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2012年8月

絆なんかない

大阪市が開催した、被災地がれきの受け入れ説明会。
怒号が飛び交い、橋下徹市長が説明する中
「辞めろ」コールまで起こった。(MBS

なんとも悲しくなる風景である。
岩手に住む者としては、ただただお願いし好意にすがるするだけなので、
市長をなじる人たちに対して何も強く言えないのが心苦しい。
(去年は弊ブログでもいろいろ、言いましたけどね…)

彼らの立場になって考えれば、
「得体の知れないもの」「不浄なもの」を
受け入れるなど、承伏しがたい、ということなのだろうか。

被災地のことについて、どう思っているのか。
どうとも思っていないから、なんとでも言えるのだろうか。

被災地をその目で見たのか。
見てもいないから、他人事なんだろうか…。
まあ他人には違いないが。

「自分たちだけ、よければいいのか」。
この言葉をかければ、多分我々岩手に対しその言葉をお返しする、
という答えが返ってくるような気がする。
だから、強く言えないのだ。

いずれにしても。
市長をなじる人たちの態度が、とても悲しい。

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魅力なき野党

自民党はなんと「ヘボ野党」に成り下がってしまったのか…

日本をここまで豊かな国にのしあげた政党、
という自信を微塵も感じない。

党首の谷垣禎一氏。
なんとも意地の悪そうな容貌からは、
民主党など与党をネチネチと攻撃する言葉しか
聞くことができない。

かつて自民党のライバルだった社会党
(名称変更後、見る影もないが…)の党首をはじめ、
野党の党首には「魅力」があったような気がする。
谷垣氏にはそんな「好敵手の魅力」がない。

ビジョンを語ることもなく
(実際は語っているのかも知れないが、発信力がない)、
淡々とした口調で相手をあげつらい、敵失を喜ぶだけ。

「つまらない」し、支持するにも値しないのだ。

また、与党批判の急先鋒である山本一太議員。
失礼ながら、近所のおじさんのような頼りない風貌に、
よく言えばハスキー、悪く言えば汚らしい声。

一見ハキハキした口調だが、
谷垣氏同様、与党の政策をただただ失策だ、国益無視だ、
と汚い声でがなりたてるだけ。

どちらも、説得力がない。
「失敗」とされている自民党時代の政策を棚に上げ、
「民主党が与党になったから日本はダメになったんだ」と言わんばかり。

いま日本を揺るがす近隣国との摩擦にしても、
もともとは自民党が解決できなかったことを、
民主党が尻ぬぐいさせられているだけなのに、
自民党は「我々なら解決できる」と胸を張る。
笑止千万、である。

まあそうは言っても、重複するが
日本をこのレベルの先進国に引き上げたのは
自民党の功績が大きい。これは誰も否定できまい。

役人のような顔をして、相手のミスをあげつらうような、
いまの自民党の政治家には、魅力はない。

与党時代の自民党の議員達にみなぎっていた「自信」は失われ、
ただただ敵失を望むだけの卑怯な集団に成り下がってしまったのか。

「時代が変わったんだ、角栄の時代じゃないんだ」。
それは言い訳にすぎない。
きれいごとばかりじゃものごとは進まない。

「何と言われようと、苦境にあえぐ日本を切り拓いてみせる」。
そんな自信を、いまの自民党の議員は持っているのか?
優等生づらをして、指をくわえて、
民主党が失敗するのを望んでいるだけではないのか?

