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退職という道

釜石市幹部職員、震災後に退職相次ぐ。(IBC岩手放送

震災発生後、50代後半の部長級3人、課長級2人が「体調」「個人都合」で退職したとい
う。
なんと無責任な、と言うほうは簡単であるが、
彼らの背負った重責たるや相当なものであっただろう。

しかも彼ら自身も被災者なのだ。
守るべき家族もいるのに、まず他人のために身を粉にしないといけないという立場。
少し気を抜いただけで突き上げを喰う。

退職した職員は、「市民生活部長」「建設部長」「教育委員会次長」
「地域福祉課長」「建設部主幹」…どれもこれも、
地震や津波で相当な責務を背負わされそうな肩書きである。

釜石市内の被害たるや相当なものである。
「新日鐵」工場が町のど真ん中に今も立地する「鉄の町」として知られ、
岩手県では盛岡に次ぐ栄華を放った時代もあった。

その町が破壊されてしまったわけであるから、
「建設」などの部署への重圧は相当なものだろうし、
「地域福祉」など、推して知るべし。
50代後半ともなれば肉体的にも苦痛は耐え難い。

「それを耐えるのが、パブリックサーヴァントだろう」
だからぁ、それを言うのは、簡単だっての。
町がグッチャグチャになってもサーヴァントを続けるのは、大変だよ。
若いうちならまだいろいろ耐えられることもあるだろうが、
人生後半戦で、それはキツい。

それなのに、被災地の市長、町長、村長などといったら
そりゃあ、大変を通り越している。
家が流されたり、家族が行方不明になっても、
辞めるわけにもいかないのだ。
まあ、サーヴァントというよりは「政治家」という立場でもあるけど。

破壊された町のために日々努力する職員には感謝の言葉をかけてもかけたりないが、
辞める人を安易にそしるのもどうかと思う。
人智を越えた災害の前では、どんな嫌みも空しいだけだ。

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