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2012年4月

正義漢気取り

先日発生した未成年無免許運転致死事故で、
「犯人」とされる未成年男性と、
同乗していた友人2名。

未成年なので当然、実名報道はされず、
顔写真も出てくるはずはない。

…なのだが、ネット上ではすでに、
実名も顔写真も流布している。

これって、どうなのかねぇ。

「マスコミがやらないんなら、オレたちがやってやる」ですか。
『必殺仕事人』気取りだね、まったく。

「それくらいの仕打ちを受けて当然の連中なのに、
未成年だからと言って保護するほうがおかしい」。

まあ、そりゃそうかもしれないけど…。

「さらし首」を、何の責任もない一般人が
請け負うことに、違和感を感じる。

3人の被疑者の写真のうち、
1人の写真は彼女と撮ったプリクラ。
彼女の顔はぼかされているが、
近しい人が見れば誰かは分かるだろう。

とあるサイトも、胸を張って上記3名の顔写真と名前を
「転載」していたが、
後ろのほうに「訂正」とあって、
「同乗者の様子、として載せたニュース番組のキャプチャは、
別人という指摘があったので、削除した」と書かれていた。

「別人だという指摘」に気づかなければ、
その別人のキャプチャ画像は残る。
だから、責任が取れない一般人がやるこっちゃないんだよ。

ネットって残るんだよねぇ。そういうの。
書いた本人が削除しても、アーカイブなんちゃら、とか、
なんたらバックマシーンとか、そんな蓄積サイトがあったりして、
結局残っちゃう。

Googleのキャッシュもそうだ。
あれとサジェスト機能のせいで困る人も出てきている。

犯罪を犯した人物は、社会復帰する権利を有する。
上記の3人も、おそらく制裁を受けるはずで、
その制裁ののちに、社会復帰の権利はあるはずなのだ。

それなのに、ネットであんなに顔がさらされたら…。

「そんなことはない。あいつらは社会復帰する権利はない」。
あなたらはいつから法曹関係者になったのよ。

5年後にあんたらが逆に訴えられたらどうするつもり?

「あいつら犯罪者だぞ、マスゴミが裁けないなら、
オレたちが裁くんだよ」と、
言っているほうは気持ちいいかもしれないが、
正義漢気取りも、ほどほどにしないと…。

あとで自分に降りかかってきたときを、想像してみたらいい。

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ドン・キホーテ盛岡上堂店

待ちに待った、ドン・キホーテ岩手県初出店。
盛岡上堂店が、本日「マッハランド」の核テナントとしてオープンした。
マッハランドはレジャーセンター・ホームセンターの老舗だが、
これまでもさまざまな競合店との戦いにさらされてきた。
そして今般、ドンキの導入に至ったわけである。

Donki1

流通ヲタとしてはこれは開店日に行かねば、と車を走らせた。
開店は10時だが、9時過ぎに到着。思ったほど行列はできていなかった。
しかし9時半をまわるとマッハランドの前に客が鈴なりに。
スーツ姿の関係者やマスコミの姿も。

新しい店恒例、行列の中で「まだ~?」と
ぐずるガキの声を聞きながら、開店を待つ。

9時40分、店員が限定商品購入の客を誘導しようと声をかけるが、
総じて限定商品は不発だった模様。
つまり行列の客は商品ではなく、
「ドン・キホーテ」そのものが目当てだったのだろう。
中央資本に餓えている盛岡ならではの現象…というのは言い過ぎだが。

10時前の開店を期待するも、きっちり10時開店。

店の中はけっこう小ぎれい。
先日までの「イーハトーブ釣具店」が大半を占めていた、
雑多で小汚い状態を知っているだけに、
隔世の感がある。

ドンキと言えば、所狭しと商品を並べる「圧縮陳列」だが、
さすがにここは六本木でも銀座でもない。
広々とした売り場は、多少ゆったり目に品物が並べてある。
それでも陳列棚の高さや、迷路状の売り場は健在である。

開店後15分で店内は押すな押すなの大混雑。
テレビカメラもあって(映っちゃったかも…)イモを洗うようになった。

チラシにもあったけれど、
食品コーナーでは「戸田久」のうどんが特売されていたほか、
酒売り場では南部美人とか吾妻嶺なんていうお酒も売られていて、
意外に地元メーカーにも門戸を開いている感じ。
たださすがに「福田パン」はなかったけど。