今年亡くなった「ハマコー」、浜田幸一が吐いた有名なセリフ。
「かわいい子供達のために自民党があるのを忘れるな!」。
すべての所属議員達にかみしめてもらいたいものだ。

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中吊り、液晶、無人駅

盛岡駅から、久々に電車に乗る。
東京に行くときくらいしか、電車に乗らなくなっているから、
なんだか妙な感覚だ。

どうだろう、平日の早朝は「満員電車」なんだろうか。
東京の満員電車は想像を絶するものがあるが、
さすがに、あそこまでは混まないと思うが…。

東京の電車は3分くらいで次の駅に着くが、
岩手はもう少し間がある。
車窓から見える風景も、…まあ説明するまでもないか。

そして車内の掲示物。
東京の電車は広告で埋め尽くされているが、
岩手の電車は真逆。

車内の天井脇は広告のゴールデンスペースだが、
岩手の場合はスッカスカである。
おなじみ「中吊り」も、雑誌やお菓子、マンションの広告なんてものはなく、
ほとんどがJR自身の告知か、せいぜい病院の案内程度。

岩手の人は雑誌を読まない、と思われているのだろうか。

そして最近東京の電車では、
出入り口の上部に液晶ディスプレイが据え付けられており、
行き先や遅延情報のほか、企業からの広告が動画で流されている。
「デジタルサイネージ」というやつだ。

岩手の電車にはそんなものあるわけもなく、
「ワンマン電車の乗り方・降り方」というポスターが掲げられているだけだ。

ワンマン電車=無人駅。
駅員もいない田舎にデジタルサイネージもへったくれもないわけである。

広告の数が極端に少ない岩手の電車。
でも乗客は案外、目のやりどころには困っていると思う。
実は案外、商機が眠っているかもしれませんよ、広告主の方々。

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落語インテリゲンチア

Twitterで書いたことだが、消えていくのでブログに記すこととした。

「噺の話」という落語愛好系ブログで、
「桂文枝襲名披露」の新潟公演を例に取り、
木戸銭(入場料)S席5000円は高い」と指摘している。

会場は新潟市郊外の音楽向けホールだそうだが、
立派なコンサート公演ならまだしも、「たかが落語会」で5000円は厳しい、
キャパ1500人は埋まらないのでは、と指摘している。

新潟市内では「桂文枝襲名披露」の前日に、
「五街道雲助・入船亭扇辰・入船亭辰じん」の落語会が
前売り3000円で開催されるそうで、「噺の話」管理人の「小言幸兵衛」氏は、
「私ならどちらを選ぶかは明白だ」とドヤ顔で文をまとめている。

なんというか…
この「私は正論を言っている」という態度がどうにも気にくわない。

まず、落語ファンじゃない限り、多少高くても文枝を見に行くだろう。
五街道雲助も素晴らしい落語家だ。
私はテレビで雲助の落語を聞いて料理が食べたくなったクチだし。
ただ、知名度では文枝には遠く及ばない。

申し訳ないが、東京の人でも、
「五街道雲助」と聞いても首をひねる人の方が多いだろう。
地方ならなおさらだ。

まあ、多少落語をお好きな方なら雲助や扇辰の名は知っているかもしれないが、
毎週テレビに出ている「あの(元)桂三枝」の知名度にはかなうまい。

「噺の話」のコメント欄では、
HOME★9」「はじめのブログ」といった、
輪をかけた落語系うるさ方ブログのオーナーも書き込んでおり、
ほかの書き込みも交え、
端的に言えば「文枝はギャラ泥棒だ」「金儲け主義だ」
「地方民をバカにしている」と盛り上がっている。

「俺は落語を知っている」とばかりに正論ぶったって誰も得しない。

たとえば「はじめのブログ」は堀切にお住まいで、
柳家小袁治(岩手など北東北にはあまり来ないようだが、
山形・宮城・福島にはよく公演に来る「東北通」で有名)が
「地元の師匠」という。

