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朝から働くエリートが作る服を貧乏人が着る日本

「ユニクロ」のファーストリテイリング、
東京本部での始業時刻を朝7時に。(日経スポニチ
現在より勤務時間帯を2時間繰り上げ、終業時刻は夕方4時となる。

開始は9月から。サマータイムというわけでもないし、節電協力でもない。

同社は理由として「語学・ビジネス知識を学ぶ時間に充ててもらう」としている。
朝7時から勤務させ、夕方からは「ベンキョー」してもらう…

なんだ、もっと働かせたいだけじゃないか。

「してもらう」という表現からして、強制するわけではないと思うが、
無言の圧力がかかるのは自明である。

「世界展開を進める上で必要な人材の育成」のため、と同社はしている。
今後、「TOEICスコアが何点以上でない者は昇給しない」などのシバリを、
社員にかけてくるのだろう。

「楽天」と同じく、ユニクロも社内公用語を英語にするという。
日本の社員を外国にたくさん飛ばしたり、
逆に日本の社内にガイジンをたくさん入れたりして、
国際企業として一皮むけたい、のだろう。

すでに英語ができると言う人は、
夕方からマネジメント手法でも学んでもらって、
将来の出世レースに参加してもらおう。
それがファーストリテイリングのためなのだ。

おそらく、残業延長はほぼ認めず、「帰れったら帰れ! 会長が言ってるだろ!」
となるだろう。ただしその後はほとんど全員が「半強制スキルアップタイム」になり、
事実上、会社に拘束される時間が増えることになる。

4時以降の「名目上の自由時間」を、語学やスキルアップに充てない人間は、
落ちこぼれるか、首でも吊ってもらうよ、という、
柳井会長からの「通告」である。

しかし、夕方からはベンキョーしてもらうといっても、
貴重な就業時刻を削ってベンキョーされても困るので、
朝7時に出勤してもらおうじゃないか、という。こちらは強制である。

柳井会長は「朝7時なら電話もかかってこないし、集中して仕事ができる」
と説明している。

そういう柳井氏もおそらく大体朝7時には出社しているのだろう。
今後は社員も皆、そうしてもらうよ…と。

これはそういう「スパルタエリート教育」の体制づくりである。

それについていける人間だけを残し、ついていけない人間は、
退職願を書いてもらって、切り落とす。
よくケイザイ番組などで言う「筋肉質の企業」を作るため、なのだ。

ムダな脂肪をそぎ落としたエリート集団・ユニクロの衣服を、
エリート競争から外れた貧乏人たちがなけなしのお金で買う。

これが、ユニクロの狙う日本の末路である。
考え過ぎかな、柳井さん。おっと失礼、"Mr. Yanai"。

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