日用品コーナーも充実。
「アリミノ」や「ナカノ」のヘアワックス、
これまでは東京に行ったときの楽しみだったが、
これからはここで買えるな、とほくそ笑む
(といいつつ最近あまり使ってないけど)。

「岩手県初出店なのでたくさん仕入れました」というPOPとともに、
シェービングフォームが100円で売られていたり、
激安価格があちこちに。

お会計、1円玉使い放題のおなじみ「ジャストボックス」は盛岡でも健在。
ただ残念ながら今日の総額の1桁目は「5」。
「4円以下」じゃないと使えなかった…。まあ次の楽しみにしよう。

黄色い袋を手に店を出る。
今後、盛岡市内でもこの黄色い袋を見かけるようになるわけだな。

駐車場は激混みかと思ったが、平日と言うこともあり、
「パチンコマッハ」側は空いていた。
連休中はここも埋まりそうだけど…。

宝飾品、家電、食品、家具、衣類…さまざまな商品が
所狭しとお手頃価格で並ぶ。
いろんなお店が敵になるな、と感じる。
しかも深夜3時までの営業だ。

イオン初出店のときのような
「大脅威」「黒船来襲」ほどの衝撃はないにしても、
岩手県民も遅ればせながら「ドンキのある生活」が
楽しめることは、素直に喜んでいいのではないだろうか。
今後、北上とか、県内各地に出店してくれるといいのだが。

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新聞社につける薬なし

京都で起こった無免許死亡事故で、
許可していないのに、霊安室にマスコミが押しかけ、
遺族の写真を撮っていった、として、
病院の救急センターがブログで新聞大手3社を名指しし
(他の社もいたということか、後になって削除している)
「マスコミの人間の心は腐っているのか」、と厳しい口調で批判した。

マスコミが遺族にカメラ、マイク、ICレコーダーを突きつける姿は、
昔から変わらない。
それが職務だ、と思っているわけだし、
仮に記者が自分の判断で「ご遺族の写真を撮るのは辞めよう」と思って
実践したとしたら、上司に叱責されるのが関の山である。

お前を何のために病院に派遣したと思っているんだ、
この給料ドロボー、と。

朝日新聞は「記者は霊安室に行っていない」とし、
「ブログを直せ」「記者の名誉を回復しろ」と
病院側をさらに追い詰めるようなコメントを発表している。
つける薬なし。

いっぽう。
各省庁が新聞購読数を減らす措置に
日本新聞協会が遺憾の意を示し、
逆に岡田克也副総理が「適正な部数にするだけのこと」、と
協会側に理解を求めているという。

経費削減で新聞購読数を減らしているのは、
どこの役所も民間企業も一緒。

無駄を減らせ、埋蔵金はどこだ、と言っているのはどこの誰だ。
この税金ドロボー、と。

新聞協会は「経費削減は大切だが、ほかにできることはあるだろう」としている。
普段から『聖域はないぞ!』なんて言ってるのに。新聞は聖域ですか。
つける薬なし。

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これが21世紀だ

不朽の名作「ドラえもん」。
そのアニメDVDに「不適切な言葉」が含まれていたとして、
発売元の小学館は回収を始めた。(読売

DVDには1979年の作品が収められている。
現行のテレビ朝日によるテレビアニメが始まった年であるから、
初期の作品である。

その中の「ワンシーン」に、「不適切な言葉」が見えていた。
上のニュースが駆け巡った後、
その言葉は何か、という情報はすぐにネットを駆け巡った。

登場人物の誰か(人間の手)が鉛筆でノートに難しいことを書いている、
というシチュエーションなのだが、
その書かれている内容がこれだ。(twitpic

C交流回路で消費される精力
Astrid Cindgren und Inghid
交尾回路で消費される電力の例
Alle Rechte tut Dasde
(3)負荷がコンドーム-の時

…ということで、「精力」「交尾」「コンドーム」
という大人ワードが、ちりばめられているのである。
(欧文部分はドイツ語のようだが意味は不明)