その小袁治は「交通費」程度で公演を行ってくれる、と
「はじめ」は指摘している。

そりゃ、小袁治とか雲助とか「良心的な」落語家が身近な人には、
文枝の5千円は法外に見えるかも知れないけど、
興行ってのは親切心でやるもんじゃない。

まあここで吉本興業の体質を批判するのは筋違いなのでやめておくが、
いずれにせよ、「芸能人」としての格は、桂文枝の方が数段上なのは明白だ。

ギャラもそれに応じて高くなるのは当たり前で、
「HOME★9」がしたり顔で「文枝100万円、小朝100万円、鶴瓶100万円…」と
国立劇場での襲名披露のギャラ計算をしているが、
芸能人と庶民の稼ぎが違うのは当然であって、
ここで正義ぶってあげつらうのは違うだろう。

「噺の話」は新潟市の会場が郊外にあってうんぬん…とも書いている。
要するに「こんな片田舎の会場で5000円たぁ、ずいぶん取りますでゲスね」と
円生のごとくイヤミを発したいのだろうが。

地方ではかえって郊外のほうが、自動車で行くのに便利で、
一等地とみなされる場合もある。
交通機関が発達している東京や大阪とは違うのだ。

東京にいながら地方のことを思いやってるつもりだろうけど、
いろいろ余計なお世話なのである。
「良心的な」価格設定の代名詞「寄席」が身近にある人が言っても、説得力はない。

あと、寄席芸人を愛好する方々は大体テレビに出てる落語家を下に見がちである。
文枝や笑点メンバー、海老名家は特に。

彼らを叩くことで、「俺たちは本当の『寄席演芸』を知っている」という
証明がしたいんだろう。鼻白むものがある。

「俺なら、五街道雲助ら3人が出る3000円の公演で、
『本格的落語』を楽しむほうがいい。
それを知らない新潟の人々を5000円もとって私腹を肥やすなんて、
桂文枝はなんてひどい金儲け主義なんだ」。

擁護しているようで、結局回り回って、
「田舎者は所詮ミーハーだ、たかが桂三枝を見に、
5000円の大枚をはたくんだ」と、
言いたいだけに聞こえるのだ。

ちなみに岩手の桂文枝襲名披露公演は、
「岩手県民会館」、市街地にあるホールで行われ、
顔付け(出演者の顔ぶれ)も悪くないが、新潟よりS席もA席も1000円安い

まあ、新潟よりもさらに田舎ですしね。
たださすがに3階席までは厳しいかもしれないが…。

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経済番組と被災地と…

テレビ東京の経済報道番組「Mプラス」WEBサイトに、
出演するキャスターが執筆するブログがある。

その中で、前田有花記者が、
「ワイキキと気仙沼」と題したブログを記している。

ハワイで「ローソン」の店舗を見つけた、
その中には日本で親しまれている食品が並んでいた。

同じく気仙沼にもローソンがあった。
周囲は被災していてゴーストタウンのようだったが、
ローソンの中にはおにぎりなどが普通にあってほっとした。

「日本の日常」は、ワイキキにも気仙沼にもあった…
奇妙な共通点があったんです、いう話題であった。

文章は「気仙沼も、ワイキキのようににぎわう街に
復興しますように」と結ばれている、のだが…

そのすぐ下に載せられた写真は、
陸前高田市の「一本松」だった。

気仙沼と陸前高田は、確かに隣同士だが、
そもそも県も違う。気仙沼市は宮城県、陸前高田市は岩手県。

気仙沼を訪れたという前田記者は、
一本松が気仙沼にあると思い込んでいるのか?

一本松の写真も、前田記者が自分で撮った写真だとしたら、
陸前高田市にも行ったと言うことになるが、
気仙沼と陸前高田の間は険しい道路で隔てられているから、
行ったことがある人はどっちがどっちかは分かるはずだ。

ただ、陸前高田市にも行きました、とはブログには書かれていないので、
実際は行っていないか(写真は記者仲間から借りた、とか)、
気仙沼と陸前高田を混同しているかのどちらかだろうか。

それとも、一本松が陸前高田市にあると分かっていながら、
「被災地」のシンボルとして、一本松の写真を載せたとしたら、
それこそ笑止千万で、被災地を十把一絡げにしているようなものだ。
気仙沼にも陸前高田にも失礼だ。

テレビ東京系は東北地方に系列局がない。
「Mプラス」も、過去はBSジャパン経由で見られたが、
現在は放送されていない。

テレビ東京自体、東北地方に系列局もない上、
「Mプラス」は経済専門番組、ということで、
被災地に対する報道はほとんど手がけていないだろう。

場所の区別もつかない…
被災地へ思いは至れど、被災地そのものには疎い、
「テレ東らしさ」を、露呈してしまった感がある。

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Haste Not, Rest Not.

