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被災地の現実

「被災地の現実」とは大仰なタイトルだが、
たいした話ではない。

1年経過してようやく、岩手県内の被災した市町村を全部回ることができた。
仕事で、最北の洋野町から、最南端の陸前高田市まで車で南下したという、
ただそれだけのことである。

被災地と縁がない人は、「惨状」を期待する向きもあるのかも知れないが、
実際には、かなり復興は進んでいて、
産直やショッピングセンターにはお客がいっぱいいた。

ただ、津波に襲われて建物が破壊された地帯は、
ほとんど更地になっていて、
再び建物が立つ見込みはなさそうである。

ところどころに残った建物に、飲食店が入っていたりするが、
回りには何もないので、よけいに目立つ。

高台移転も進んでいるといい、
震災前に戻る、ということは当面ないのだろう。

コンビニなど、仮設の商業施設はプレハブが多い。
役場がプレハブになっているところもある。

中に入ればプレハブというのを意識することはないが、
外から見ればプレハブなので、「仮設の町」という印象はある。

ショッピングセンターに、通常入ることがないであろう、
行政施設や金融機関などが入っているケースもある。
イレギュラーな状態、というのをここからも感じる。

商店街は、先述通り流されてしまっている家屋が多いが、
まだ撤去されずに残っているものもある。
もう壊すしかないようなものも、まだ残っている。

そして「がれきの山」。
野球場や広場、ゴルフ練習場などが置き場になっている。
このがれきは、どこへいくのだろう…。
このがれきがなくならないうちは、復興も進まないだろうが、
まだまだその山は高い。

波にさらわれ、住宅の土台だけが並ぶ「更地」に、
菜の花が咲き乱れる様子は、なんとなく胸を締め付けられた。
しかしそれは希望の花でもあるのかもしれない…
よそ者の無責任でちんけな言い回し、と笑われるかもしれないが。

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