代役
テレビ朝日系「やじうまテレビ」。
以前は司会も務めていた、気象予報士の依田司が先週はお休み。
毎日、関東地方を中心に生中継で天気を伝える役どころであり、
そりゃあお休みも取りたいところだろう。
で、先週は代役が用意された。
名前も忘れたが、見たところ50~60がらみのオジさんだった。
「WNI」のウィンドブレーカーを着用しており、
依田も所属する「ウェザーニューズ」から派遣されたことは明らかだ。
司会の松尾アナも「天気のプロ」だ、と紹介しており、
天気予報を読んではくれるのだが、
依田のように訓練を受けたわけでもなく、場数を踏んでもいなさそうで、
とちりが多い。それ以前に声がどう聞いても「おっさんの声」。
依田も45歳のオジさんではあるが、若々しい声を出す。
普段からそれに慣れているので、この代役オジさんの天気予報は
聞いていて、どうにも調子が出ないのだ。
朝から聞きたくない、というか…。
で、松尾アナはこのオジさんに「今週よろしくお願いします」と
挨拶していた。依田の代役ということだ。
オジさんもやる気満々に返事をしていたのだが…
結局、水曜日にはオジさん、いなくなってしまい、
早朝時間帯担当の森葉子アナが金曜日まで天気を読んでいた。
季節の変わり目で風邪を引いてしまったのか、
それとも、評判が悪かったのか…。
おそらく、後者ではないかとみている。
ウェザーニューズとしては「依田=気象予報士」だから、
気象予報士らしい人、ということでこのオジさんをキャスティングしたんだろうが、
裏目に出た、と言えよう。
確かに、1週間あのオジさんの天気予報につきあわされるのは
正直「苦痛」だと思った。
夕方の天気予報とか、落ち着いた時間帯ならまだいいと思うんだが。
そもそも「やじうまテレビ」に改題したのも、
天気予報を番組の中心に据える、ということでのものだった。
2010年秋にウェザーニューズ社と「提携」し、
依田を司会に迎えた。つるの剛士のロック調の曲をメインテーマとし、
白を基調とした「さわやか」な印象の番組に衣替えした。
しかし震災もあり、半年後の2011年4月には「天気中心」を後退させ、
現在のやや落ち着いた内容となった。
そして来週からは中尾彬、石田純一、カンニング竹山を
新たなコメンテーターに迎える、という報もあった(中日スポーツ)。
言わずもがな、「やじうま」は迷走が続く。
早朝ワイドショーの視聴率競争では常に4位。
「やじうまワイド」「やじうまプラス」「やじうまテレビ」と
タイトルも内容もコロコロ変えるサイクルが続く。
「やじうま」=「新聞」というイメージを変えようと
先述通り、ウェザーニューズと提携したリニューアルを断行したが
それもうまくいったとは言えない。
天気で視聴者がついてくるなら、代役オジさんでもよかったろうが、
そうじゃないことを、今回の件は証明しているように思う。
中途半端なリニューアルしかできずに視聴率も上がらない現状。
「やじうま」という名前に縛られている面もあるだろう。
「やじうま」というタイトルだけでこの時間帯、
テレビ朝日にお付き合いしてきたからこそここまで書けるわけだが(苦笑)。
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