大阪府の松井知事が、twitterで行った発言が波紋を呼んでいる。
休暇中の14日、妻の実家のある福岡県から発信したツイート…
「世間は騒がしいようですが、ここは、本当に静かです。 旨い酒と肴で充電中」…

「世間が騒がしい」とは、自分も関わる「維新の会」を巡る報道が
かまびすしいことを 指していたらしいが…

しかし運悪く、その頃大阪は、大雨被害を被り、 死者も出る事態に。

そんなときに、為政者が「世間が騒がしい中で、くつろいでま~す」
などという弛緩した発言…不謹慎のそしりは免れなかった。

知事は結局twitter上で「不愉快な思いをさせた」と謝罪した。

しかしまあ、運がないというか、なんというか…
配慮がない、と言えば配慮はなかったかもしれないが。

「静かな」妻の実家で、うまい酒と肴に舌鼓を打っていた…
憩いの極地(??)にあったわけで、
地元・大阪の「惨状」には思いが至らなかったのも、
なんとなく分かる気はするのである。

いわゆる「間が悪い」「こんなときに限って…」である。

まあ、こういう立場にいる人が、
軽々しくカジュアルなことを語るというのは、
場合によっては妙な波紋を呼ぶことになりかねないから、
よしたほうがいい、という教訓になったと思う。

我が郷土の偉人であり、
5000円札でおなじみだった新渡戸稲造の格言を思い出す。

「Haste Not, Rest Not.」。 焦るな、休むな…。

まあそれでも人間だから、焦ったりもするし、
寛ぎが必要な時も、あるかもしれないけど…。

少なくとも、人の上に立つ人物なら、
twitter上では、焦燥や寛ぎに関する情報は、
軽々しく語るべきではない。誤解を生む。

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ニッチをきわめて

今朝放送されたBS-TBSの家電番組「デジタル一番星」で、
東芝の「ファミリーレグザ50G5」が紹介されていた。

何とこの機種のウリは「ゴルフ」。

画面表示のモードに、「ゴルフモード」が搭載されていて、
芝目がくっきり見えるのだという。

番組では、ゴルフ大好きな担当者が、
ゴルフに全く興味のない開発者を説き伏せるくだりが語られていた。

そもそも、ゴルフに特化したテレビなんて…と思うのは当然だろう。
しかしこれが実際に商品化にこぎ着けてしまったわけである。

ただ、50インチの大型テレビを購入する層となれば、
かなりの人数がゴルフもやっているだろう。
そう考えれば、これはなかなかあなどれない。

東芝の担当者は「ニッチをきわめてメジャーに…」と語っていた。

日本のテレビは、家電メーカーは、元気がない。
韓国メーカー、サムスンとLGのキャッチアップにやられっぱなしだからだ。

サムスンやLGは、欧米や日本から人材を引っこ抜いて技術を盗み、
低コスト生産、割り切った戦略で、世界を席巻してきた。

日本はその大胆な手法ができずに負けている。
ならば、残された「技術」で、「ニッチ」に勝負するしかない…
東芝の「ゴルフテレビ」は、その象徴だろう。

もうここまで来たら、もっと極めるべきではないか。

「ファミリーレグザ」では、「ゴルフファンに嬉しい機能」として9つがあげられているが、
正直言って「ゴルフモード」以外は他のデジタルテレビにもある、
目新しくない機能ばかりである。
もっと「ゴルフファン」向けに磨ける部分はいくらでもあるはずだ。

