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ビックロ

先日東京に出かける用事があり、
いつものように家電店めぐりに空き時間を費やしたのであるが
(いまや盛岡でも安く家電が買えるようになったけれども…)
突如思い出した「ビックロ」に、地下鉄で向かった。

負け組デパート・三越の跡地に、
まず「ビックカメラ」が先に出店し、
次いで「ユニクロ」が入った時点で店名を「ビックロ」に変更。

ビック単独出店時には店舗ビル壁面に「ビック」のみ表示。
このときも実際に店舗には行ったのだが、
「カメラ」がないので「あれ?」と思っていた。
ユニクロが入ってから「ロ」を付け足した、というわけ。

地下鉄からも地下入り口で直結し、アクセスはよい
(まあ多くのビックカメラはそうなっているが)。

ビックカメラとユニクロのコラボレーション業態、
ということで注目された店舗。

結果からいうと、予想は裏切らなかった。
単に「ビックカメラ」と「ユニクロ」だな、と…。

家電売り場フロアと衣料品売り場フロアが分かれていて、
融合した、という雰囲気は、あまりない。
1階は両方の商品が並んでいるが、
やはり売り場は分かれている。

で、ビックのフロアでもユニクロ商品を売り、
ユニクロフロアでも家電品やDVDなどを売っているのだけれど、
はっきり言ってビックのフロアで下着が置いてあっても
別に買おうとは思わないし、
ユニクロの売り場の中にDVDが置いてあるけれど
もっと品揃えのあるビックの売り場に行けばいいじゃないか、
と思ってしまう。

要するに「新たな付加価値」ができていないんだな。
家電付きの服、なんてものがあるかどうかわからないが、
そんな「驚くようなコラボ」は、ない。
別に新宿まで来なくても、池袋でも八王子でも、
(ビックカメラはないが)盛岡でも買えるものが並んでいるだけ。

「ビックロ」ならぬ「びっくり」を体験したかったのに…。

アニソン界の帝王・水木一郎を起用したCMでプロモーションもしたが、
基本的にはビックカメラ主導の店舗。
ユニクロは「テナント」だけに終わっていて、もったいない。

そもそも企業文化も違いすぎる。

池袋で産声を上げ、「3割4割引は当たり前~!!」という
ダミ声CMで知名度を上げ、他社を買収して成長してきたビックに対し、
山口県の片田舎からのし上がり、
「ファストファッション」という言葉を生み出した世界規模企業のユニクロ。

ユニクロは社内公用語を英語にしたが(各店舗単位でも英語でやりとりしているのか?)、
ビックカメラはそんな話はない。

モツ煮が自慢の居酒屋でシュークリームを売り、
ベルギーチョコレートケーキの店の片隅でキムチを売るような、
違和感が漂っている。
居酒屋とケーキ屋は入り口が分かれていて、
「スイーツ酒場」の看板が出ている…そんな感じだ。

ビックカメラの売り場。
若い女性店員が、かなり年かさのオジさん(おそらく取引メーカーの担当者)に
何かを質問され、
「あ~、あれね、○○しとけばいいんじゃない?」と
タメ口で答えていた。

これに、ユニクロが「合体」するのは、
相当難しいだろう。
そう思わせる出来事だった。

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