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ポカは起こる

顧客から預かっていたデータをバックアップも含めて全部消去してしまい
大騒動を巻き起こしたレンタルサーバ業者F社が、
第三者委員会による報告書を公開した。

専門用語が多く、わかりにくいのであるが、
要点は以下の通りである。

1)データ消失の「主犯」は1名。
 メンテナンスにおいて、社内で認められていた方法ではなく、
 「自分で作成したプログラム」を使用していた。

2)メールシステムのトラブルにおいて、
 そのプログラムを「汎用性があるもの」と思い込み、
 やや書き換えて使ったが、「バグ」があった。

3)テスト環境下で試したが、異常を発見できず、
 上司が会議中だったため、承認もろくに得ずに、
 作業を続けてしまった。

4)その結果、バックアップ含め、ほぼすべてのデータを消してしまった。

さらにもう1つ事故があった。
それは「情報漏洩の可能性」であった。

消えてしまったデータを復旧させようとして、
やや「乱暴な」方法をとったのだが、
その方法では、他人のデータが、混じってしまうおそれがあった。
しかし上記の事故であわててしまっていたこともあり、実行してしまう。

結果、「他人のデータが混じっている可能性がある」データを、
顧客が取得してしまった、のだという。

なんともお粗末…。

「主犯」1名を特定した上で、さらに「上司」の監督不行届にも言及し、
そして「組織全体の規律の乱れ」へ持っていく流れなのだが、
ここで既視感に襲われた。

東海テレビ「ぴーかんテレビ」の「セシウムさん」騒動の報告書である。

「過失」と「故意」という違いはあるが、
事件が「ひとりの暴走」という点に帰着している点では同じだ。
そしてそれを見抜けなかった、周囲のスタッフ達…。

程度の差はあれど、こういうことは、どこでも起こりうることだ。
社内文書で決まっている業務上のシステムを無視して、
自分で勝手に作ったルールで処理している人、いませんか?

それで何も起こらない確証があればいいけど、
とんでもない事態になったとき、上司は責任取れますか?

F社の「主犯格」の人間がいまどのように過ごしているのか、
とても気になる。もちろん、おそらくF社を追われることにはなるだろう。
業務上の過失で、損失を請求されたりしても、
弁済する能力はないだろうし。

突然過失責任を押っつけられた上司も、ある意味気の毒だ。
悪いと言えば悪いけど、何も起こらなければ平穏無事に過ごせたはずで…
そうならないように目を配るったって、限度があるし。

ま、顧客として考えれば、取引先で取り返しもつかない事態が起こる可能性は、
常に考えていた方がいい、ということは、
教訓として、頭に入れておきたいものだ。

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