そんな芸当は、汎用的な技術だけで
のさばり始めたにすぎない韓国メーカーにはそうそうできまい。

「ゴルフモード」の説明写真をよく見ると、
画面モードには「テレビアニメ」「レトロアニメ」なるモードまであるようだ。

詳しいことは分からなかったが、
「テレビアニメ」は、現在のデジタル描画されたアニメに、
「レトロアニメ」は昔のセル画に特化した補正を行って、
見やすくするモードのようである。

これぞまさに「アニメ大国」らしいモードではないか
(ついでにいえば「サザエさん」の東芝らしくもある)。

スポーツもエンタメも、韓国が日本以上に
税金をジャブジャブつぎ込んで育成している分野ではあるが、
エンタメ部門ではそろそろ失速感が見え始めている。
韓国もまた追われる立場になるはずだ。

「ニッチ」な分野で足もとをじっくり固めて
また「世界の覇権」を奪い返そうではないか。

お父さん、あなたのお子さんを世界一のゴルフ選手にするために、
一台どうっすか?ゴルフテレビ。

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「セシウムさん騒動」から1年

記憶にも新しい、東海テレビ「怪しいお米 セシウムさん騒動」。
1年経過し、東海テレビが報告書をHPで公開した。

皮肉にも、いま岩手では農産物や水産物からセシウムがときおり検出され、
出荷停止になるという事例がたびたび起こっている。

「汚染されたお米 セシウムさん」は、ある意味予言だったのかも知れない、
と思うと、それはそれで腹立たしくもなるのだが…。

報告書をざらっと読んでみたが、
同じミスを起こさぬ対策として、社内コミュニケーションの徹底、
生放送現場での制作体制強化などを挙げている。

ただ、事件と直接関係ない「瀬戸デジタルタワーのバックアップ」とか
「ギャラクシー賞受賞」まで触れていて、
その総花的な内容には「ほんとに反省しているのか?」という気にさせられたが…。

「岩手の米は汚染されている」というメッセージを結果としてPRしてしまった
「贖罪」として、「東海テレビとして、岩手や岩手のお米のPRに務める」という。

岩手県民としては複雑である。
要するに「その口で言うのか」ということだ。

かつて、岩手産の米を「汚染されたお米 セシウムさん」と表記したテロップを流して
世間を驚かせたテレビ局が、「岩手のお米は美味しいですよ!安全ですよ!」なんて言われても、
説得力がない。というか、悪い冗談でしかない。

自社制作番組でも、ことあるごとに「岩手県」を取り上げているようだが、
これとて視聴者には「セシウムさんの謝罪のつもりか?」と見透かされるだけではないか。

あげく「東海テレビ社内食堂の米を岩手県産ひとめぼれに変えました」
「社内販売もいたしました」という記述は、それこそ噴飯物である。
セシウムさんうんぬん関係なく、愛知産の米を提供するべきだろう。(笑)

(東海テレビは愛知・三重・岐阜がエリアなので、三重産・岐阜産の米でもいいけど)

ただ、今秋には「岩手の米作り」を取材したドキュメンタリーを放送するというが、
むしろこれには期待したい。
どうしたって「セシウムさん騒動」に触れないわけにはいかないだろう。

放射性物質に揺れる東北を「遠い辺境の出来事」と、
冷めた目で見ていた東海地区のテレビマンが、
「セシウムさん」事件でいきなり「当事者」にさせられる。

その立場で岩手の現場を見て、何を思うか…重層的な内容になるだろう。
このドキュメンタリーで「セシウムさん騒動」に1秒でも触れなかったとしたら、
それこそ東海テレビは万死に値する。