精力、交尾までなら「なんじゃこりゃ」で終わるんだが、
「コンドーム」はマズかった。

制作されていた1979年なら、ビデオなんかほとんどない時代ゆえ、
一瞬で見逃されるジョークだった。

今のアニメもそうだと思うが、一瞬しか映らないシーンに
ジョークをちりばめることは誰でも考えつくことだろう。

「コンドームって書いてあったぞ」と
めざとく見つける奴はいても、「都市伝説」で終わるだろう。

しかし、ビデオなりDVDなり、繰り返し再生、一時停止できる装置があって、
インターネットという、一つの話題があっという間に
広がってしまう装置もある世の中では、
こういうジョークは、難しい。

「子ども向けのアニメで、コンドームとは何事か!」とか、
ほんとは怒っちゃいないくせに、怒ってみたい奴もウジャウジャいる。
いわゆる「電凸」って行為をするような連中だ。

ただ、ネットがデモとかジャスミン革命とかまで
起こしてしまうような時代でもあるのだ。

コンピュータソフトでも、昔は「イースターエッグ」と言って、
「Office」などのメジャーなソフトでも
おまけギミックやゲームが入っていたものだ。
最近はそんなものを入れると「コスト意識がない」とか言われちゃうんだよね。

いやぁ、うるさい時代です。

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ありがとうの極意

よく、テレビやラジオで、司会やアナウンサーが
専門家に見解や意見を聞く様子がみられるが、
その最後に、司会が「ありがとうございました」と言うと、
専門家のほうも「ありがとうございました」と返すことが多い。

これっておかしくないだろうか?

専門家は意見を言うために「呼ばれた」「来ていただいた」
お客さまの立場であり、感謝されるのは当然である。

しかし、その感謝される側が「ありがとう」というのは、
変じゃないか、と思うのだ。

専門家側が言う「ありがとう」は、
どういう意味の「ありがとう」なのか。

1)「ありがとう」に対する「ありがとう」、なのか。
2)単なる相づち、なのか。

3)テレビやラジオという「メディア」なのだから、
視聴者に対する「(聞いていただいて)ありがとう」、
…これも変だな。大体は司会者に向けて言ってる言葉だし。
やっぱり、1か2?

というより、1でも2でも3でもなく、
4)「薄謝」をいただける「ありがとう」に感じてしまうのだ。
だから違和感を覚えるのだな。

いずれにしても、「どういたしまして」とか、
「失礼しました」くらいでいいんじゃないだろうか?

なんでもかんでも「すみません」「ごめん」「ありがとう」
で済ませられるのは、日本語のよいところだが、
悪いところでもあると思う。

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ジョイス、アークス傘下へ

ジョイスのアークス傘下入り。
昔なら脊髄反射してブログを書く話題だったんだが…
鈍ってますな。

ま、こんなオタクが言うことなんかより、
ミヤケン先生(盛岡近辺ではおなじみ)が
各メディアで述べている見解のほうがよほど的確だと思うので
ここまでほっといたわけだが。

流通業の激戦は誰でも分かっていることだが、
ジョイスとしては、黙っていれば誰かに叩き殺される、
その前に、自分を「庇護」してくれそうな大手の傘の下に入ろう…
という目論見だろう。

アークスは「八ヶ岳経営」を標榜しており、
グループ内に入れた企業を無理に吸収合併したり、
経営方針を押しつけたりして「全て平地」にするのでなく、
それぞれの自主性を尊重しよう、グループ内でも
山あり、谷ありでいこう…という方針なのだそうだ。

昨年アークス入りしたユニバース(八戸市)も、
アークス傘下に入ったからと言って運営方針が大変わりしなかった。
ジョイスも、そこを魅力に感じたのだろう。

他のグループなら、仕入れルートから店内の内装から、
全部押しつけて来て、結局吸収合併に持っていくはずである。
イオンとか、イオンとか、イオンとかね…。

いずれ、同じグループに入るわけだから、
ジョイスとユニバースはこれまでのようにいがみ合うことはなくなるだろう。
店舗網のスクラップ&ビルドはある。

その象徴は皮肉にも、今年オープンした、
ジョイスの八戸店だったりするわけだ。

北海道企業のアークスとしては、
このままどんどん南下していって、
規模の経済を目指していくはずである。
山形のヤマザワとか(でもここはCGCじゃないので、ないかな)。

西日本でも中堅スーパーがイオン傘下に入るなど、
「中小チェーンは生きにくい時代」になっている。

ベルプラス・マルイチが秋田のチェーンと合併に失敗するなど、
岩手ではM&Aの動きが鈍かった。
それでも、マイヤが他県チェーンと提携したり、
マルカンの食品部門を譲り受けたりしており、
「規模の経済」はひしひしと迫ってきている。

