている。
遠田氏といえば、お笑い評論家としてブログで注目され、
ライター転身後にはトークショーを開催したり、
お笑い雑誌も立ち上げる「行動派」として知られている。
「的確な」お笑い評論をしているとされ、
雑誌を発行しているという「信頼感」から、
ファンも多かったようだ。
しかしここへきて「博士ラリー事件」が起こり、
一夜にして「反ラリー派」が噴出してきた感じがする。
「東大卒」で「若くして成功」というねたまれやすい看板があり、
そして博士も指摘しているように、
「お笑いをやったことのない人間がお笑いの肩書きを背負い、
『芸人とはこうだ』と大上段に構える姿」を、
快く思っていなかった向きも多かったのだろう。
実は自分もそうである。
遠田氏のお笑い評論ブログや、お笑いに関する寄稿は、
「この芸人は○○だから△△だ」という断定に
「こじつけ」が多い、と思ってはいた。
「経験に基づかない」。
遠田氏の欠点とはいえる。
ただ、そんなことを言ったら評論家なんてジャンルは成り立たない。
文学評論家、スポーツ評論家、歌舞伎評論家…
非経験者の評論家はごまんといる。
だから「経験者じゃない奴は何も言うな」というのはおかしいし、
われわれ一般人、ブログやTwitterで
「プチ評論」を繰り広げる人間と、遠田氏はなんら違わない。
しかし、遠田氏はそれで飯を食っていて、
あまつさえ「編集長」として、人の上に立ってさえいる。
しかもあの「大上段」では、
「経験者」からも不興を買うのは時間の問題だったのかもしれない。
いずれ、行動派の遠田氏がこれで活動をやめてしまうとは思えない。
また、博士は「素人はお笑い評論をするべきではない」とは言っていないので
何をもって「解決」となるかもわからない。
ただ、両者が言う「さざ波」より大きなことになったことだけは事実である。
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