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くれぐれもお幸せに

「FNS27時間テレビ」のエンディングで、
タカアンドトシのタカが、同棲しているという元テレビリポーターに
プロポーズする、という場面があった。

「強制的にプロポーズさせられた」のほうが正確だったが。

番組では、最後の大イベント「大縄飛び」に向け、
「いいとも!」の出演者への激励メッセージ、
という形で、知人たちからのビデオメッセージが寄せられていた。

ほかの出演者は、芸能人からのメッセージだったが、
タカだけは母親が登場。

「なんで母親なんだ」というツッコミの中、
母親は「なっちゃんと早く結婚しなさい」という趣旨のことを話した。
なっちゃんとはタカの彼女、
番組では言わなかったが、同棲しているという。

で、VTRが終わると、タカが明らかにうろたえた表情になっている。
そして、司会者から「なっちゃんと電話がつながっています」と言われ、
「結婚する、とプロポーズしてください」とうながされた。
画面には「タカ、生プロポーズ!」のテロップ。

番組は生放送で、時間がないことは、タカもプロだから承知の上である。
プロポーズしないと番組が進まないか、
進むとしても雰囲気が最悪になってしまう。

もう、「結婚しよう」と言わざるを得ないのだ。

しかし画面からは、タカの逡巡が手に取るように分かる。
テレビ番組には演出(≒やらせ)がつきものだが、
タカはあきらかに顔面蒼白で、
「おっ、おれ、何も聞いていないぞ!」という顔である。

電話から聞こえる「なっちゃん」の声は弾み、結論を求めている。
スタジオは「早く言っちゃえよ!」「お幸せに!」という雰囲気。

で、タカはうながされるままに「結婚してくれるかな?」と言わされたのだった。
サンケイスポーツが記事にしているのだが、
この文面ではとてもその状況が伝わらない。

サンスポが言う「意を決したように」なんてのは完全に間違い。
タカは明らかに「なんでここで言わなきゃならないんだ!」という
不満そうな表情で、プロポーズを「させられて」いたのだ。

周囲は「おめでとう!」と言わんばかりだったが、
タカの顔は紅潮というより青ざめるばかりで、
笑顔はついぞ見られなかった。

タカはまだ「遊んでいたい」んだと思う。

タカをかわいがっている人物に「志村けん」がいる。
言わずもがな、浮き名を流したあげく、
60歳を過ぎても結婚できていない。

タカはいい意味でも悪い意味でも志村がお手本になっていて、
「志村さんがまだ嫁を取らないんだから、おれも…」
というのは、あっただろう。

もちろん、もちろんであるが、
60過ぎても結婚をしない志村を手本にするのは、
世間一般の常識から考えればおかしい話で、
タカも36歳、家庭を持つべき年齢なのだ。
周りがはやし立てるのも、ある意味当然のことだ。

それでも、プロポーズというのは本人の意志があってのことで、
周りが強制するのには、違和感を感じる。
そうでもしないと幸せになれないぞ、という「親切心」は、
「余計なお世話」ではないのか。

番組では、SMAPの草彅が100キロマラソンをクリアしたものの、
出演者陣で大縄飛び50回、という「最終ゴール」もクリアできず終わった。
強制プロポーズの後味の悪さも漂った。

スポーツ紙の見出しにもなり、
タカはこのまま婚姻届を提出せざるを得ない状況となった。

「プライベートに踏み込むのはテレビとしてどうか」という言い方はしない。
芸能人にプライベートなんてものはないからだ。

ただ、結婚の約束という「人生最大の決断」を、
「公共の監視」「時間の制限」「世間の常識」を盾に、無理矢理やらせるのは、
ちょっと違うんじゃないかな、と思った次第である。

…お幸せに。

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