スーパーオセンみたいにゲリラ的店舗運営で
生き残りを図る独立系店舗は生き残るだろうが、
何の特徴もない中小スーパーはおそらく淘汰されていく。

ジョイスに話を戻せば、「JOIS」の看板は保たれるわけで、
みな「ラルズマート」「ビッグハウス」になるわけじゃない
(思えば、ビッグハウスを発明したのは今のベルプラスなのだが…)。

ただ、これで岩手県内の上場企業が減ってしまうことになる。
岩手県企業の、北海道企業のよる買収…
「メイク」のホーマックへの吸収や、
「ドラッグトマト」のツルハへの吸収を思い出す。

岩手の場合、震災でよりいっそう、
経済規模の縮小が進む。

今後もこのような動きはある、と思っておくべきだろう。
月並みな言い回しだが、それが現実だからねぇ。

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落語界の雪解け

落語芸術協会(以下芸協)は、今夏から、
円楽一門会(以下円楽党)、落語立川流の落語家を、
芸協主催の寄席興行に出演してもらうことを決めた。(NHK

これは落語界にとってはエポックメイキングな出来事といえよう。
先代・三遊亭円楽、立川談志という2大・悪の枢軸…じゃなかった、
2大カリスマの死によって、落語界の「氷の壁」が、溶け始めた。

円楽党・立川流はもともと「落語協会」(ややこしいが、
落語芸術協会と競合する団体)にいた落語家達から、
三遊亭圓生率いる一門が分裂、次いで談志一門が離脱して形成された。

いわゆる「落語協会分裂騒動」である
(Wikipediaにリンクするが、何も知らない人が、これを1回読んだだけでは理解できないと思う。
それくらい、ややこしい話なのだ)。

その成り立ちから、円楽党・立川流は、
いわゆる「寄席」に出してもらえず、
ホールを回る「寄席知らず」の集団となってしまったのである。

しかし、円楽党は「笑点」の流れで先代円楽、楽太郎(現・円楽)が売れ、
立川流からも、テレビで火がついた志の輔や、
志らく・談春・談笑といった人気者を輩出している。

寄席など知らずとも、落語はできる、ということを図らずも証明してしまったのだ。

いっぽう、寄席に出られる落語芸術協会は、
落語協会と比べるともともとの力が弱く、
寄席の中でも「鈴本演芸場」(上野)には出られない、
などのディスアドバンテージを抱えている。

また、春風亭昇太などの売れっ子はいるものの、
落語協会と比べると層が薄いと言われていて、
芸協主催の興行は客の動員が弱い、とされていた。

先代の円楽が死んだ後、
芸協会長の桂歌丸らが中心となって、
円楽党との合流を検討したこともあったが、
「分裂騒動」が忌み嫌われ、お流れとなっていた。

立川流にしても、弟子の昇進など全てを取り仕切っていた、
「将軍様」談志の死去後は、
談志という強力な君主あってこその団体だったはずが、
幹部落語家の合議制という、民主主義的な姿勢に変貌している。

いずれ、円楽党・立川流、どちらも、
大黒柱を失い、今後の興行に不安があったことは事実だろう。

興行力を失いつつある芸協、
今後に不安を抱える円楽党・立川流。
双方の利害が一致した、今回の決定といえよう。

なおNHKの報道では、円楽党・立川流の反応は不明だが、
NOと言う理由はなさそうだ。
それは、先述通り、この2派が「寄席知らず」と言われてきたからである。
いくら人気者を輩出しようが、落語の本拠は「寄席」であることに変わりはない。

また、ホール巡回などの場合、オファーを待つか、
自分たちで興行を組むかせねばならない一方、
寄席に出演することができれば、
落語家達にとっては安定した仕事が得られることにもなる。

目の肥えた寄席の客との出会いは、
2派の落語家には大きな刺激となることも間違いない。

とはいえ、同業者批判も軽く口にしながら古典で爆笑を取る志らくや、
古典をかみ砕き、きわどい表現で昇華させてきた談笑など、
「寄席知らず」だからこその芸を磨いてきた落語家もいる。

