餃子の王将と大阪王将
『大阪王将』が今春、盛岡4店目を出店するという。
「ドンキホーテ」がテナントとして入る、
レジャーセンター「マッハランド」の中だそうだ。
奥州市にも郊外店を出店し、岩手県内で地味に増える大阪王将。
テレビCMまで流れている。
店舗網を着実に増やしており、東北6県にはすべて進出済みである。
いっぽう知名度で完全に勝る『餃子の王将』は、東北では足が遅く、
せいぜい仙台市に数店舗を出店したのみにとどまっている。
いっぽう、大阪王将は出店エリアの拡大を重視しており、
県単位で考えると、未進出県はもう3県しかない。
ただ店舗数で言えば餃子の王将の方が圧倒的に多い。
コンビニにたとえれば、
餃子の王将が「セブンイレブン」で、
大阪王将は「ローソン」だろう。
運営手法でも餃子の王将は「王者タイプ」、
大阪王将は「次鋒タイプ」。
どっちも名前は「王将」ですけどね。
餃子の王将は食堂テイスト、
大阪王将はファミレステイストの店、という感じがする。
とにかく、名前も売り物も似ているが、思想が違うんだろう。
東京では大阪王将といえば餃子の王将のフォロワー、
ニセモノくらいにしか思われていない。
実際には餃子の王将の親類が立ち上げた会社だそうであるが。
岩手で言えば、着実に「大阪王将」が店舗網を伸ばしている
(といっても盛岡と水沢にしか店はないが)。
ひとたび「餃子の王将」が進出すれば、
いわゆる「ドミナント(集中出店)」を仕掛けてくるんだろうが、
そもそも岩手県に興味があるかどうか怪しいところ
(ちなみにセブンイレブンもそんな感じだった)。
大阪王将側は、餃子の王将が入ってくる前に、
いかに「我々はニセモノじゃアリマセンよ」
「我々は岩手県民が大好きですよ」といったアピールができればいいと思うが…
そんなこと考えてないだろうな、たぶん。
まず「東京」だろうね。
| 固定リンク
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- 電気コンロ(2016.02.08)
- 日本人と砂糖(2015.11.21)
- プレーンのコーンフレークはどこへ消えた?(2014.11.11)
- 酒の味(2014.10.16)
- ドーナツの油(2014.09.23)
「小売業」カテゴリの記事
- 駅前のイオンがガラガラ(2015.08.14)
- 2番手戦略(2015.06.06)
- えげつな~(2013.10.29)
- タケダスポーツ(2013.10.01)
- ホーマックニコット(2013.09.21)
「岩手県」カテゴリの記事
- 消えゆく者の哀しみ(2016.03.16)
- 復興へ…(2016.01.01)
- テレビ東京地獄(2015.12.12)
- 駅前のイオンがガラガラ(2015.08.14)
- 応援歌練習(2015.05.05)
「盛岡市」カテゴリの記事
- 駅前のイオンがガラガラ(2015.08.14)
- 滑り止めスパイク(2015.01.04)
- 落語を楽しみたい…(2014.06.12)
- タケダスポーツ(2013.10.01)
- トライアル盛岡青山店(2013.08.07)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント