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九州人の「急終」~復興の道遠し

「電撃的」だった。
4日には退任しないとしていた松本龍復興担当大臣が、
5日朝になって、菅総理に辞表を提出したのだ。即受理され、退任と相成った。

即座に行われた会見で「妻と子供に世話になった」
「粗にして野だが卑ではない」「ネバー・レット・ミー・ゴー」
「相変わらず嫌いな与野党」「『チームドラゴン』は無能の私を除いて最強だ」
など、独特の「ドラゴン語録」を残し、内閣を去っていった。(毎日

辞任は4日の夜9時半に決めたという。(毎日
続けると言ったその日の夜だ。
自他共に認める「九州の人間」は、あきらめるのも早かった。
粘り強いとされる東北人とはえらい違いである。
(もちろん、粘り強い九州の人もいっぱいいるとは思いますが)

一連の舌禍を批判するマスコミの追撃も、
どこ吹く風とかわしていた「松本流」は、
急な辞任という形で、極端なダンディズムを貫いてみせた。

4日までは続投の意思を示していたが、
6日から始まる国会の障壁となるのは確実だった。
圧力に負けたのか、自ら身をひいたのか。

しかし、総理の任命責任を問われるのもまた確実となり、
これでいよいよ野党に付けいるスキを与えたことになる。

産経新聞はさっそく石破政調会長の「菅首相こそ退陣を」との言葉を取り上げている。
石破氏でなくとも、野党は形勢逆転に向け、
敵失(とミゾーユーの災害)に乗じての本気モードになっていることだろう。

延命を狙っていたとしか思えない菅総理も、命脈つきたか。
菅を倒すのは谷垣でも小沢でもなく「龍」だった…ということになるのか。
カンリュウ退陣。「還流」か、それとも「寒流」か。

もともと松本氏、菅総理とは相性がよくなかったという。

マスコミの前で不遜な態度を取ることで、菅総理と「差し違えたかったのでは」
とうがった見方をする向きもあるが、それもどうだろうか。
菅氏をやめさせたいなら、そんな凝った方法をやらなくとも、
もっと上手いやり方はいくらでもあるはずなのだ。

「村井知事の巌流島作戦」説も浮上している。
宮本武蔵のごとく後からのっそりやってきて、
佐々木小次郎=松本氏をわざと怒らせて、失脚を狙う…
うーん、それも考えすぎだろう。

松本大臣から「あいつは俺の弟みたいなもんだ」と「認定」されていた、
宮古市の山本市長は「長く見れば本当のよさが分かる人物」と
退任を惜しんでいる(テレビ岩手)。

そりゃ、大臣と密に接する被災地首長であれば長い目でみることもできよう。
その上「俺の弟」とかわいがられていたのだから。
しかし、被災者・避難民はそこまで濃密な関係にはなれない。

大臣就任前はもっと穏和だったはずなのに…という人物評もあるが、
例の「恫喝」「オフレコ」で人物像を作り上げているのではないか、という見立てもある。
真実は分からないが。

復興担当大臣の後任には、岩手出身の平野達男副大臣の昇格が決まった。
願わくば長く務めて欲しいけれど、おそらくそれは難しいだろう。

いずれ、松本氏については今朝の段階までいろいろ書き連ねていたのだが、
全部無駄になってしまった。口惜しいのでいちおうアップはするが。

当方のブログなどはどうでもよいのだが、
それにしてもなんだか、いろいろなものを水泡に帰すような人だった。
復興もこれで水の泡に…とならなければよいのだが。

すべてわざとやったとしか思えない。
「九州の人間やけん、東北のことは知らん」ということではないことを祈りたい。

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