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何をしょげているんだ

東日本大震災以後、日本に蔓延する悲観論が鬱陶しくてしかたない。
東京の連中は、原発怖い、放射能はイヤだ、そればっかりだ。
そんなに日本がイヤなら、外国にでも逃げたらいいじゃないか。

アメリカ人とかはバカだから、日本産の材料を使ってないのに、
日本食レストランが閑古鳥らしいけど。

こっちはね、週末に見に行ってきましたよ。

04a

ネットでくすねた写真じゃありませんからね。

もう、セシウムだの半減期だの、
おびえているどころじゃないんです。
町が壊滅しちゃったんだよ。

04b

30年後が怖い、とか言っている場合じゃない。
少し前まであった平和が乱されたのです。

町があったであろう場所はもう、めちゃめちゃ。

「瓦礫の山」とよく言われるが、
むしろ木材の切れ端とか砂が一面に広がっている。
「戦争後」と例えられるけれど本当だ、と思った。
あたりは海水の匂いと、火災の焦げた匂いが漂っている。

家があったであろう場所で物を探している人たちをみかけた。
ただ、ほとんど流されてしまって見つけられないようだった。
そりゃそうだろう。
そこにはなかったはずの家屋が流されてきていたりするのだから。

こんな風景を見て、惨憺たる気持ちにさせられる…
と思うだろう。しかし、そうならないのだ。

喪失感はあるが、無力感はない。
あとは「取り戻すしかない」からだ。

まあ、被害の少なかった盛岡に住んでいるから
そんなお気楽なことが言えるのかもしれない。

大切な家族、大事な想い出が海に流されていった人の気持ちは
そんなものではないことは、想像に難くない。

ただ、自分が電話で話をする限りでは、
被災した人たちは総じて前向きである。
なにしろ、「ワタシ、家が流されちゃいましてね~」なのだ。

すべてを失ったら、前向きになるしかない。
しょげているヒマは、ないのである。

それなのに、東京は、「放射能が怖い」ことしか、
頭にない連中のなんと多いことか…。

日本は、他人そっちのけでウジウジ悩む人間たちを頂にして、
今後世界と闘っていかねばならないのか?
一面に広がる木の切れっぱしと泥の山よりも、惨憺たる思いがする。

そりゃ原発の後処理も大事だけど、
津波の被災地の後処理は、もうどうでもいいんですかい?

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