少なくとも、志の輔・談春・志らくは、
その名前だけで客が来るから、寄席に出る必要はない。
かえって、今まで来ていた客が寄席には入れなくなるかもしれない。

とくに、談志信者を自認する志らくなどが、
寄席出演に反対することも容易に予想される。
彼らの態度は注目されるところである。

今回の決定では円楽党・立川流は「ゲスト」、
つまり「客演」である、というのも、少し気になるところである。

といっても、いままで寄席(寄席にも運営者がいる)と接点のほとんどなかった
2派がいきなり単独興行を打てるはずもない。
落語協会との関係もあるだろうし。

本来ならば、落語協会なり、芸術協会なり、
「合流」するのがベストなのだろうが…
失敗した経緯もあるし、合流は難しいんだろう。

いずれ、「雪解けの始まり」であることに間違いはない。
「落語協会分裂騒動」から30年。
それを引き起こしたと言われる先代円楽、そして談志は、
この雪解けを、どう見ているのか。
また雪を降らせようとは、よもや思っていないだろうが…。

(追記)立川志らくはこの報を受け、
Twitterで「私は寄席には出ない」と表明している。
談志が死んだ後になって、出てくれと頼みに来るのは気に入らない、
という趣旨で、寄席の姿勢を批判している。
ただし、弟子に対しては、勉強のためにも寄席に行くよう指示するし、
芸協にも感謝する、としている。

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どうなる盛岡中三

デパート・中三の盛岡店は昨年の震災後に爆発事故を起こし、
以後休店。本体である中三(青森市)が民事再生法を申請したあと、
宙ぶらりんになっていたが、
新運営者「マイルストーンターンアラウンドマネジメント」の運営も決まり、
いよいよ、今秋の再開に向け、事態が動き始めている。

当初は春の開店を目指していたが、
爆発事故による検証に手間取ったのと、
床にあいた陥没部の復旧に時間がかかっている模様。

現在も盛岡店の建物、および人的資産は中三が保有しているが、
これらを新しい会社に分割してマイル社が譲り受ける形となる。
当初は低層階をオープンさせ、ニーズが高い食品を中心に扱う。
その後、旧中三盛岡店の建物全部をオープンさせる予定という。
店名については、「中三」の名称は当然使わず、全く新しい名前になると思われる。

…と、これがここまでの動きである。
爆発事故が起こったのが昨年3月。
マイル社がオープン時期としているのは今年9月。
1年半の空白か…長いものだ。

全館オープンも、正直厳しそうな気はする。
中三運営時代も、食品フロアでさえきつそうで、
上に行けば行くほど運営は厳しそうだった。

建物は老朽化し(しかも事故で一回傷ついている)、
周辺の肴町商店街も、客層の高齢化が進む。
若い客は郊外に足が向く。
これをどうさばくか。

地域ニーズを重視して高齢者向けにするのか、
都心回帰を期待して若者も取り込むか…

いずれ、食品購入のニーズはあるだろう。
周囲にはこれといったスーパーもない。

旧中三の復活は、盛岡市にとっての一大転機となるはず。
一時は立て替え計画も起こったバスセンターなど、
周辺地域の動きも気になるところである。

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OPK

オペレーションコドモタチ」の大失言が話題になっている(Togetter)。
クリエイターを自称する中心メンバーが、
Ustream上で行った配信内で、対立する考えを持つ人物に対し
「リアルに殺すぞ」「安心して暮らせると思うな」などと発言、
ネット上で流れた(現在もアーカイブは残っている)。

当然、「すわ、殺害予告だ」とあっという間に騒動に発展。
名指しされた人物は警察に相談、
告訴の準備をする、としている。

いっぽう、言った本人は謝罪を半ば拒否し、
むしろ「捕まって本望」のような、開き直るような立場に終始している。

多分、言われた方は「素直に謝るならホコを収める」つもりと思うが、
言った方は「男に二言なし」と格好をつけたいのだろうか、
謝罪はしたくないようである。

「子供達の未来を守る」などと言っている人が、
興奮したのだろうけれど「殺す」という言葉を使ったことには、
馬脚を現したな、という印象を抱いた。

自分たちの理想を貫くためには手段を選ばない、
というならこれはテロリストと同じである。

言った本人にはそこまでの覚悟はなかった、というのは
容易に想像はできるけれど。

それなら謝ることくらいはできるはずだが、
それでは負けてしまう、という意識もあるのだろう。

子供を守る大人なら、そんな意地を張ることの無意味さくらい、
分かりそうなものだが。

※なお、今回の件を鑑み、
 「オペレーションオトナタチ」の画像は、
 削除しました。

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連続クイズ・ホールドオン!

