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大物らしさと人の命と

ワタミの労災自殺問題。
渡邉美樹社長の「言い捨て」が、炎上を呼んでいる。
ロケットニュース24

渡邉社長やワタミ側の言い分もあると思うが、
ネットユーザーの聞き分けの悪さは自他共に認めるところであり、
炎上が止まらない状況にある。

ワタミはとくに岩手県に肩入れして援助を行っているだけに、
なんとも申しあげにくいところではあるが、
確かに「成功者」の渡邉氏には「うさんくささ」がつきまとう。

力を入れている教育分野も、
生き馬の目を抜く渡邊氏の行動とはいささか矛盾するし、
被災地支援だって、実際は何か打算があるんじゃないか、とか、勘ぐってしまう。

そもそも成功者には一つや二つの後ろ暗いところがあるのは当たり前で、
それをどうにか押さえつけるのも、成功者の職務であるはずなのだ。

今回の騒動のように、押さえつけていたものが吹き出してしまったときも、
実際には、いかにして再度ふたをしてしまうか、のほうが重要だったりする。
世のなかキレイゴトばかりじゃないのだ、ということを、
渡邉氏は教えてくれる。

ただし、人の命がかかってしまったことは非常によろしくないが。

真偽のほどは不明だが、渡邊氏は部下に向かって
「おいお前、ここから飛び降りてみろ」とビルの数階で言うことがあるそうだ。

実際には、「商売は命がけなんだ」というのを教えるために、
葉っぱをかけたつもりなのだと思うが、
言葉尻だけとれば、人の命を軽視したイジメにも見える。
実際に飛び降りてしまえば、その命は返ってこない。

数万人に及ぶ社員の人生と、
数百万の顧客の胃袋を預かる渡邉氏にとってみれば、
そのうちの一人くらい、失ってもなんてことはない、とは、
よもや思っていないと思うが。

渡邉氏は誠意ある回答をするのか、
見事に押さえつけて見せるのか。
大物らしいのは、後者の対応であるが。

いずれはっきりしているのは、
清廉潔白なだけでは、渡邉氏のような成功者にはなれない、
ということである。つまり期待はするな、ということだ。

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