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風間杜夫・三遊亭好楽二人会

3月18日午後2時、二戸市民文化会館大ホール。

風間杜夫といえば俳優であるが、
落語を得意としていて、有名噺家との落語会を
各地で行っているようだ。

いっぽうの好楽。笑点メンバーはこれまで
バラバラにさまざまな会で目撃してきたが、
ナマ好楽はまだ未体験。

チケットは約1ヶ月前に確保。
大いに楽しみにしていた会である。

あまり来慣れない二戸市。
盛岡からは約2時間を覚悟していたが、
すっかり道路の雪もとけており、
他のクルマもほとんどおらず、約90分で到着。

駐車場が70台分しかないと聞いていたので、
早めに到着し、車内で腹ごしらえして会場内へ。

なぜか各国の国旗がデザインされたカラフルすぎる意匠の緞帳に
やや度肝を抜かれつつ(普通は花鳥風月とか、
その土地の名勝などが描かれるものだ)、しばし待つ。
(追記 福田繁雄デザインとのこと)

座席を右往左往しながら、
「『お-28番』の席(せぎ)ってのは、どごだべねぇ」と他の人に
座席番号を聞いている、不慣れな婆さん。ローカル色を感じる。

キャパ1200人の大ホールは、後方が間仕切り板で仕切られていたが、
仕切りより前方の半分も埋まらず、最終的に300人ほどの入り。
キャパ400人の中ホールもあるようだが、そちらで十分だったようである。

いままでも「ゲッ、ガラガラじゃん」という公演を見てきているので、
もうすっかり「まあ、こんなものだろう」という気分。

ブザーも鳴ることなく、お囃子のテープで緞帳が開く。
それだけで拍手が起こる。ほほえましい。
開口一番の前座、三遊亭好吉。

開演前から風が入ってくるなぁ、と思っていたが、
好吉が現れた途端、ステージ上に風が吹き、
後ろのカーテンが大きくめくれ上がるハプニング。

軽妙な小噺のあと、「味噌豆」。かなりウマイと思った。
調べたところ、神戸の素人落語サークル「じゅげむ」OBとのこと。

好吉がサゲたあと、無音のまま(笑)座布団を返して下がる。
普通はお囃子のテープを流すところだが…。

ブザーが鳴らなかったのはこのホールの慣習なんだろうが、
それにしても不慣れな感じがする。

めくりには「風間杜夫」の字。おおっ、という声。
「蒲田行進曲」のお囃子とともに風間が登場。
さすがに銀ちゃん、という感じではなく、
ひょうひょうとしたおじさま、といった雰囲気。

座布団に座ると、まずまずサマになっているが
やっぱりアクターのカッコよさが先立ってしまうのはしかたないか。

昨年の地震では大変なことに…とまずはお見舞いの言葉。
正直、二戸近辺はほとんど被害はないのであるが。

で、風間自身も帰宅難民経験を話す。
「当日は渋谷パルコ劇場で芝居がありまして…」
こんなド田舎で「パルコ劇場」の名前を聞くとは。

本番の前に歯医者の予約を入れていたが
俳優仲間に運転してもらっているときに、
高速道路の上でグラグラ…。

クルマを降りて帰宅したという体験談を、
軽妙な笑いを交えながら。

落語を演るきっかけは、立川談春に「高座に上がってみたら」と
勧められたことだという。
その後、柳家花緑にも教えを請うたそうだ。

噺の方は「湯屋番」。軽妙な若旦那のお話。
いわゆる「様子がいい」ので、若旦那の演じ方がサマになる。

上下もちゃんと(というと失礼だが)切っていた。
細かい言い回しがやや雑で聞きづらいところはあったが、
本職ではない割に、笑いもきちっと取っていたと思う。
顔を軽石でこすった客が出たところでサゲ。

休憩15分。トイレタイム。
アンケートが出入り口で配られたが、筆記用具がないから書けず。
(実際は帰りに出入り口で書かせる方式だったようだが、
普通は会場内で書かすものですよ)

不思議な緞帳が開き、三遊亭好楽登場。
出囃子が志ん朝の「老松」だったような気がする。
(記憶違いかも)
風間の時は客席の照明が消えたのに、
今度はついたまま。なんかおかしいね…。
(追記 後で調べたところ、どうも風間は客席を暗転させる「演出」を行うらしい)

ナマ好楽は「笑点」のテレビそのまんま。
とかく「つまらないピンク」と言われがちだが、
この日は軽妙な笑いで会場を包んでいた。

昔は東北で公演といえば3日かけて来たものだが、
いまじゃ片道3時間…と。

息子・王楽の話。
「普通は息子は親に弟子入りするもんです。それを…」
師匠・先代の圓楽に弟子入りしてしまった。
つまり親子で兄弟弟子。

王楽は「お父さん、抜いちゃったんじゃないですか」と聞かれると
「ええ、抜きました、3日前に」。
『歯医者じゃないんだから』。

二人の娘の話。長女は結婚し子供も作ったのに、
次女は鬼子母神で甘味処をやっている。

(実は数年前の夏に入店覚悟で見に行ったことがあるのだが、
ショートパンツからムッチムチの太ももを見せながら
店の前を掃除していた様子に怖じ気づいて、
副都心線乗ってすごすご帰ったのを思い出すナァ)

渋谷なんかにも行くが、数年前のガングロブームのときの話
(たぶん虚実混ざっていると思うが)。

ガングロに「あっ、ピンクだ!」と言われる。
何を言うんだと思ったが「ピンクの小粒コーラック…あっ、俺のことか」。

ガングロが「ダサい」としきりに言うので、
歌丸師匠に聞くと「中華料理の付け合わせかい」。それはザーサイ。

今度は「カレシ」の意味を木久扇師匠に問えば
「ああ、おでんにつけるヤツね」。カラシ。

風間同様に歯医者の話で、口を開けながら話をする患者と
意思疎通できる医者の漫談から、
小児科医の口調で奥さんを診る産婦人科の話へ。
会場は笑いが起こり続ける。

噺の方は「三年目」。後から調べました。
後半、少し人情噺っぽい部分があり、
不覚にも、少しだけ眠気が起こってしまった。
斜め前の席の奥さんは堂々と首かっくん…。

それを察知したのか、幽霊となった妻が出てくるシーンで、
好楽は突如大声を出す。噺の方もクライマックスへ。
そして「3年間待っておりました」でサゲ。

カーテンコール的なものを期待していたが
それもなさそうだったのでおとなしく帰宅の途に。
まずまず、ナマモリオ&ナマ好楽が見れたので満足満足。

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