NHKが今春世に問う、クイズ番組。

もはや「アタック25」しかなくなった視聴者参加型番組を、
いまどきこの日本で立ち上げることができるのは、
実はNHKしかなかった、のかもしれない。

パイロット版は昨年放送され、そのときはキャイ~ンの天野が司会を務めたが、
レギュラー版開始にあたって、司会は山口智充と武内陶子アナに交代した。

月~金曜のベルト編成で、放送時間は午後1時5分~27分。
「スタジオパークからこんにちは」を短縮してまでの放送。
相当の気合いが入っている。
「徹子の部屋」「ごきげんよう」が裏番組。
(天野が降りたのは、事務所の先輩が小堺一機だから、という説もある)

初回だけ見てみた。
詳細ルールは各自調べていただきたいが、
基本は4人での対戦。クイズが出題され、
各自が回答していく。
早押し、早答えの要素はない(タイムオーバーはある)。

回答方式は4択、2択、直接回答があり、
後半ラウンドではそれを選択することができる
(当然、直接回答するほうが得点が高い)。

4人の中で最高得点者が勝者となり、
前回のチャンピオンと直接対決。そこで勝利すれば「勝ち抜け」となり、
特徴的な意匠の「チャンピオンの椅子」に座ることができる。
「ホールドオン!」は「勝者の椅子を手放すな」的な意味だそうだ。

実はこの番組、フランスのクイズ番組から
ライセンスを受けている。

元ネタとなっている「Tout le monde veut prendre sa place
(訳:誰もがそこに座りたい)」では、
10万ユーロ(1000万円超)まで稼いだ猛者もいるという。

動画を見る限り、(フランス語はさっぱり分からないが)
(3月までの)「アタック25」のように観客が見守る中で、
西岡徳馬的雰囲気の司会者「Nagui」が、
解答者とマッタリしゃべるシーンが異様に長く、
おフランスの文化性を如実に感じる。

こんなダラダラしゃべりながら、1000万円を争奪する、というんだから
おフランス人ってのは不思議なものだ。

しかし、我が日本で、しかもNHKでは高額賞金が出るはずもなく、
名誉が得られるだけ、と思われる。

NHKの場合はベルト番組ということもあり、
解答者とのおしゃべりもほどほど、スピード感を重視している。

ただ全体的には、民放番組に漂うけばけばしさはなく、
NHKらしいゆったり感もある。
平日のお昼にのんびり見るにはちょうどよい感じがする。

山口の司会ぶりについては、
まだ堅さも見られるが(最後の決めポーズは不自然さで一杯)、
徐々に「ぐっさん流」を発揮していくことだろう。
なお武内アナとは交代で進行を行うとのこと

日本の昼の新定番となるか、
秋でさっぱりお別れか…
高校野球シーズンなど、不安要素はいっぱいあるが、
NHKは「昼の勝者の椅子」を勝ち取るか?

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Microsoftの怠慢

Appleは現在8兆円の資産があるという。
スティーブ・ジョブス亡き後、
ジョブスが反対していた株主配当も再開させる方針とのこと。

それに引き替え、マイクロソフトは…。
過去の資産で喰ってるだけ。
どこかの国みたいなので、逆に親近感は沸いてくるが。

とはいえ、どこかの国のように、安住していてもいけない。
工夫すべき所は工夫すべき、なのだ。

Internet Explorerの「フィード」で登録しているブログ。
ときおりこんな感じの文字になってしまう。
Ies

(某テレビ局サイトより)

この文字、誰が開発したんだ?
日本人か?

Twitterだってこうなっちゃう。
写植時代の有名書体をパクったような明朝体フォントだが、
ところどころ旧字体が混じったり、MSゴシックになったり。
Twit

日本人なめてんのか?