「冷めた目」を代表する存在は、ほかでもない、
当時「ふざけた気持ち」で「セシウムさん」のテロップをこさえたスタッフだろう。

事件のあとすぐに解雇されてしまったというが、
いまごろどこで何をしているんだろうか。

案外、1年たっても右往左往している東海テレビを見て、
あざ笑っているのかもしれない。

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接客は世につれ

「声をかけない接客 新しい売り方模索中」…(産経新聞)。
もう、タイトルだけで読んじゃうね。(笑)

百貨店に限らず、衣料店や家電量販店などで、
品定めしていて、店員から声をかけられ、
一気に冷めてしまった、という経験を持つ方は多いだろう。

『いやいや、私は店員とじっくり話しながら、
品物を選ぶよ』という方もいらっしゃるとは思うが…

個人的には、どうもダメなんだな。
そういう「押しの強い接客」が。
記事では「若い世代」が該当するというが、
そんなに若くないけどね。笑

自分の場合は、お財布、今の環境、買った後のシミュレーションなどを
綿密に脳内で構築している(そんな大げさなもんじゃないが)ので、
お目当ての一つを決めるまでに、いちいち店員と相談なんかしたくない。

それ以前に「足もとを見られる」のが強烈に嫌だ。
少しでも安いものを買いたいから、
1つの品で3~4アイテムくらいあると、
安いほうから見ていきたくなるが、
店員は高い方から売りつけていく。

だったら、関西人みたいに大きい声で値引き交渉すりゃいいじゃないか、
と言われると思うけど、そういうのも嫌なんだよね。

要するに「店員とのコミュニケーションが嫌い」なだけだろう、と言われると、
否定できないわけだが、
じゃああなたは、店員とのコミュニケーション、お好きですか?
面倒ではないですか?

古来、小売りのシステムは、店主なり店員との
「会話」、カンバーセーションが必須であった。

「〇〇がほしい」と店に伝えると、
店主は「これとこれとこれがございますが…」と、
店の奥から品物を数種類持ってくる。
そこから品選びをして、会計をして…というシステムだ。
昔の呉服店が代表的な業態である。

それが、スーパーマーケットやコンビニのような、
客に品物を自分で選ばせる「セルフ販売」の普及により、
徐々に店員との会話をしなくても、
モノを買う行為ができるような世の中になっていった。

しかし、百貨店をはじめとした業界では、
いまだに「何かお探しですか?」の声がけが、
客への基本サーヴィスだ、と教えられている。

今の百貨店の多くは、呉服店が成長したものが多い
高島屋三越伊勢丹大丸松坂屋松屋
我が盛岡の川徳、仙台の藤崎etc.)ので
当然と言えば当然なのだが…。

「ただ見ているだけですから…」と答える
口幅ったさったらない。

いや、ほんとにモノがほしいときもあるけど、
それはこちらで決めさせてほしいし、
本当に迷ったときこそ声をかけようと思うのに、
まずいきなり会話を強要するのは、どうかと思うんだけど…

コンビニなんかでは、「何かお探しですか?」は、
不審者、あるいは万引の疑いがある者へかける言葉だ、
という話を聞いたこともあるので、
よけいにこのフレーズが嫌なんだな。

「何かお探しですか?」は、
呉服店時代からの因習のようなもので、
それに対して「ただ見に来ただけ」と言えば、
「冷やかしなら出ていっておくんなまし」と
答えることができた時代からの話法なのだ。

「いらっしゃいませ」くらいは言ってほしいが、
それ以上は「過干渉」「しつこい接客」に感じるのだな。

逆に、こちらから声をかけよう、と言うときに限って、
店員がいなかったりするのも困りものだけど。

話がそれるが、「よろしければ」と言いながら
客に話しかける言い回しも好きじゃない。

「よろしければ、このカゴをお使い下さい」とか。
「よろしければ、ご試食のほうもできるほうになります」
なんて言われた日にゃ、ムキー、である。

よろしければ、If You Liked It, ...と言いながら、
店員が客にさせたいことを強要しているだけのような気もするし、
そもそも「よろしければ」って、よろしくなかったらどうなのよ、って話だ。

