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どうなる2ちゃんねる

いよいよ、警察が日本のWEB最大の悪玉に手を突っ込み始めた。

警視庁は、麻薬特例法違反の容疑で、
2ちゃんねるの関係先を一斉捜査。
そして9日、とうとう創始者である「ひろゆき」こと
西村博之の自宅もガサ入れが始まったようだ。(朝日

西村は現在「創業者」「元管理人」という肩書きしかない。
書面上は、シンガポールの会社に2ちゃんねるの経営権を譲渡したことになっている。
しかし実際にはシンガポールの運営会社「パケットモンスター」はペーパーカンパニーとされ、
警察も、実態は西村の配下にある、と判断した模様。

西村はこれまで数々の係争を抱え、実際に敗訴しているが、
賠償金のたぐいを「義務はない」としてほぼ支払っていないとされている。
(ただしこれまでに一部は差し押さえを受けている)

日本のインターネット最大の掲示板を育て上げた存在として、
西村の功績は大きいものの、
逆に、その行為については常にやり玉にあげられてきた。

TwitterやFacebookの存在感が大きくなっているとはいえ、
未だに我が国のネット上の言論は、2ちゃんねるなしでは考えられない。
無視できない存在といえる。

ただしその西村が、あまつさえペーパーカンパニーを作り
「もう俺は2chと関係ない」と言い張り、賠償金を拒否する姿を見れば、
やはり「ネット界の風雲児」という称号を与えることには少し戸惑う。

「ネット界の風雲児」といえば堀江貴文を思い出す。
ホリエモンは結局塀の中に押し込められてしまった。
国家権力によって沈黙させられた、これだから日本は…、という意見も聞く。

堀江が本当に犯罪者だったのかどうか、当然、疑問に思う余地はあるだろう。
(個人的には、どっちでもいい)
しかし西村の場合、明らかに「悪い行状を重ねている」現状がある。

それなのに、夏野剛や田原総一郎のような「地位」「権威」のある人まで
吸い寄せてしまうのは、やはり不思議な「魅力」が、西村にはあったのだろう。

そんな西村、そして2ちゃんねるに捜査の手が及ぶ、
というインパクトはとても大きい。

ただこれだけははっきりしていることだが、
国家権力が2ちゃんねるをたたきつぶしたところで、
新しいくだまきサイトが生まれるだけだ、ということだ。

言い方は悪いが、昔ながらの「ヤクザ」がいなくなったとしても
新たな「暴力集団」が生まれるだけ、という現状に似ている。

「必要悪」とは言わないが、存在することの否定がもはや難しいのだ。
「犯罪の温床」と言われがちだが、実際には2ちゃんねるの存在で、
犯罪増加が抑止できていたりする面もあるのかもしれないし。
警察サイドだって、2ちゃんねるで犯罪者が一網打尽…なんてこともあるだろう。
そのあたりもヤーさんの存在意義と似ている。

西村がもし裁かれる身になったとして、
堀江のように塀の中に入るとしても、
娑婆に戻ればまた蝶よ花よともてはやされることは目に見えている。
仮に賠償金支払いで無一文になろうとも、だ。

まあ、西村もバカではないと思うので、
二度と同じような活動はしないだろう。
自他共に認めるお気楽人間だから、
別な方法で、世間をあざ嗤うはずだ。

そのとき、こう言うだろう。
「2ちゃんねる? そんなものもあったねぇwww」

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