いわゆる「Unicode」という全世界共通文字コードを
ベースにしているために、こんなおかしなことになるようだ。

しかし、Firefoxなり、Chromeなり、
Macではこんな問題は聞かない。

マイクロソフトが怠っているだけなのだ。

安定した地位になまけていると、
イノベーションや改善努力を忘れてしまうのだろう。

どこかの国みたいに…。日本人をなめるなよ!(なんかおかしいな)

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寄席若竹に見る「ニーズとシーズ」

先日放送された先代・三遊亭圓楽を取り上げた番組で、
当然ながら「寄席若竹」に触れていた。
圓楽が私財をなげうって建てた寄席である。

結局5年で撤退することになり、
圓楽の元には借金だけが残った。
「笑点」の「大喜利」でも長らくネタになっていたので、
ご存じの方も多いだろう。

時は80年代末の、バブル経済後期。
結局圓楽は借金を完済したというが…

7億円をかけたというビルは現存している
ナナシ的エンタメすたいるnet)。
塔屋にはでかでかと「円楽党」と素人文字で書かれ、
入り口には、竹をモチーフとした看板プレートが残っている。

なぜ「寄席若竹」はうまくいかなかったのか。
大きいのは立地だろう。江東区役所の向かいではあるが、
「東陽町」は盛り場でもない。
いまの地図を見てもオフィス、学校、住宅ばかり。
20年前も同じだろう。

都内の正式な寄席は池袋、新宿、上野、浅草と、
いずれも交通の要衝、もしくは一大歓楽地である。
立ち寄りやすいし、終わった後も一杯、なんてこともできる。
いっぽう、東陽町は今でも地下鉄東西線しか通っていない。
あとはバスくらいのものだ。

当時は落語ブームなんて夢のまた夢、
「お旦(ごひいき)」でもない限り、
わざわざ何もない東陽町まで行く客が大勢いるとは思えない。

そもそも、先述の寄席が都内にはあったわけだから、
その時点で強力な競合相手があったのだ。

圓楽ひとりで寄席を建てるには、
土地代を考えると東陽町が限界だったのかもしれないが。

また、若竹の設立理由が「三遊亭円楽一門の若手育成」、
というのも、短命の理由だろう。

圓楽は落語協会分裂騒動を首謀し
(師・圓生の協会脱退という個人的思いつきを、
協会転覆を狙って煽ったのが圓楽だった)、
結局協会に戻れず、先述の寄席を締め出された。
若手が活躍する場を…と私財と借金で若竹を建てた。

ぐんぐん伸びる若い竹のように、という
思いのこもった名前がつけられていたのだ。

その志やよし、と思いたくなるが、
それは「ユーザオリエンテッド」、客側の発想…
ではない。

送り手、店側の勝手な事情である。

実際には(同じく寄席を締め出されていた)立川流も出演していたようだが、
人気落語家・芸人が少なく、客のニーズがあったとは思えない。

店を開くなら、客の要望を考えること、
そして立地も大事だ、ということだろう。
どっちかが欠けていてもうまくいく例はいくらでもあるが、
若竹は、どちらも欠けていた。
圓楽のやる気だけが充ち満ちていたが、
それで残ったのは借金だった。

それでも圓楽は地位も人気も実力もある落語家だったから、
借金はなんとか返済できたけれど。

なんの後ろ盾もない人は、
そんな野放図な計画で開店しちゃいけない。
周到に準備すべきなのだ。

数年前に星に旅立った王子様・圓楽から、
そんなことを学んだ次第。

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アナログ放送終了

3月31日で、岩手県でも地上アナログ放送が終了した。
2週間ほど前から、アナログ放送左下に「終了まで〇日」のカウントダウンが始まり、
終了当日には「きょう正午アナログ放送終了」。
そして正午に、NHK・民放各局が、アナログ放送終了告知画面に変わった。
#画面キャプチャは現在できないので画面なしでご勘弁を。
NHK盛岡は派手めな画面。
民放はいずれも青い地味な画面。
各局、アナウンスで放送が終わったことを断続的に伝えた
(IBCのみ30分おきでなかなかアナウンスが聴けなかったが)。
そして深夜12時を迎える前に、各局が停波し、
砂嵐になった(最近のデジタル対応TVは砂嵐にならないけど)。

31日正午から1日正午までに地デジコールセンターに寄せられた
問い合わせは岩手県で1000件あったという(河北)。
あれだけ画面でも告知していたので、
デジタル放送になることを知らなかった、と言う人はおそらくいるまい。
周りに相談できる人がいないまま、
3月31日を迎えたりした人たちだろう。

これで日本のテレビからアナログ放送は事実上なくなった。
時代はデジタルへ…

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