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惜別・行商のオバちゃん

(いつもなら大晦日は「年忘れ・にっぽんの歌」を見ながら、
歌手いぢりのくだらないレポートをアップするのが通例だったが、
今年からはBSで放送されなくなったようなので、
書けません。楽しみにしていた人はいないと思うが念のため)

2012年もあとわずか。
そんな中、盛岡で大きな話題と言えば、
大通り商店街の「行商のオバちゃん」が「引退した」ということ。

新聞記事(例:朝日)にもなり、はじめて名前を知ったという人も多かっただろう。
「イワテライフ日記」がお別れに行くなど、
情報を知って最後のお買い物をした人も多いようだ。

確かに結構前まで、このオバちゃん以外にも行商している人はいたが、
近年はこのオバちゃんしかいなかった。

なんと八戸方面の青森県南部町から来ていたのだという。
八戸で海産物など品物を仕入れ、列車で盛岡に来て、商っていた。
仕入れ先も高齢で引退するとのことで、自身も95歳となることから、
引退することにしたそうである。

正直、行商というシステムは時代遅れも甚だしい。
こういうご時世にこのオバちゃんから買う理由もない。
周囲にはもっと安くてもっと新鮮でサービスのいい店は、いくらでもある。

それ以前に、大通りで買い物をする理由もない。
行商どころか店すら減っているのだ。

それでも、このオバちゃんには人を引きつけるものがあった。
古くからの顔なじみも多く、
それが、今の今まで商売を続けられる理由だったのだろう。

元気なまま引退できるというのは、
素晴らしいことだと思う。

いつだったか、このオバちゃんから「豆しとぎ」、
いわゆる「すっとぎ」を買った。
八戸周辺でよく作られている、豆の和菓子だ。
このオバちゃんは八戸から本場モノを持ってきていた。

「1個ちょうだい」というと、
オバちゃんは「1個じゃなくて、2個(にご)買え!」と言った。
いやいや2個は食べきれないから…と言って、
1個しか買わなかったのだが、
やっぱり、2個買えばよかったかな…と、
今も後悔しているのである。

よいお年を・・・

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コメント

こっ
これはショッキングなニュース

わたしも時々オバチャンから豆すっとぎ買ってました・・・
玉山の友達は『昔は玉山によく来てたんだよ~スーパーなんてなかったからさ』って、懐かしがって買い物してましたねえ

とても寂しいです・゚・(。>д<。)・゚・

投稿: 寧観雅 | 2012.12.31 16:33

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