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立川談志死す

今日午後、立川談志が死んだ、という報が駆け巡った。
弟子達はブログやTwitterで「聞いていない」とか「デマだ」と否定したが、
結局、各マスコミがネットで報道しはじめ、
最終的に21日に死去していたことが発表され(読売)、
夜になって子息が記者会見に応じた。(読売

先述通り、弟子は談志の死を今日になって聞かされたようである。
マスコミ発表を「デマだ」と言い張り、
最終的に報道を認めたのが、“談志が認めた最後の真打ち”、
万年前座」でおなじみ立川キウイ

「あのキウイだから何も教えてもらえなかったのだろう」と笑う者がいたが、
実際には志らく談春も教えてもらっていなかったようだ。
弟子たちには談志の死は全く知らされていなかったのだ。

もしかしたら、実はおとといの段階で知っていましたが
言うなと言われていました…という真実があるかもしれないが、
そんなことをする意味はないだろう。

談志の死は各界に衝撃を与えている。
これだけの大人物、もう改めて紹介する必要はないだろう。

個人的には、実はあまり思い入れはない。
落語を聞き始めたのは談志が一線を退いたずっと後の話だし、
テレビの印象は「バンダナひねくれじいさん」でしかない。

談志の噺も、通しでちゃんと聞いたことは、
恥ずかしながら今まで一度もない。

近年は談志の高座がメディアで流されることはないし、
ネット上に動画は腐るほどあるけど、
それこそ「正座して、覚悟して聞く」ことを要求される気がして、ちゃんとは見られなかった。
もう、いいわけにしかなりませんけどね。

ただ「天才・立川談志」というのは大いに伝え聞くところである。
「笑点」の立ち上げとか、「現代落語論」、
政界進出、落語協会分裂騒動、有名人弟子、etc…。
エピソードはいくらでもある人物である。
影響力の強さは、言うまでもない。

いずれ、談志の落語を聞いて落語にハマったという人は多いし、
門下生も優秀な人物ばかりである。
志の輔、志らく、談春、談笑
中には先述のキウイとか、快楽亭ブラックなんていう「珍品」もいた。
これだけでも「談志は宇宙」、という感じがするではないか。

戒名は自分で決めたという。
「立川雲黒斎家元勝手居士」。「うんこくさい家元、勝手」。
死ぬまで人を煙に巻き続けた「天才・立川談志」。

文字通り「談志が死んだ」。
上から読んでも下から読んでも「談志は死んだ」。
もう否定する者は誰もいない。
落語界のターニングポイントがまた一つ刻まれた。

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