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脱原発デモの目的

大阪で、脱原発デモに参加していた男性が酔っぱらって
警察官につかみかかって公務執行妨害と傷害で逮捕された。(共同

脱原発・反原発デモに「お祭り感」を感じるのは、私だけだろうか。

高邁な思想で行動を起こす、というより、
集まって何かをしたいだけ、に見えるのだ。

デモによく使われる楽器に「ジャンベ」がある。

ジェンベとも言うが、アフリカの楽器である。
大きくてよく響く音がするし、
西欧の楽器のような「近代感」がないので、
「ロハス系」の人が好みそうな楽器なのだ。

自然大好き、科学嫌い、経済主義大嫌い…
自然に帰ろう、アフリカに帰ろう…ゴダイゴか。(笑)

ジャンベだけでなく「ベリーダンス」までしているデモもあるらしい。
これじゃ、20代の若者が集う「イケてる酒場」と変わりゃしない。
そりゃ酔っ払いも来るわな。

事件を起こしたのは48歳のオッサンらしいが、
鬱屈するのは20代でも40代でも同じこと。

反原発の人々を見ていると、
中国のビンボーで甘やかされて育った若者が、
怒りをぶつけるために反日デモをやっているのと、
なんだか次元は変わらない気がする。

鬱屈を発散したい。
「世間」に対して怒りたいのだが、
それでは締まりがないので、
「日本」を敵にしたり、「原子力発電」「経済界」を敵にする。

要するに「動機」なんだな。

経済が行き詰まる日本。
バブル時代のような高揚感がなく、先も見えない。
そこで鬱屈したモノを発散したい。
「原発」がダシに使われる。

デモを主導する人たちは、ある程度の思想を持って、
デモを企画し、実行しているのだが、
集まってくる人たちは、経済と原発を天秤にかけて考えたりせずに、
ただなんとなく「原発怖そうだから、反対しとけばいいんじゃね?」と、
「ゲンパツ、ハンタイ!」の声を上げる。

主導者たちにとっては、頭数がそろえば格好はつくので、
動機が不純でも意に介さない。
みんな脱原発フレンド、仲間でいいジャン!みたいな。

60~70年代の学生運動や安保闘争も、
結局は都市部の若者のエネルギー発散だった、
なんて話も聞いたことがある。

都会の若者達は、時間も暇も、お金もある。
その時間、暇、お金を使って、そして時には電気も使って、
デモにうつつを抜かすのだ。

福島では、住民たちが苦しみながらも、
明日に向かって頑張り続けているというのに。

彼らにとっては、原発事故の起こった場所は
「福島」でも「ふくしま」でもなく、
記号化された「フクシマ」「Fukushima」にすぎない。
叫び、踊り、集うためのキーワードなのだから。

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