ということで、紹介した記事では、
呉服店時代からの旧来のやり方では
うまくいかないことに気づき始めた百貨店側が、
考えを改め、「客に話しかけない接客」に取り組み始めたことが紹介されている。

人の動き探偵団」によると、
小売業ではむしろ、店員が作業中だったり、
ほかの客の応対をしているときこそ、
客が寄りつくんだそうだ。

確かに言われてみれば、デパートの地下食品売り場で
お土産を買おうとするとき、
他の客がいる売り場で、横からじっと眺めていたほうが買いやすい。

店員がじっとこちらをそれこそトラの如く、
虎視眈々と狙っている目つきで見られると、
子猫のように逃げたくなる人も多いはずだ。

それなのに、デパ地下には、トラの店員のなんと多いこと。
虎穴に入らずんば虎児を得ず、とは言うけど、
あんまりにもトラが多すぎる。

今でも思い出すよ、大宮そごうの地下で、
買いたくもない佃煮を買わされた思い出を…

そりゃ、そごうもセブンイレブンの傘下になるわけだ。
デパートもコンビニに学ぶ時代になったんだよ。

猫は虎の心を知らず、と言うけど、
むしろ、虎が猫の心を知る時代なんだと思うね。

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Googleマップを過信するな

所用で東京へ。
時間があったので、新宿をぶらり。
いつもは慣れた西口をウロウロするのだが、
たまには…と東口も。

新しくできたビックカメラ(アルコット跡)を見物し、
それなら…とヨドバシカメラも見ようと思いたつ。
確か、東口にもあったよな…と思ったが、
場所が分からない。

正解を言えば、新宿駅のド真ん前、
しかも別のビックカメラ(さくらや跡)の隣にあったんだけど、
田舎者だからそれが分からない。

こういうときは文明の利器…と、
スマホでGoogleマップを検索してみた。

ヨドバシの公式サイトに書かれている住所で検索。
東京都新宿区新宿3-26-7」。

しかし、Googleマップは、どうもおかしな場所を示しているのだ。
伊勢丹の裏側。こんな飲み屋しかないような場所に、
ヨドバシがあるのか?

15分くらい、新宿の街をウロウロしたのだが、
要領を得ない。
で、よくスマホの画面を見て、気づいたのだ。
Googleマップは、ヨドバシカメラ新宿東口店ではなく、
「新宿3丁目」の真ん中と思われる、
『「3丁目」という文字』を示しているのだった。

現地は、新宿末広亭のある「末広通り」。
こんなところにヨドバシカメラがあるわけもない。
それに気づかない、愚かな田舎者は、15分歩かされたあと、
おかしなことに気づくのだった。

で、新宿ルミネエストの前あたりだろう、と目星をつけて歩けば、
結局西武新宿駅のほうに行ってしまい、
そこにあったのは「ヤマダ電機LABI」だったという…。

さらに歩いて、ようやくヨドバシカメラを見つけたわけだが。
これなら、最初から新宿駅を横切って、
ヨドバシ本店のある西口に行っておけばよかったわけで…。

文明の利器も、信じすぎちゃいけませんね、
振り回されちゃダメね、という好例でございました…

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「ねぶた飲み」は犯罪か?

