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不謹慎病

とにかく何でも「不謹慎」と言わないと気が済まないのか。(Livedoor/日刊ゲンダイ

震災後、自粛していたCM放映を復活したスポンサーにクレームが殺到…という。
そのクレームを受けた企業の名は書かれていないので
まゆにつば、ではあるが。(ゲンダイだし)

いずれ、「震災前」の行動に戻そうとする人に、
あれこれ注意する向きが多いようである。

確かに、震災からまだ2週間強しか経過していない。

「まだそんな気分になれない」
「被災した人の気持ちになってみろ」…。

では、日本から被災者が一人たりともいなくなるまで、
北海道から沖縄まで、日本国民全員が、
沈痛な面持ちで暮らせというのか? それは違うだろう。

なにしろ「東日本大震災」だ。
西日本には、直接の被害はない。

関西では震災の経験から、身につまされる人も多いようだが、
いずれ、今回は直接の被害は幸いなかった。

遠く離れた沖縄では津波警報にドッキリしたくらいで、
あとは普通に青い海、青い空が広がっている。
気温は20度を超え、放射能の数値もゼロのままである。
被災地の気持ちになれ、というのは無理な話ではないか。

何も「震災を完全に忘れてもいい」と言っているのではない。
なんでも「不謹慎」で黙らせようとする動きには首をかしげる、ということだ。
このまま経済をストップさせたら、いよいよ日本は没落する。

不謹慎だ、と騒いでいる人々は、
おそらくほとんどが当事者じゃないはず。
攻撃できる場所を見つけて憂さを晴らしたい「クレーマーまがい」だろう。

津波の被災地はいまだに瓦礫の山である。
また、福島の原発は、一進一退で予断を許さない状況で、
水道水や大気汚染など、心配すべき事項も山ほどある。
しかしこれに負けるわけにはいかないのだ。

日本国民全員でしょんぼりしていても、しょうがない。
事態を解決させるためには動かないといけないし、
そのためには「経済」がどうしても必要になる。

実際、大船渡の知人と、この間ようやく携帯電話がつながったのだが、
「家が流されたし、食べ物もないけど、元気でがんばるよ!」と言っていた。
現地はそんなに、悲愴感にあふれてはいないのだろうと思う。
前を向かなきゃ、やってられないのだ。

被災した地域・人々の元気を取り戻さねばならないのに、
日本全体から元気を奪っては、復興もままならないではないか。

「不謹慎」という言葉は軽々しく使うものじゃない。それこそ不謹慎だ。

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