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なぜ、タイトルだけで人は新書を買ってしまうのか?それとも買わないか?

最近、ビジネス系の新書に増えている
「なぜ、○○は○○すると○○になってしまうのか?」という、
疑問形のタイトル。
キャッチーで、かつ「なぜなの?」と思わせるのがミソ。
で、実際にはその答えに触れているのは
書籍中のごくわずかな部分にすぎなかったりする。

火を付けたのは「さおだけ屋はなぜつぶれないのか?」だろう。
この著書を上梓した若い会計士はだいぶお儲けになったそうである。
「会計士はなぜ本を書いて儲けるのか?」という本を書けば、
さらに儲かるのではなかろうか。

…まあ、こういう書名は著者自らが考えるほかに、
出版社やプロダクションの関係者が知恵を絞ることもあるそうだ。

そりゃそうだろう、売れない書名よりも、売れる書名のほうがいいに決まっている。
名前は大事ですからね。

「おいしい刺身の食べ方」という書名よりも、
「なぜ刺身には、ブルーベリージャムをつけないのか?」と
言われた方がドキッとするもんね
(たとえが変なのは許してね)。

出版不況と言われる現代(まあおしなべて全部不況なのが今のニッポンだが)、
少しでも売れるために工夫するのは当然のこと。
ならば、多少書籍の本題からはそれたとしても、
キャッチーな書名をつける方向になるだろう。
しかも新書や文庫は、基本的に装丁が統一されているから
刺激的な書名をつけないと無視されがち。
ネット書店でも、他の書名に埋もれるようなものでは
クリックしていただけないわけである。

ただ、どこもかしこも「なぜ○○なのか?」式の書名で、
多少飽き飽きしてきたのも事実。
みんな慣れちゃって、ちょっとやそっとじゃドキッとしなくなる。
以前指摘したような、テレビで連発される「衝撃」「爆笑」「号泣」と一緒。

「なぜ、本は売れないのか?」
…そんなタイトルを付けても、
海千山千の出版関係者の心には、もう届かないだろう。
そりゃ出版不況にもなりますわな。

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