共同通信が、青森市役所の「ねぶた飲み」を批判する記事を配信した。
各メディアで掲載されている。(例:東京中日スポーツ

青森、東北を代表する祭り「青森ねぶた祭り」で、
市が練り出すねぶたの出番までに、市役所庁舎内で酒盛りをする慣例、
通称「ねぶた飲み」が少なくとも30年間は行われていたことが、
「発覚」したのだという。

市職員の飲酒運転が摘発されたことを受け、
7月末に「ねぶた飲みは自粛」という呼びかけを
副市長が行ったことが、「発覚」の発端だったそうだ。

さて。
以上の書き方から分かるとおり、
「ねぶた飲みの、何がいけないんだ?」というのが
本稿の趣旨である。

「公僕たる公務員が、庁舎内でアルコール摂取など言語道断である」。
言うのは簡単だが、そもそも毎日やっているわけでもない。

それに、職員全員が泥酔しているわけでもなかろう。
緊急事態に対応できる最低数は確保されているはずだ。

そんなことを言ったら(福岡市みたいな話だが)飲み会や、
帰宅後の飲酒まで制限しなければなるまい。

そもそも、市職員がねぶたなんかに参加してよいのか?
という話にもなる。
それとこれとは…と、まだ食い下がりますか?

年に1回のお祭り、しかも東北を代表するお祭りだ。
テンション揚げるために、飲酒することくらい、
よいではないか。 問題ないだろう。
調子に乗って歩けなくなるくらい飲むバカはそうおるまいし。

再度言うが、これしきのことで市役所の機能が崩壊するというなら、
市職員は全員ねぶたなんか参加しなくてよろしい。そうじゃないの?

「市職員たるもの…」と言いたがる人は必ず
「民間では…これだから役人は…」と言いたがるが、
民間企業では、建物内で飲酒して騒ぎになるだろうか?
若手社員が花見の場所取りで、就業時間中かり出されるなんて話と
さほどレベルは変わらないではないか。どっちも酒が絡んでいる。

「ねぶた飲み=飲酒運転」でもないわけだし。
飲酒=悪と短絡的に言う人は、
アルコール摂取も製造も犯罪だと思っているのだろうが。

それとも、共同通信の記者は、
こんなことをほじくり出さないと記事を捻出できないくらい、
暇なのだ、ということをアピールしたかったのか?

(追記)
Yahooニュースにリンク掲載され、
20000近いアクセスにびっくり。
さまざまなコメントも頂戴した。多謝。
なお、私は公務員ではありません。

(追記2 8/17)
今夜1件コメントを頂戴したが、
IPアドレスから判明した所属団体にしては、
やや品位を疑われるような文面なので、
公開しないこととした。
どのような団体かは申し上げない(青森市役所ではない)。

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バスは不便

公共交通機関は応援したいと思っているが、
やっぱりバスは、盛岡のバスは、地方のバスは、不便だなぁ、と感じた。

きょう、盛岡さんさ踊りとは関係なく、
盛岡の市街地方向に行く用事があった。
楽しようと思ってバスを選んだ。

発車時刻を確かめないのも悪かったが、
自宅から目当てのバス停まで歩いて行ったら、
あと少しというところで、バスが通り過ぎていった。
タッチの差だった。

しかたなく、比較的発車本数の多いバス停までまた歩いた。
10分くらいかかった。
時刻表を見たら、あと15分ほど待たされるようだ。
しかたない…

気長に待ったが、時刻表通りには来ないのがバスの常。
結局、8分遅れ。

バスはさんさ見物の客だろう、思いのほか乗客が多く、
座席は埋まっていたので、立たされた。

奥の方には、若い女が2人掛けの椅子の奥に荷物をデンと置いて、
化粧をしている。ムカッ。

バスは夕刻の渋滞にはまり、ノロノロノロノロ…
イライラして、目的のバス停のだいぶ前で降りて、
そのまま目的地まで歩いてしまった。

おそらく、最初から家から歩いていった方が
時間が短くて済んだかも知れない。
(車が通れない近道があるのだ)

楽しようと思ってバスを選んだが、
あれだけ時間がかかるんじゃなぁ…。

マイカーの便利さに慣れると、
バスの不便さが目についてしまう。

そのマイカー派の増加が、交通渋滞を呼び、
さらにバスを不便にしていく、という理屈は、
アタマでは分かるんだけど…

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