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復興競争

被災地の復興は、当然急がねばならない。
理想は「公平な復興」なのだろうが、
実際は難しい。

よく「被災3県」というが、被災したのは青森や茨城も同じである。
千葉では埋め立て地の液状化現象も起こっている。
しかし、補助金や義援金、支援活動などは岩手・宮城・福島に集中している。

さらにその岩手・宮城・福島の3県でも格差が起こるのでは、ということは
以前も書いている。

仙台市は復興景気にわいているといい、
ホテルは予約でいっぱい、夜の街も賑わっているという。
岩手県ではそんな話は聞かない。

世の中が資本主義で動いている以上、復興も競争である。
黙っていれば、仙台、宮城にばかり支援の手が、そして富が集まる。

岩手も声を上げていかないと、復興競争においていかれる。

以前も書いたように、芸能人は交通の便がいい宮城県ばかりを訪れる。
「メジャー被災地」の石巻、名取、気仙沼…。

それを見て「宮城はがんばっているね。
よし、宮城県に募金しよう、出資しよう」…と考える人が出てくる。

宮城県はそれを岩手や福島などにおすそわけするか?
「申し訳ないけど、これは我々でいただきます」となるだろう。
競争だからだ。

「日本は一つ、絆でつながろう」なんて言葉が嘘っぱちだ、ってことは、
瓦礫受け入れを拒否し続ける人々の存在からも分かる。

「東北は一つ、手を携えて…」これは宮城の人たちが言いたがる言い回しだ。
自分たちは東北の盟主だから言えることで、
岩手や福島、もっと言えば秋田の人も口はばったくて言えない。

東北が一つになるのは難しい。
面積も広すぎるし、境目がはっきりしすぎている。
県の中でいがみ合う例だってあるくらいだ。

人間も動物であるから競争がある。
「絆」の温かみに甘えられる期間はそう長くない。

岩手も戦っていかなくてはいけないのだ。

宮城や福島とは、一緒に頑張らねばならないが、
傷をなめ合えるほど日本社会は甘くない。

「人間愛」から冷め始めた西日本とも戦わねばならない。
当然、世界の国々とも。

地震・津波から1年を経過する今年は、
勝負の年になる。気を引き締めていきたい。

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