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合併の効果

自宅にある冷蔵庫は2年前に購入したもの。
比較的大きなものを奮発して買った。

しかし、モノを積み込みすぎたために、
プラスチックの仕切り板にヒビが入り始め、
そしてやがてパキッと割れてしまった。

いまは、仕切り板の下に、大量に買いだめした食品を積んで、
真ん中で割れた仕切り板の上が崩れないようにしている次第。

いずれ仕切り板は新しいのを取り寄せたい。
いまは家電メーカーのサイトでも、
消耗品を比較的入手しやすくなっているからね。

…ところが、この冷蔵庫のメーカー、
「三洋電機」なのだ。

もちろん、あのSANYOである。
本社ビルから社名ロゴをはぎ取られた「SANYO」だ。

言わずもがな、三洋電機はパナソニック(旧・松下電器)の傘下に入り、
今年になって社業の大部分をパナソニックが吸収してしまった。

三洋電機のHPにアクセスしても、
ロゴは「Panasonic」だし、「もう三洋電機は法人向けしかやってないから、
これからはパナソニックをよろしくね」みたいな感じでしか出てこない。

部品のサポート情報にもこの品番だと消耗品の情報はなく、
パナソニックの消耗品サイトでも当然売られていない。

まあ、電話で問い合わせればいいんだろうけど…。

おそらくパナソニック本体の冷蔵庫なら
すぐ消耗品情報が得られたんだろう、と思うと、
この合併ってなんだったんだろう、と納得いかないものがある。

海外メーカーとの競合に打ち勝つために
三洋電機を吸収したというのは分かるけど、
そのために旧三洋電機のプライドを傷つけるような話もいろいろ出てきていると聞く。

握るように持つ形状が特徴的だった三洋のデジカメは、
パナソニック側から「要らない」と言われたり、
三洋の看板だった「ENELOOP」は鬼っ子扱い。
(サイトは残ったが、パナソニックは「EVOLTA」のみをプッシュしている)

最たるものが、本社ビルの「SANYO」ロゴの取り外しであったはずだ。

社員だけじゃなく、三洋電機の消費者も、このようにオロオロさせられている。

パナソニックは合併に伴うリストラだけに血道を上げるのでなく、
旧三洋が持っていた「資産」を引き継ぐ努力もすべきだ。

その「資産」は人材とか技術とか物的資本だけじゃなく、
「消費者の信用」も含まれていることを、忘れてはいけない。

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