« 「怪しいお米 セシウムさん」…それでも食べる? | トップページ | やがて空しき反対闘争 »

シャレにならない「セシウムさん」

東海テレビ「セシウムさん」問題は1日経過。
同社の役員が早速盛岡に派遣され、県庁と農業団体を訪問。
岩手側は紳士的対応ながらも、同社に対し強く抗議を行った。

また、東海テレビは問題の起こった情報番組「ぴーかんテレビ」を休止、
謝罪放送を数分放送。同番組の司会者が、この問題について謝罪した。
その後、夏休みということもあってか、アニメ「トムとジェリー」に差し替えた。
月曜以降の放送は未定という。

個人的にはこんな番組やめたら、と思うが、それで解決になるのかどうか。
いずれ「ぴーかんテレビ」の看板はこれで大きく傷ついた。
そこそこの長寿番組だったらしいが…

岩手の放送局は軒並みこの問題を取り上げたほか、名古屋の他の放送局も報道し、
また東京のメディアも全国ニュースとして報じ始めた。
いよいよ問題は大きくなってきている。

2ちゃんねるやツイッターがこの問題の舞台となったわけだが、
「罵詈雑言」が気になる。

「『汚染された米』ってのは、当たってるじゃないか」
「岐阜でも三重でも米は取れるのに、岩手が『怪しい米』を押っつけてきた」…
ネットは誰でも言いたい放題。これぞ二次被害。

岩手側は「今出回っている米は安心です」と力説しているが、
疑心暗鬼はもはやぬぐえない。
先述の、興味本位でおもしろがる連中が、
悪い言葉をもてあそんで、ますますかき回していく。

「事件」が発生した時点に戻ると、
この「フリップ」を作製したのは50代の外部スタッフだったという。
てっきり、20~30代の若造だと思っていたが、トウの立った人間が考えたものだった。
「大人のジョーク」だったのだろうか。

そしてこのフリップは「リハーサル」のために作ったのだと、東海テレビは説明している。
ということは、本番前のリハーサルで、
「当選者は、怪しいお米、セシウムさん、汚染された米、セシウムさん…
以上の3名で~す!」とか、
実際に口にしていたのだろうか。あの頭を下げたアナウンサーが?
そしてスタジオ中、げらげら笑っていたのだろうか?

それこそ「岩手の米? 怪しいでにゃ~の?」とか言いながら、
ヘラヘラと笑いものにされていたとしたら相当に腹立たしい。

腹立たしいのは、2ちゃんやツイッターで「東海テレビ、謝罪しる!」
「放送免許剥奪だ!」「社長出てこい!」などと、
正義ヅラして書き立てている連中。
ほんとに心底、思ってなくて、面白がってるのが大半だろう。
(全員とは言わない。例の「フジテレビ韓流擦り寄り批判運動」に関連づけて
遊びたい連中が、火に油を注いでいる一面もあるようだし)

パソコンの前で暇つぶししている連中のいいおもちゃにされながら、
「セシウムさん」をきっかけに、岩手の米はどんどんイメージを悪くしていく。

岩手だけじゃない。発生源となっている福島のみならず、
岩手がダメなら、福島と岩手の間にある宮城もそうだし、
隣接する新潟だって「怪しい」と言われかねない。

東海テレビには、広がりのおさまらないこの問題の沈静化に対し、
全精力を傾けてほしい。

震災、津波、放射能、風評、人災…
岩手は一体、何重苦を味わえばよいのだ。

|

« 「怪しいお米 セシウムさん」…それでも食べる? | トップページ | やがて空しき反対闘争 »

「ニュース」カテゴリの記事

岩手県」カテゴリの記事

「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17134/52398760

この記事へのトラックバック一覧です: シャレにならない「セシウムさん」:

« 「怪しいお米 セシウムさん」…それでも食べる? | トップページ | やがて空しき反対闘争 »